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インフラストラクチャ

【2024 年度版】クラウド・インフラ最新動向 〜 マルチクラウド、VMware 対応、セキュリティ対策など、企業のクラウド戦略に迫る

2024年10月8日
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Google Cloud Japan Team

Google Cloud Japan は、日本企業インフラの現状把握・分析を目的として、Google Cloud Japan が主催、協賛した各種イベントなどに参加したことがある企業ユーザーを対象に、2024 年 8 月 1 日から 8 月 15 日にかけてクラウドインフラに関する最新動向調査を実施しました。その結果をまとめた「2024 年度版 クラウド・インフラ最新動向」を発行しました。このレポートでは、企業のクラウド活用状況や最新技術のトレンド、今後のインフラ構築における課題に加え、Google Cloud が提供する支援についても詳しく解説しています。

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大転換期を勝ち抜く:企業の持続的な成長のために

2023 〜 24 年、世界はコロナ禍に匹敵するほどの大きな変化に直面しています。生成 AI の爆発的な進化、基幹インフラをになう企業買収劇... これらの出来事は、従来のビジネスモデルや戦略では対応しきれない、新たな課題をもたらしています。企業が未来を切りひらき、持続的な成長を遂げるためには、抜本的な変革が求められています。

1. 生成 AI の衝撃

Gemini をはじめとする生成 AI は目覚ましい発展を遂げ、あらゆる業界に影響を与えています。顧客対応の自動化、コンテンツ制作、創薬プロセスの時間短縮やコスト削減への貢献など、その可能性は無限に広がっています。しかし、ビジネス活用には、データ整備、AI アプリケーションの開発、セキュリティ対策など、課題も山積しています。

AI の力を最大限に活かすためには、アプリケーション戦略が不可欠です。アジャイル開発のような柔軟な開発体制を構築し、AI を組み込んだアプリケーションを迅速に開発・改善していく必要があり、その実現には内製開発の強化が有効な手段となりえます。

2. VMware 買収の波紋

Broadcom による VMware の買収は、多くの企業にとって IT インフラ戦略を見直す大きなきっかけとなっています。サポート体制はどうなるのか?ライセンスコストはどうなるのか?継続して利用するにはどうすればいいか?企業は、これらの不安要素を解消し、安定した IT 基盤を確保しなければなりません。クラウドへの移行、ハイブリッドクラウドやマルチクラウド化など、持続可能なインフラ戦略を検討する必要があるでしょう。また、今後の変化に柔軟に対応できるよう、IT 部門の体制強化も重要となります。

日本企業のクラウド・インフラ最新動向と課題

日本企業の最新クラウド・インフラ活用状況について、今回のアンケート調査によると、以下の点が挙げられます。

  • クラウドへの移行が進展: 企業の IT インフラにおいてクラウドが主流となっており、65% の企業が主要なワークロードをクラウドで運用しています。
  • マルチクラウドの普及: 既に 37.4 % の企業がマルチクラウド戦略を採用し、47.1 % の企業が今後のインフラ戦略としてマルチクラウドを検討しています。
  • オンプレミスで稼働する VMware 環境: 27.9 % のユーザーが VMware を利用しており、そのうち 78 % の利用者がオンプレミスで稼働していると回答しています。
  • 内製開発の重要性の高まり: 現在のシステム開発体制と今後の展望、意向を比較すると、「内製開発重視」、「内製開発と外部委託を同程度にしていく」と回答した企業が、それぞれ 5.7 %、4.1 % 増加したのに対し、「外部委託を重視する」という企業は 11.4 %減少しました。
  • クラウドでのデータベース活用: 43.5 % の企業が主要なデータベースをオンプレミスで利用しています。ただ、クラウドで提供されているデータベースについても利用の検討が進んでおり今後の伸びが期待されています。
  • サーバーレスの活用が広がる: 現在利用中のユーザー(「全面的に本番環境で利用」「一部の本番環境で利用」「開発環境で利用」)が合わせて 45.9 %、また「今後の利用を検討中」が 21.9 % となり、合計 67.8 %を占め、サーバーレスの利用が進んでいることがわかりました。
  • クラウド人材の不足: クラウド人材育成の取り組みとして「トレーニング プログラム、学習支援の提供」が 37.5 %、「社内勉強会」が 33.1 %、また「認定資格取得支援」に 30.1 % と複数の取り組みを進めていることがわかったが、39.8 %のユーザーが「特になし」と回答しており、企業はクラウド人材の確保と育成が急務となっています。

Google Cloudによる企業のクラウド導入支援

Google Cloudは、企業のクラウド導入を多岐にわたって支援しています。

  • 企業のクラウド導入を支援する専門的なプログラムを提供しています。 これらのプログラムには、クラウド導入の技術的な側面を支援する「Tech Acceleration Program (TAP) 」や、クラウド導入に伴う組織や文化の変化を支援する「Platform Engineering Jumpstart」などがあります。
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  • 企業のクラウド導入を支援するパートナー企業と協力しています。 これらのパートナー企業は、クラウド導入の計画から実装、運用までを総合的に支援します。
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これらの取り組みを通じて、Google Cloud は企業のクラウド導入成功を包括的に支援します。

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