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データ分析

BigQuery を使用して Google 検索データからより多くの分析情報を引き出す

2023年6月5日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 5 月 27 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

デジタル マーケティング担当者やアナリストの多くが、BigQuery を使用して、Google アナリティクスや Google 広告などのマーケティング データソースを統合し、マーケティング キャンペーンやウェブサイトに関する分析情報を取得しています。この組み合わせに Google 検索データを追加する新しいタイプの接続について、詳しく見ていきましょう。

今年初め、Google は、Search Console の新機能として一括データ エクスポート機能を発表しました。これは、BigQuery を介してより多くの Google 検索データをエクスポートできるものです。この機能を使用すると、BigQuery を使用して複雑なクエリを実行したり、カスタム レポートを作成したりして、検索トラフィックをより詳細に分析できます。

エクスポートを作成するには、Google Cloud コンソールと Search Console の両方でタスクを実行する必要があります。詳細な手順については、Search Console ヘルプセンターや、以下のチュートリアル動画をご覧ください。

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検索パフォーマンス データの概要

BigQuery にエクスポートされるパフォーマンス データには、検索トラフィックが時間の経過とともにどのように変化するかを示す 3 つの指標があります。

  • クリック数: ユーザーが Google 検索の検索結果をクリックしてプロパティに移動した回数。

  • 表示回数: ユーザーが Google 検索の検索結果でプロパティを表示した回数。

  • 掲載順位: URL やクエリ、またはウェブサイト全般の検索結果における平均的な掲載順位。

これらの指標は、それぞれ異なる項目で分析できます。クエリ、ページ、国、デバイス、検索での見え方など、ウェブサイトにトラフィックを誘導する要因となった各項目のパフォーマンスを確認できます。

データスキーマの詳細については、Search Console ヘルプセンターのテーブル ガイドラインやリファレンスをご覧ください。  

BigQuery でのデータのクエリ

データのクエリを開始するために何をすべきかわからない場合は、ヘルプセンターで公開されているクエリ ガイドラインやサンプル クエリをご参照ください。これらを利用することで、クエリを簡単に開始できます。以下に、過去 2 週間における米国のモバイルウェブ クエリの例を挙げます。

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一括データ エクスポートのメリット

Search Console のデータを BigQuery にエクスポートすると、以下のようなメリットがあります。

  • Google 検索トラフィックをより詳細に分析。大規模なウェブサイトをお持ちの場合、このソリューションを利用すると、他のデータ エクスポート ソリューションよりも多くのクエリとページが提供されます。

  • 複雑なクエリを実行してカスタム レポートを作成。Search Console インターフェースは簡単な分析を行うことを可能にし、高速化と平均的なユーザーのために最適化されています。BigQuery を使用することで、データ処理と可視化において多くの可能性が広がります。

  • データを永久に保存。Search Console のデータ保存期間は最大 16 か月ですが、BigQuery を使用すれば、組織がデータを必要とする限り保存しておくことができます。デフォルトでは、データは BigQuery データセットに永久に保存されることにご注意ください。ストレージ コストを抑えたい場合は、デフォルトのパーティション有効期限を変更できます。

  • ML モデルを作成して実行。大規模なデータセットで ML を行うには、高度なプログラミングとフレームワークの知識が必要です。BigQuery ML を使用すると、シンプルな SQL で開発能力と速度を向上させることができます。

  • 既存のデータ セキュリティ ルールを適用。BigQuery のデータ セキュリティ機能とガバナンス機能を使用している場合、それらを BigQuery 上の検索データにも拡張できます。このため、プロダクトごとに個別のルールを用意する必要はありません。

このソリューションによって、お客様がより効果的かつスケーラブルな方法で検索データを保存、分析、可視化できるようになることを願っています。BigQuery で Search Console のエクスポート機能を試すには、請求先アカウントが必要です。無料トライアルに登録して請求先アカウントを追加すると、Search Console データの分析を開始できます。


- Search Relations、アドボケイト Daniel Waisberg
- Search Console、ソフトウェア エンジニア Gaal Yahas

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