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Public Sector

米国国防総省による Apigee を使用した組織全体のデータの統合

2024年2月22日
Google Cloud Japan Team

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※この投稿は米国時間 2024 年 2 月 14 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

米国国防総省(DoD)の規模、セキュリティ、安定性に関する厳しい要件を満たすデータ マネジメント ソリューションを見つけるのは、極めて困難な課題です。

DoD の職員が意思決定を行う際、その決定の裏付けとなるデータに即座にアクセスできることが必要です。DoD 自体の管理や指揮統制の実行からサプライ チェーンに関するより的確な意思決定まで、すべての成否が信頼性の高いデータにアクセスできるかどうかにかかっています。こうした意思決定を行ううえで、適切な人員が適切なタイミングで適切なリソースにアクセスし、データを取得できるようにすることが極めて重要になります。ただし、DoD 内にデータサイロが存在していたために、データに効率的にアクセスして利用することが長年不可能な状態でした。これは革新を妨げる要因ともなっていました。データを効率的に管理できなければ、DoD は、組織内の全データ検索機能も含め、AI / ML ツールを最大限に活用できません。

この課題に対処するため、DoD はこの数年間、Advana というデータ AI / ML プラットフォームを管理し、拡張させてきました。このプラットフォームは、約 500 のデータソースを一元的に管理し、10 万人を超えるユーザーに利用されています。Advana のデータ共有機能を拡張するため、DoD は Google に協力を依頼しました。これは、分析、エンタープライズ検索、ML のための膨大なデータの管理において、Google が経験豊富であることを DoD が理解していたからです。

誰にでも必要なときにデータを提供

CDAO では、Advana のデータ共有機能を成熟させ、アプリケーション プログラミング インターフェース(API)を使用した分散型のデータメッシュを実現しようとしていました。CDAO の課題は、DoD の規模で大量の API を管理することでした。Google Cloud の API 管理ソフトウェアである Apigee が理想的なソリューションとなりました。Google Public Sector は 2022 年に DoD への協力を開始し、DoD の職員が Advana で Apigee を活用して API を管理できるよう支援しました。2023 年 9 月、Apigee は DoD の API デベロッパー ポータルで一般提供(GA)のステータスになりました。このポータルを使用すると、DoD の各部門が独自の Apigee または API インスタンスを構築して、Advana のデータメッシュにアクセスできます。これによりデータフローが保たれ、プロセスとコミュニケーションが合理化されるため、DoD は使命を達成できます。現在では、DoD は簡単に API を構築し、1,200 のシステムで構成されたネットワークをメッシュに組み込み、組織全体のデータをすばやく検索して取得できます。

詳細については、Google Public Sector Professional Services Organization までお問い合わせください。

-インフラストラクチャ モダナイゼーション プロダクト マーケティング マネージャー Jason Brown

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