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Google Cloud

Google M&A リードが、より多様な Cloud エコシステムの構築をサポートしている方法

2022年7月20日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 7 月 15 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

編集者注: Wayne Kimball, Jr. は、Google Cloud の合併・買収事業の代表者です。さらに、これまで開発が進んでいない、多様な創設者によるビジネスの成長を促すための企業開発イニシアチブ、Black+TechAmplify の設立者でもあります。どちらのケースも、人々の共感力を高め、より大きな価値を生み出す過程に関わると語っています。

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他社から Google に戻ってきた Google 社員として、ご自身のキャリアをどのように捉えていますか?

多くの刺激、やるべき仕事、見返りを得られる、楽しい旅のようです。私は米国最大の HBCU(伝統的黒人大学)であるノースカロライナ A&T 州立大学でエンジニアリングを学びました。大学では生徒会会長を務めていたのですが、その目標の一つは、大学を説得して Gmail に移行し、学生たちのテクノロジー体験を充実させることでした。友達の友達の協力で Google に連絡を取ったところ、担当者がキャンパスまで出向いて管理者と今後について話をして、学生たちとミーティングをしてくれました。最終的に大学は Gmail を採用しました。それから間もなく私は Google から雇用のオファーを受け、ノースカロライナ A&T の卒業生として初めて Google に就職しました。

PeopleOps のローテーショナル要員としてテクノロジー運用を始めましたが、すぐにセールスをやってみたいと思うようになりました。人々、テクノロジー、ビジネスのダイナミックな活動を見るのが好きなためです。やがて Google を退職してビジネス スクールに通い、数社で戦略と M&A の仕事に携わってから Google に再就職し、Cloud で同様の業務を行っています。


M&A に惹かれた理由は何ですか?

セールスの仕事を通じて、有機的な成長について学ぶことができました。M&A が刺激的なのは、無機的な買収を通じて企業の価値を高める仕事だからです。多様な視点を特定して結合し、最終的にはより有機的かつシームレスに機能できるようにすることは、とてもやりがいがあります。常に顧客第一主義で仕事を始める必要がありますが、これはさまざまな意味を持ちます。買収において、まず Google Cloud が適切な買収を行う必要のある顧客であり、Google が買収する企業も Google の一部として順応する必要がある顧客です。

私はいつも「変化は、人々に対してではなく、人々とともに起きるべき」と言っています。


Black+TechAmplify は情熱を注いでいるプロジェクトですか、それとも Cloud での仕事の延長でしょうか?

どちらも当てはまります。Black+TechAmplify をサポートする Google 社員は現在 10 人ほどいますが、このプロジェクトは、私が「Google が買収した企業のうち、黒人や女性が経営する企業は何社だろうか?」という疑問を投げかけたところから始まりました。それほど多くはなかったのです。それから、黒人が経営するテクノロジー系スタートアップ企業の特定を開始し、リソースと露出を増やしました。これには Google と提携してともに成長する方法も含まれます。2 社を買収した後、これらの企業は追加で 2,000 万ドルの資金提供を得ることができました。これは、その他の過小評価されているグループに属する創設者にも拡大できるモデルであると感じています。

また、Google for Startups と緊密に提携してスタートアップの申請者のレビューと選考に協力し、プログラムにおける黒人とラテンアメリカ系の創設者のためのアドバイザーを務めています。Google だけでなく、多くの他企業が、こうした活動を主導しているのを見ることは励みにもなります。


Cloud での仕事と共通するテーマはありますか?

あらゆる場所にいる顧客の価値獲得を加速させることで、Google Cloud の成長速度も高めることに重点を置いているという点が共通していると思います。どのような場合でも、価値獲得を加速するには人々に気を配り、適切な対応をする必要があります。そうすれば、利益は後からついてきます。


- Google Cloud のコンテンツおよび編集担当編集長
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