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ストレージとデータ転送

ブロック ストレージとファイル ストレージを統合して、クラウドでの貴社のエンタープライズ アプリケーションを強化

2025年10月24日
Asad Khan

Sr. Director of Product Management, Google Storage

Brendan Power

Group Product Manager, Google Storage

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※この投稿は米国時間 2025 年 10 月 15 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

エンタープライズ アプリケーションをクラウドに移行するには、高性能なブロック ワークロードからグローバルに分散されたファイル アクセスまで、あらゆるものを処理できるストレージ基盤が必要です。これらの課題を解決するため、Google Cloud NetApp Volumes に次の 2 つの新機能が発表されます。1 つは、ストレージ エリア ネットワーク(SAN)の移行を可能にする iSCSI ブロック ストレージとファイル ストレージの統合、もう 1 つは、ハイブリッド クラウド ワークロードを高速化する NetApp FlexCache です。これらの機能と、Gemini Enterprise で構築されたエージェントの新しい統合により、最も要求の厳しいアプリケーションでもモダナイズできます。

最も要求の厳しい SAN ワークロードを Google Cloud で実行

各企業は数十年にわたり、オンプレミスのネットワーク接続ストレージ(NAS)と SAN ワークロードの両方で NetApp を利用してきました。この信頼できるテクノロジーをフルマネージド クラウド サービスとして提供することで、基盤となるアーキテクチャを変更することなく、レイテンシの影響を受けやすいアプリケーションを Google Cloud に移行できるようになりました。

Google の統合サービスは、エンタープライズ グレードのパフォーマンスを実現するように設計されており、次のような機能が備わっています。

  • 最も要求の厳しいアプリケーション向けに設計された低レイテンシ

  • ボリュームあたり最大 160,000 ランダム IOPS で最大 5 GiB/秒までバースト可能なスループット

  • 容量、スループット、IOPS を個別にスケーリングして費用を管理

  • NetApp Snapshots による統合されたデータ保護で迅速な復旧とランサムウェア防御を実現

iSCSI ブロック プロトコルのサポートは、ご希望のお客様に限定公開のプレビュー版でご利用いただけます。

NetApp FlexCache でハイブリッド クラウドを加速

各地に従業員が分散し、ハイブリッド クラウド戦略を持つ組織にとって、共有データセットへの迅速なアクセスを提供することは重要です。Google Cloud NetApp Volumes の新機能である NetApp FlexCache は、リモート ボリュームの高性能なローカル読み取りキャッシュを提供します。これにより、分散したチームが共有データセットにあたかもローカルであるかのようにアクセスできるようになり、また低レイテンシのデータアクセスを必要とするワークロードのコンピューティング バーストがサポートされるため、組織全体の生産性とコラボレーションが向上します。FlexCache は現在、許可リストによるプレビュー版で利用できます。

エンタープライズ データを Gemini Enterprise に取り込む

また、Google Cloud NetApp Volumes が Gemini Enterprise のデータストアとして機能することも発表します。この統合により、検索拡張生成(RAG)の新たな可能性が広がり、安全で事実に基づいたエンタープライズ グレードの自社データで AI モデルをグラウンディングできるようになります。データは NetApp Volumes で安全に管理され、複雑な ETL や手動による統合を必要とせずに、検索や推論のワークフローですぐに利用できます。

クラウド環境のその他の強化

Google Cloud NetApp Volumes には、データ資産のモダナイゼーションに役立つその他の新機能がいくつかあります。

  • NetApp SnapMirror: これにより、オンプレミスの NetApp システムと Google Cloud 間でミッション クリティカルなデータを迅速にレプリケートできるようになり、目標復旧時点(RPO)はゼロ、目標復旧時間(RTO)はほぼゼロになります。

  • 大容量で高パフォーマンス: HPC、AI、EDA などの大規模なデータセットを使用するアプリケーション向けに、15 TiB から 3 PiB までスケーリング可能な大容量ボリュームを提供します。ボリュームあたりのスループットは 21 GiB/秒を超えます。

  • 自動階層化: 費用管理を支援する組み込みの自動階層化が、アクセス頻度の低いデータが低コストのストレージに動的に移動します。Flex サービスレベルでは、コールドデータの料金はわずか 0.03 ドル/GiB です。自動階層化は、Google Cloud NetApp Volumes 上に構築されたあらゆるアプリケーションに対して透過的で、ターンキーの統合機能として、2 ~ 183 日の階層化しきい値をサポートし、ポリシーを動的に調整できます。

始める

エンタープライズ SAN データの移行、Gemini Enterprise による AI の強化、高スループットの EDA ワークロードの実行など、Google Cloud NetApp Volumes はデータ資産のモダナイズに役立ちます。詳細とご利用開始方法は次のとおりです。

プロダクト ドキュメントを読む

-Google ストレージ、プロダクト管理担当シニア ディレクター、Asad Khan 

-Google ストレージ、グループ プロダクト マネージャー Brendan Power 

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