Google Cloud のお客様向けのサービスデータ処理に関する新しいコミットメントの紹介

※この投稿は米国時間 2022 年 6 月 17 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google では、お客様をはじめ、規制当局や政策担当者などの関係者と定期的に連携することで、Google のオペレーション、ポリシー、プラクティスの透明性を確保し、プライバシー コンプライアンスへの取り組みを一層強化しています。このような取り組みの一環として、現在オランダ政府と連携して Google Workspace と Workspace for Education のデータ保護影響評価（DPIA）を行っています。

この取り組みの結果として、本日 Google は新しいサービスデータ¹ のプライバシーに関する契約上のコミットメントを提供する予定であることを発表します。これは顧客データ² に対するコミットメントと関連するものです。この新しいコミットメントが一般提供されると、Google はお客様の指示によりデータ処理者としてサービスデータを処理することになります。ただし、一部の限定的な処理³に関しては、引き続きデータ管理者としてデータを処理します。2023 年の初頭から 2024 年末にかけて Google Workspace、Google Workspace for Education、Google Cloud⁴ の各サービスで段階的に更新が計画されています。更新を実装する際に詳細をご説明します。

同時に、Google は同様のデータ処理のコミットメントに対応した Chrome OS のバージョン（管理対象の Chrome OS デバイスで動作するChrome ブラウザを含む）の開発に向けて取り組んでいます。お客様にデータに関する透明性と、データの制御性を提供するという目標に沿って、更新されたバージョンの Chrome OS の開発が済みしだい、世界中の企業や教育関係のお客様に提供する予定です。

Google はお客様の信頼を獲得し維持するうえでプライバシー コンプライアンスが重要な役割を担うことを認識しています。Google のクラウド サービスをご利用になるにあたり、ビジネスのコンプライアンス確保が容易になるように努力を重ねてまいります。プライバシー コンプライアンスに対する Google のアプローチの詳細については、プライバシー リソース センターをご覧ください。

^{1. 「サービスデータ」とは、Google が Cloud サービスのプロビジョニングと管理を行う際に収集または生成する個人情報のうち、お客様のデータおよびパートナー様のデータを除くものであり、Google Cloud のプライバシーに関するお知らせで定義されています。}

^{2. 「お客様のデータ」とは、お客様またはエンドユーザーがサービスを介して提供、保存、送信、または受信するデータを意味します。これについては、適用されるデータ処理規約に詳しく記載されています。}

^{3. たとえば、支払いとアカウント管理、キャパシティ プランニングと予測モデル、セキュリティ リスクや技術的な問題の検出、防止、対応などです。}

^{4. 旧称: Google Cloud Platform。}