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コンピューティング

自動 VM 管理や一時停止 / 再開により費用と時間を削減

2021年9月8日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 9 月 1 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

クラウド コンピューティングの主なメリットとして、コンピューティング リソースを簡単に作成および削除でき、使用した分にのみ料金が発生することがあります。本番環境の仮想マシン(VM)は常時稼働する傾向にありますが、バッチジョブの実行時にのみ必要なものもあれば、開発環境やテスト環境のように通常は営業時間中にのみ使用されるものもあります。ユーザーもタスクも存在しない場合、VM を稼働状態にしておくことにはなんらメリットがないため、これをオフにすることで費用を節約できます。

ですが、VM のフリートを手動で管理するのは面倒な作業であり、エラーが発生しやすく、大規模な組織全体に適用するのは困難です。さらに、オンプレミス ハードウェアから移行されたシステムでは、通常、実行するユーザーまたはタスクが存在しない場合にオフにできる機能は活用されません。オンプレミスのハードウェアは存在するかしないかのいずれかですが、クラウド内の VM は、稼働、一時停止、停止、マシンイメージへの変換ができ、すぐに再構築が可能です。費用やメリットは、選択するオプションによって異なります。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/VM_management.max-600x600.jpg

Google の新しいガイド、自動 VM 管理を使用したコストの最適化では、シンプルな時間ベースのスケジュール設定から、Recommender の分析を利用した十分に活用されていない VM のサイズ変更、あるいはアイドル状態の VM のシャットダウンまで、Compute Engine VM のフリートを制御するさまざまな方法について詳しく説明します。仮想マシンの自動消去から Workflows または Cloud Composer によるシンプルなタスクや複雑なタスクのオーケストレーションまで、バッチジョブの効率的な実行のためのさまざまなアプローチを学ぶことができ、VM Manager による OS メンテナンスの運用上のオーバーヘッドが削減できます。

このガイドでは、インスタンスの一時停止、停止、削除の違いについても説明しています。現在、プレビュー版で提供されているインスタンスの一時停止と再開では、ノートパソコンのカバーを閉じたときに実行中の作業が記憶されるのと同じ方法で、メモリとアプリケーションの状態を保持しながらインスタンスを「一時停止」する費用対効果が高い方法が利用可能です。インスタンスが再開されると、ユーザーはインスタンスの起動やソフトウェアの読み込みを待つことなく、中断したところからすぐに作業を継続できます。

まずは自動 VM 管理を使用したコストの最適化のディシジョン ツリーの手順に沿って開始し、今すぐ費用を削減しましょう。

-アジア太平洋クラウド ソリューション責任者 Jani Patokallio

-プロダクト マネージャー Yasmin Mowafy

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