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コンピューティング

スケジュールに基づく自動スケーリングで VM がすぐに使える

2021年3月4日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 2 月 23 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google Cloud では特に要件の厳しい VM ベースのアプリケーションも簡単に管理できます。たとえば、Compute Engine 環境では、マネージド インスタンス グループ(MIG)が提供する自動スケーリングにより、現在の負荷に基づいてインスタンス グループの容量を自動的に変更できるため、環境とコストを適切なレベルに設定できます。自動スケーリングでは、負荷が多くなると MIG に仮想マシン(VM)が追加され、VM の必要性が低下すると VM が削除されます。

ただし、VM の初期化に数分かかる場合、容量が不足して需要の急増に効果的に対応しきれないことがあります。また、この現象は定期的に発生する可能性があります。たとえば、毎朝ユーザーが起床してからサービスを使い始めるときや、マーケティング キャンペーンや期限付きの顧客へのオファーなどの特別なイベントがあるときに起こります。そこで、需要が増加する時期を見越して起動する VM を増やすようオートスケーラーに指示できるようにしました。

スケジュールに基づく自動スケーリングの概要

Compute Engine の新機能、スケジュールに基づく自動スケーリングでは、予想される負荷に対して事前に容量をスケジューリングしておくことで、ワークロードの可用性を向上させることができます。マネージド インスタンス グループ(MIG)でワークロードを実行する場合、繰り返し発生する負荷のパターンだけでなく、1 回限りのイベントに対しても、必要な数の仮想マシン(VM)インスタンスをスケジューリングできます。ワークロードの初期化に時間がかかり、予想される負荷の急増が発生する前にスケールアウトしておく場合は、スケーリング スケジュールを使用します。

開始方法

スケジュールを作成するには、Google Cloud Console を使用します。[インスタンス グループ] ページから自動スケーリングする MIG 選択して、[グループを編集] をクリックします。次に、[自動スケーリング ポリシー] セクションで [新しいスケーリング スケジュールを追加] をクリックします。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/autoscaled_MIG.max-1200x1200.jpg

Cloud Console を使用すると、既存のすべてのスケーリング スケジュールのステータスを確認、管理できます。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/manage_existing_scaling_schedules.max-1200x1200.jpg

また、スケジュールに基づく自動スケーリングをプログラムで構成することもできます。gcloud CLI を使用して記述したコマンドの例を次に示します。

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API を使用した構成などの詳細については、こちらのドキュメントをご参照ください。

スケジュールに基づく自動スケーリングを試す

すべてのリージョンで、スケジュールに基づく自動スケーリングのプレビュー版をご利用いただけます。スケーリング スケジュールを管理する方法の詳細については、こちらのドキュメントをご参照ください。

-プロダクト マネージャー Pawel Wenda

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