信頼性の高いコンプライアンス: Assured Workloads Support の概要
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2021 年 2 月 4 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
規制の多い業界の組織がモダナイズしてクラウド テクノロジーを採用する場合、機密性の高いワークロードのセキュリティとプライバシーを確保し、規制を遵守できるかどうかが、クラウド プロバイダを選択するうえで欠かせない要素となります。規制対象のお客様には、データの局所性や顧客データへの担当者のアクセスに関して特定のコンプライアンス要件があります。特に米国では、これらは国防総省の IL4、FBI の刑事司法情報サービス部門(CJIS)、米国連邦政府によるリスクおよび認証管理プログラム(Federal Risk and Authorization Management Program: FedRAMP)の要件によって義務付けられています。
昨年、Assured Workloads をリリースしました(現在はプレビュー版の追加機能とともに一般提供されています)。Assured Workloads を利用すると、Google Cloud のお客様は、米国のデータ ロケーションと米国内担当者のサポート制御が適用される、制御された環境を簡単かつ迅速に作成できます。規制対象のお客様や、そのお客様とやり取りする組織は、このプロダクトを使用して次の方法でコンプライアンスへの取り組みを支援できます。
機密性の高いワークロードを米国内にのみ保存することを選択する。
地理的なアクセス位置(現在は米国のみ)、身元調査、「米国内の担当者」のステータスについて条件を満たす Google 担当者のみがワークロードをサポートできるようにする。
こうしたコンプライアンス規制は組織に重大な影響を与えるため、お客様のビジネスを保護することが Google にとって重要です。そこで本日は、Google Cloud の Assured Workloads Support をご紹介いたします。現在、このサービスはプレミアム サポートのお客様に一般提供(GA)されています。Assured Workloads Support はプレミアム サポートのお客様向けの付加価値サービスであり、米国内の担当者から米国で年中無休 24 時間対応のプレミアム サポートを受けることができます。また、お客様はプレミアム サポートの主なメリットをすべてご利用いただけます。これには、P1 のケースを対象とする 15 分以内の回答、ビジネス システム情報にアクセスして問題を解決する Google 技術ソリューション エンジニアによるカスタマー アウェア サポートのほか、専任のテクニカル アカウント マネージャー(徹底した運用、プラットフォームの健全性、アーキテクチャの安定性を支援する、信頼できるテクニカル アドバイザー)による直接サポートなどが含まれます。
今年後半には、米国以外のリージョンにも Assured Workloads Support を拡大する予定です。
Google Cloud の Assured Workloads Support は 2021 年 1 月 19 日から購入可能です。Assured Workloads Support は、Assured Workloads プレミアム サブスクリプションとプレミアム サポートを購入したお客様にご利用いただけます。詳しくは、Google Cloud の営業担当者にお問い合わせください。
-Cloud サポート担当バイス プレジデント Atul Nanda