Google Cloud Platform

App Engine 向けの新 Eclipse プラグインで IDE サポートを拡充

Java デベロッパーの間で最も利用されている IDE の 1 つである Eclipse を、 Google Cloud Platform(GCP)向けに拡張するプラグイン、Cloud Tools for Eclipse のベータ版を公開しました。App Engine standard environment を対象として、アプリケーションの作成、Eclipse Web Tools Platform ツールを利用した IDE 内でのアプリケーションの実行とデバッグ、プロダクションへのデプロイなどの機能をサポートしています。

この新しいプラグインと、2009 年にリリースされた Google Plugin for Eclipse が、どのような関係にあるのか気になる方もいるかもしれません。

古いプラグインは、GCP に限らずもっと広い範囲のテクノロジーを対象にしていて、さらに、Eclipse Web Tools Platform と Maven に対するサポートも完全なものではありませんでした。そうしたことからも、 Cloud Tools for Eclipse では、今後よりクラウド関連のツールを構築することに投資していきます。

Cloud Tools for Eclipse は Eclipse 4.5(Mars)と Eclipse 4.6(Neon)で、Eclipse Update Manager からインストールできます。ソース コードは GitHub で公開しているので、コントリビューションや問題の報告をお寄せください。

まずは Cloud Tools for Eclipse プラグインをインストールします。プラグインが正しくインストールされたことを確認するには、Eclipse を起動してウィンドウの右下を見てください。正しくインストールされていれば Google の “G” アイコンが表示されているはずです。このアイコンをクリックすると、Google アカウントにログインできます。

ここでは、Maven を使った App Engine standard environment のシンプルな “Hello World” アプリケーションを作成してデプロイする方法を説明します。

最初に、新しい App Engine プロジェクトを Cloud Console で作成します(GCP を初めて利用するなら、無料トライアルへのサインアップをお勧めします)。カードが表示されたら、Create a project をクリックします。

SX1pAN-_e5O1oMGnWz5VQodxWHXajoH9m3ORjPBYOEB7IMXBdUUtdWP0ANvn-6fFU8UvbMiV-NFqt_Yh5syGVnBa3jzfkDsLFuoDsmnTkNERFkvl1niyEOxyxo5tY6FvjEgOYQRQprdy.PNG

その後、下に示すカードが表示されるはずです。

IfTEhjPgVjpgdMFHP_DztPf_G7_LQZwyD9FWAT_TV3Ey4Ccj7wRG5i9WBjSsS-TkicQqx0qIeX16lbyL3L_P0wblcMVnsbosZzQwBzLlzbsRisUq7z3i8h8H4U_1z865SzpH3TReul1e.PNG

すべての GCP プロジェクトには固有のプロジェクト ID が割り当てられます。後のステップで必要になるので、左側のナビゲーションで Home をクリックし、下図のように表示されているプロジェクト ID をコピーしておいてください。

jUvTsYinTGv08zGBzEMPx-4jwOD_9mFWz2ftN10UkO364V_KBdsvUtxsvSifgXAhY66B4FAvyNer2RYSDXiX0OyTwMsNHl8vyVyxSX15qC9rNd4Si0eKM9S0s1ARLIlaW68CX_2Etd2g.PNG

App Engine プロジェクトが作成され、これでシンプルな Hello World アプリケーションをデプロイする準備が整いました。Eclipse を起動し、File > New > Project の順にクリックし、表示されたプロジェクト ウィザードで “Maven-based Google” とフィルターに入力し、次の図のように項目を選択します。

EAZmzS4s_nNuIDxjaCSgO_jpIzY4_aIsk8C0Oak-c0kWinIelJryTOIwlQza1AGOY4gx-DH2W26W8HynZ2coyw-E_Y5aX0XhtOMa1zW3yonV_W8N5cehaKjIbDbJWTRk2L25RO812mea.PNG

Maven Group ID と Artifact ID を入力し、Next をクリックします。

Tk6sxKTkO3x9Ya6J6hXQLEfAeT9fEbJkRGLjRnGBnTANJ4NEqjhpmIiAS5BLYPdtyBucTRyOd6YrKBE61BeEwu_zjfd3ZIdtVO7HjrEMlD4de1bHvPRKdNOUTRjaLl2EcdBtf8blqpqv.PNG

次のページで Hello World テンプレートを選択し、Finish をクリックします。

6jsYNUrnYUapZ0z2xPL5LaiOqDKFoIjJD0y4anbMk20qBltmCG5wbo9ddmLsBOAWYMi-HlXF8zC-QvvnkwINFsJxJfVADcVsIjESSvMeT_Y8IO6MXs7llOqlbBp3acKGYK29W_Qtd2ci.PNG
eclipse-plugin-9.png
続いて、プロジェクト エクスプローラでプロジェクトを右クリックし、Run As > App Engine の順に選択します。

すぐにローカル ホスト上でアプリケーションが起動し、Eclipse のコンソールには、URL がハイパーリンクとして表示されます。

ローカルで動作することを確認できたので、今度はクラウドにデプロイします。Eclipse のプロジェクト エクスプローラでアプリケーションを右クリックし、Deploy to App Engine Standard を選択します。まだログインしていなければ選択できるアカウントがありません。次のようにダイアログの Account ドロップダウンをクリックすると、Web ブラウザが起動するので、そこで GCP アカウントとプラグインをリンクさせます。

12212.png

ログインしたら、前のステップでコピーしたプロジェクト ID を入力し、他の項目はそのままにしておきます。

21271969.png

Deploy をクリックすると、完成したプロジェクトを App Engine にアップロードします。Eclipse のコンソールにはアップロードの経過が表示されていき、デプロイが完了するとアプリケーションの URL が Eclipse コンソールに表示されます。これで作業は完了です!

アプリケーションのステータスは Cloud Console の App Engine のメニューから Instances をクリックすると確認できます。

Cloud Tools for Eclipse には今後も GCP サービスのサポートを追加していく予定です。その内容は、IDE のアップデート通知でお知らせします。また、特定の機能のリクエストがあれば、GitHub の Issue Tracker に登録してください。

GCP で Java を使うために詳しい情報が必要なら、GCP の Java デベロッパー ポータルを参照してください。Java アプリケーションを実行するために必要な情報がすべてまとめられています。

充実したコーディング ライフを!

P.S. IntelliJ ユーザーは、Cloud Tools for IntelliJ に関するこちらの投稿をご覧ください。

* この投稿は米国時間 1 月 27 日、Product Manager である Amir Rouzrokh によって投稿されたもの(投稿はこちら)の抄訳です。

- By Amir Rouzrokh, Product Manager