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インフラストラクチャ

COVID-19 の影響下でも強固なネットワーク インフラストラクチャを維持

2020年3月27日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 3 月 26 日に、Keyword に投稿されたものの抄訳です。

Google のネットワークは、世界中で毎日利用されている YouTube、Google 検索、Google マップ、Gmail などのサービスを支えています。また、このネットワークは Google Cloud のお客様と従業員、ユーザーの皆様をつなぐ役割も果たしています。新型コロナウイルスの世界的感染拡大により在宅勤務や自宅学習への移行が進む中、Google のネットワークはこの負荷に対応できるのかと疑問に思う方も当然いるでしょう。その疑問に対する答えは「対応できる」です。

Google Cloud のネットワークは、需要が高いときにも処理を実行できるように設計されています。サイバー マンデーによるオンライン ショッピングの急増や、ワールドカップ決勝時のストリーミング需要の急増などにも対応できるよう構築されたこのシステムは、この世界的感染拡大の中、Google でニュースを検索し、他の人とつながり、仕事に取り組む人たちにより増加したトラフィックにも対応します。現在、Hangouts Meet のようなプロダクトの使用量増加や、YouTube などのサービスの使用パターンの変化が確認されていますが、ピーク時のトラフィックは現在の負荷処理能力で十分対応できるレベルです。

Google のネットワークは、データセンター間、およびデータセンターとユーザー間をつなぐ世界中の地下と海底に張り巡らされた大容量の光ファイバー ケーブル システムで構成されています。トラフィックは、スピードと信頼性を目的に最適化された専用ネットワークを流れ、世界中の数百もの接続拠点と数千におよぶエッジ ロケーションを経由して、200 以上の国と地域の 3,000 を超えるインターネット サービス プロバイダ(ISP)に渡された後、各地に配信されます。

Google のインフラストラクチャによってトラフィックをユーザーの近くまで配信することで、予備のキャパシティもそれぞれ異なる、利用者への接続を提供する各事業者にかかる負担を抑制できます。Google Cloud はこうした事業者と協力して、共通のエンドユーザーやお客様に可能な限り快適なブラウジング、ビデオ会議、ストリーミング、オンライン購入などのエクスペリエンスを提供できるよう取り組んでいます。システムにかかる負担を最小限に抑えるため、Google Cloud は世界中の政府機関とネットワーク事業者と引き続き連携してまいります。その一環として、YouTube のすべての動画を一時的にデフォルトで標準画質にすることを先日発表いたしました。

また、こうした時期における Google サービスの重要性を認識し、さらなる需要の高まりに備えてキャパシティ拡大も継続しています。Google のグローバル ネットワークの導入と運用を担当する専門チームは、可能な限りあらゆる場所で容量を増やし、発生したエラーを迅速に修復して、利用可能なネットワーク容量を最大化するための取り組みを加速しています。

世界中で先行きが不透明な時ではありますが、Google のネットワークはビジネス、個人を問わず誰にでも、いつでも安心してご利用いただけます。  

- By 技術インフラストラクチャ担当シニア バイス プレジデント Urs Hölzle

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