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みんな集まれ!Maps コーナー:Google Maps API のよくある質問集

2017年7月28日
Google Cloud Japan Team

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本日のテーマ:Google Maps API のよくある質問集
概要:Google Maps API についてよく聞かれる質問にお答えします。

ひーちゃんみなさん、まっぷす先生の後明です。久々の登場です。夏本番となりましたね。さて、6 月 14 日と 15 日、Google Cloud Next Tokyo というイベントにおいて、「地図を表示させるだけではない、Google Maps API の知られざる底力」というテーマで講演を行いました。Google マップの発展の歴史をふりかえるとともに、Google Cloud Platform を活用した「ロケーションインテリジェンス」に向けた取り組みも紹介させていただきました。当日は、立ち見も含めて大勢の方にご来場いただき、Google Maps API に関してするどい質問をたくさんいただきました。そこで、今回は「Google Maps API のよくある質問集 」をテーマにお届けします。

Google Maps API ってどんな機能を提供するのですか?

ひーちゃんGoogle マップは普段から使っていて良く知っているけれど、Google Maps API が何をするものなのかをあまりご存知ではないお客様から聞かれる質問です。マルさん、この質問に対する答えはいかがでしょうか?

マルさん:Google Maps API は地図をカスタマイズするためのさまざまな機能を提供する API 群です。「群」という表現の通り、複数の API から構成されていて、全部で 17 種類あります。複数地点間の最適ルートを見つける API、施設や有名スポットの情報を検索する API 、標高を求める API、地下や屋内のように GPS が使えない場所でも位置情報を検出する API などです。個々の API の紹介は「みんな集まれ!Maps コーナー:Google Maps API とは?」にまとめているので、ご覧ください。

ひーちゃん:「利用料金はかかりますか?」これも良くいただく質問ですね。

マルさん:Google Maps API には大きく分けると 2 種類の料金プランがあります。「標準プラン」と「プレミアムプラン」です。標準プランは基本的には無償で利用でき、予め定められた使用上限を超過した場合のみ課金されます。プレミアムプランは有料ウェブサイト、社内向けウェブサイト、動態管理(アセットトラッキング)アプリなどでの利用を対象としており、技術サポートや SLA(サービスレベルアグリーメント)を提供します。なお、動画シリーズ「Google Maps API についてお答えします- 第1回 Google Maps API とは?」で、これらのプランの違いを詳しく説明しています。

[まっぷす先生 紹介]

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まっぷす先生マルさんこと 丸山 智康 は、Geospatial Solution Architect として Google Maps APIs を活用した企業向けソリューションの構築を支援する傍ら、ブログや YouTube 動画を通じて技術情報をわかりやすく解説する「まっぷす先生」として活動しています。

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まっぷす先生ひーちゃんこと、Google Maps Sales Account Manager 後明 寿枝 のミッションは「ビジネス分野において位置情報にまつわる情報を整理して、人々がアクセスできて使えるようにすること」。お客様のご利用イメージがより具体的になるようなヒントをデモを交えてご紹介しています

ここでも使われている Google Maps API

ひーちゃんGoogle Maps API がビジネスでどのように利用されているかという質問も良くいただきますね。ビジネス活用事例はどこを見ると良いでしょうか?

マルさん:Google Maps API のビジネス活用事例は、導入事例サイトをご覧ください。Google Maps API の導入の背景や目的、ソリューションの概要、どの API を利用しているか、導入効果などが簡潔にまとめられています。国内のみならず海外の先進事例もご覧いただけます。また、Google Cloud Japan 公式ブログ では、国内事例を中心に詳しく紹介しています。

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導入事例サイト

ひーちゃん業種やソリューション別で絞り込んで見ることができるんですね。ところで、「Google Maps API の使い方に踏み込んだ解説が欲しい」という質問も時々いただきますが、いかがでしょうか?

マルさん:Google Maps API の使い方まで踏み込んだ解説となりますと、動画シリーズ「Google Maps API についてお答えします」がおすすめです。第 3 回と第 4 回では、店舗検索という利用例をテーマにして、どの API が使われているかを解説しています。利用者の現在位置に基づいて周辺の店舗を探したり、最寄り駅から指定した店舗までの移動経路を求めるために Google Maps API がどのように使われているかを知ることができます。

さらに、同シリーズの第 5 回では、タクシーの配車サービスをサポートするモバイルアプリケーションを取り上げています。このアプリでは、利用者の近くにいる車を検索し表示したり、複数のお客様からの配車リクエストから待ち時間などを加味して効率よく配車するために、Google Places API、Google Maps Distance Matrix API 、Google Maps Directions API を利用しており、その仕組みを解説しています。

ひーちゃん:なるほど。それぞれの API がどのように使われているかがわかりやすく紹介されているわけですね。

裏技ならぬこんな使い方もできる Google Maps API

ひーちゃんタクシーの配車サービスのようにリアルタイムで位置情報を活用する事例が最近増えていますよね。「人の位置や移動状況をリアルタイムで把握したい場合はどうすれば良いですか?」こういった質問もいただきます。

マルさん:スマートフォンのようなモバイル端末から位置情報を把握することになりますね。ただし、屋内であったり高層ビルの何階にいるのかといったことを検出したい場合、GPS が使えないとか、GPS の情報だけでは正確な位置を把握できないことがあります。Geolocation API は、携帯電話の基地局や WiFi ノードの情報に基づいて端末の位置を推定する機能を提供します。動画シリーズ「教えて Google Maps API(中級編)」の第 1 回でこの Geolocation API を解説しています。

なお、この動画シリーズでは、この他に Places API、Directions API、Distance Matrix API、Roads API の特徴や使い方を解説しています。道路の渋滞予測情報を利用して最適なルート検索をしたい、移動距離を正確に把握したい方は必見です。

ひーちゃん:開発者の方から「Google Maps API を使う上で注意すべき点があれば教えてください。」という質問も良くいただきますね

マルさん:Google Maps API の技術情報は、developers.google.com/maps に集約されています。各 API のリファレンス、サンプル、チュートリアルなどがまとまっています。サンプルは、ソースコードも提供されています。たとえば、地図の上に Google マップのデータレイヤを使って、マーカやポリゴン等をオーバーレイ表示したり、住所や検索語句のオートコンプリートといった機能など、実際にどのような動きをするかを容易に試すことができます。実際にアプリやサービスを開発される場合は、これらの技術情報が大変参考になると思います。

もう少し踏み込んだ実践的なテクニックは、動画シリーズの第 6 回で、Google Maps JavaScript API を利用する際の 3 つのテクニックとして紹介しています。地図上の日本語表記の設定方法、標準の基本マップの表示方法をカスタマイズする方法、さらに、Google Maps API の設定情報を確認する方法です。

裏技ならぬこんな使い方もできる Google Maps API

ひーちゃんちょっとこれまでの流れとは違うのですが、「Google マップに表示される電話番号が間違っていることがあります。どうすれば変更できますか?」こういった質問もいただきますね。

マルさん:電話番号に限らず Google マップに表示される場所の情報を編集する場合、Google マイビジネスをご利用ください。Google マップ以外にも Google が提供するさまざまなサービスでビジネスや組織などの情報を表示し、管理するため無料ツールです。ウェブサイト、営業時間、あるいは住所やマーカーの位置が違っている場合、こちらの手順に従って修正内容を申請してください。

ひーちゃん:マルさん、ありがとうございます。さて、先日、Google Cloud Next Tokyo のセッション動画を公開しました。Google Maps API に関連するセッションは以下の 2 つとなります。こちらもぜひご覧ください。

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