エージェント型モバイルアプリ開発のためのデベロッパー デバイス プラットフォームのご紹介

Derek Bekebrede
Product Manager, Google
Jason Nager
Product Strategy & Operations
※この投稿は米国時間 2026 年 8 月 11 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
ほとんどの企業は、デバイスを通じて顧客と接点を持っています。モバイルアプリを使用した商品の注文、カスタマー サービスへの問い合わせ、コンテンツの閲覧、アカウント管理など、どのような操作においても、カスタマー エクスペリエンスはアプリが顧客のデバイス上でいかにスムーズに動作するかに左右されます。
このため、ローカルで動作するコンポーネントを含むあらゆるエンタープライズ リリースにおいて、多種多様なデバイスでアプリケーションを構築・テストすることは極めて重要です。しかし、デバイスを大規模に調達してホストするには費用がかかり、複雑な作業が必要になります。また、テストは不安定で、判定不能だったり、デバッグが難しかったりすることがよくあります。そのため、多くのデベロッパーは、手元の実機でリリース前のテストを行い、その結果が他のほとんどのデバイスでも通用することを願うしかありません。
この課題を解決するため、このたび Google Cloud において Developer Device Platform(DDP)の公開プレビュー版の提供開始を発表いたしました。DDP は、実機と高並行仮想エミュレータにわたる複数のハードウェア プロファイルに、オンデマンドで即座にアクセスできるフルマネージド クラウド プラットフォームです。DDP は、クラウド デベロッパー向けの Firebase Test Lab の進化版であり、エージェント型開発向けに構築された初のデバイス プラットフォームでもあります。DDP を使用すると、デベロッパーは好みのエージェントを利用して、さまざまなデバイスにわたってアプリのバイブ コーディング、テストの実行、デバッグ、パフォーマンスの最適化を効率的かつ迅速に行うことができます。
アプリを構築してテストし、パフォーマンスを保証する
標準的なモバイル開発ライフサイクルでは、デベロッパーは新しい機能を反復的に開発し、さまざまな対象デバイスでパフォーマンスを保証するために QA テストを実行し、最適化およびデバッグ済みの機能をユーザー向けに本番環境へリリースします。デベロッパー デバイス プラットフォームには、このサイクルを加速させる 2 つの主な機能があります。
デバイス ストリーミングによるインタラクティブなデバッグ: Device Streaming API を使用すると、デベロッパーは選択したエミュレータや実機に直接アクセスし、バイブ コーディング、反復テスト、デバッグ、アプリとのインタラクションをリモートで行うことができます。デバイス ストリーミングを使用すれば、実機のハードウェアでパフォーマンスをモニタリングしながら、カスタマー エクスペリエンスを直接体験し、リアルタイムでスクロールやクリックといった操作を簡単に行うことができます。
デバイスランによる並列テスト: Google の Device Run API を使用すると、デベロッパーは CI / CD パイプラインの一部としてテストを作成し、一度に数百もの異なるデバイスで並列実行できます。得られた結果をもとに、デベロッパーは特定のデバイスに固有の問題をピンポイントで特定してデバッグでき、あらゆる層のデバイスで動作するという確信を持ってコードを本番環境にリリースできます。
DDP エージェント スキルと効率的なテストでモバイルアプリ開発を加速させる
モバイル開発におけるコーディング エージェントの台頭は、特に実機と組み合わせることで新たな可能性を切り開きます。コーディング エージェントは、実機のハードウェアを操作してテストできるため、独自のスマートフォン画面サイズ(折りたたみ式スマートフォンの UI など)や特殊なハードウェア(CPU や GPU など)を活用できます。
Developer Device Platform はまもなく Android Studio と Android CLI に統合され、Device Streaming API を介して実機に直接アクセスできるようになります。DDP エージェント スキルを使用すると、選択した AI コーディング エージェントと連携して開発を加速することもできます。DDP エージェント スキルを使用すると、コーディング エージェントは次のことができます。
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複数のステップから成るユーザー ジャーニーを単独で実行する
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視覚的なアーティファクトを検出する
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オンデバイスでチップのパフォーマンスをリアルタイムで分析する
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ハードウェア固有のバグの修正を検証し、デバイス固有の機能に合わせて最適化する
これらのエージェント機能に加えて、DDP ではアプリのパッケージ化や、スマート シャーディングによる並列テストの実行も可能です。これにより、数百台のデバイスにわたるテスト結果をわずか数分で確認できるようになります。スマート自動再試行により、DDP はシャード内で失敗した特定のテストを再試行するため、テストスイート全体を再実行することなく、エラーをより迅速に解決できます。
デベロッパー デバイス プラットフォームで今すぐ開発を始めましょう
8 月 12 日より、Developer Device Platform がすべての Google Cloud ユーザー向けに公開プレビュー版として提供されます。公開プレビュー期間中は、1 分単位の従量課金制モデルに基づいて料金が請求されるため、実際にテストに使用した時間(分)に対してのみ料金が発生します。なお、料金はエミュレータと実機でそれぞれ異なります。
Google Cloud を利用するモバイル デベロッパーが、Developer Device Platform を活用して開発を加速し、増え続ける独自のデバイス機能やオンデバイス AI の可能性を最大限に引き出すことを楽しみにしています。
- Google プロダクト マネージャー、Derek Bekebrede
- プロダクト戦略およびオペレーション担当、Jason Nager



