Google Cloud の CDMC 認定アーキテクチャで安心して機密データを移行
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2023 年 6 月 27 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
クラウドベースのサービスやプロダクトの導入が加速するのに伴い、各企業は共通の課題に直面しています。その課題とは、新しい環境下で急増している特に機密性の高い自社データを、効果的に保護し管理するにはどうすればよいかというものです。
Google Cloud はこのたび、提供ソリューションに関するアーキテクチャ ホワイトペーパーと付属するソースコードをリリースしました。このソリューションは、KPMG LLP による評価を無事に通過し、さらに Enterprise Data Management Council(EDM Council)によって Cloud Data Management Capabilities(CDMC)Certified Cloud Solution に認定されました。Google Cloud の BigQuery と Dataplex Data Catalog を含むこのアーキテクチャは、CDMC の制御フレームワークに照らして検証されており、より信頼性の高い方法で自社の機密データをクラウドに移行したいと考えている Google Cloud の新規または既存のお客様のご利用を想定しています。

EDM Council の会長である John Bottega 氏は次のように述べています。「これは、Google Cloud と CDMC フレームワークにとって大変喜ばしい出来事です。Google はあらゆる業界でクラウドの普及を推進しています。この CDMC Certified Cloud Solution 認定により、Google Cloud の顧客は、クラウド上の自社データを保護するための主要コントロール機能と一般的なベスト プラクティスが Google のアーキテクチャに備わっているという、さらなる確信を得ることができます。」
CDMC について
EDM Council によって開発、公開された CDMC フレームワークは、クラウドの実装を保護するためのデータ マネジメント機能、標準、ベスト プラクティスを提示するものです。このフレームワークは、規制対象業界の大手グローバル企業、主要なクラウド サービス プロバイダ、テクノロジー サービス組織、コンサルティング企業などの賛助を得て確立されました。
また、EDM Council はデータ マネジメント評価フレームワークも提供しており、これには、機密データが効果的に管理されていることの検証に使用される 14 の主要コントロール項目と対応する評価手順が含まれています。CDMC Certified Cloud Solution 認定を取得するために、Google Cloud チームはコントロール要件を満たすリファレンス アーキテクチャを設計、実装、文書化し、KPMG LLP による評価を受けました。


このソリューションを使用すると、顧客データアセットの自動分類とビジネス メタデータでのタグ付け、ライフサイクル管理が実現します。さらに、プロアクティブにデータをスキャンして分析結果を公開するレポート エンジンにより、セキュリティ管理者は、単一のダッシュボードを通じて構成ミスやセキュリティ上の問題に関する情報を得ることができます。
このフレームワークの対象ユーザー
CDO と CISO: CDMC フレームワークは、クラウドの機密データを扱ううえでの体系的なアプローチを提供します。さまざまな種類の機密データにどのようなガバナンスとセキュリティ コントロールを適用する必要があるかについて、最高デジタル責任者レベルで協議するための良い出発点となります。Google Cloud の CDMC アセットは、組織において CDMC コントロールを実現するうえで必要となる実際的な範囲と取り組みを決定するために役立ちます。
データ プラットフォーム アーキテクトとエンジニア: Google Cloud リファレンス アーキテクチャは、組織の特定のニーズや既存のアーキテクチャ、技術スタックに合わせて採用およびカスタマイズできる再利用可能なパターンを提供します。
- データオーナーとデータ管理担当者: 実装によって得られる分類、自動化、分析結果、レポートにより、大量の機密データを効果的に管理するための手間が軽減されます。


アーキテクチャ
このアーキテクチャは、Google Cloud のさまざまなサービスを組み込みのプラットフォーム機能およびデータ保護サービスと組み合わせて、データを大規模に保護します。
次のようなサービスがあります。
BigQuery: ペタバイト規模のデータに対するスケーラブルな分析を可能にするフルマネージド サーバーレス データ ウェアハウスです。
Dataplex の Data Catalog: 組み込みのデータリネージ機能を使用した、スケーラビリティの高いフルマネージドのデータ検出とメタデータ管理を実現します。
Cloud Data Loss Prevention: 機密データを分類し、マスキングするツールを提供します。
VPC Service Controls: データの引き出しのリスクを軽減するために、Google Cloud リソースにセキュリティ境界を定義します。
Looker Studio: 環境全体の健全性を可視化するためのサンプル ダッシュボードを提供します。
さらに、このアーキテクチャでは次のものを活用しています。
Secure Data Warehouse Blueprint: Google Cloud でデータ ウェアハウスを作成、デプロイ、運用する際のデータ ガバナンスの手法に準拠しています。
Tag Engine: Data Catalog でメタデータタグを作成、入力するプロセスを自動化します。
以下の図は、使用されている Google Cloud サービスと、それらが CDMC の 14 の主要コントロール項目にどのように対応しているかを示しています。


詳細情報
利用の開始を検討されている Google Cloud のお客様には、以下のリンクを参照されることをおすすめします。
- EDMC、アライアンス リード Eric Bigelsen 氏
- Google Cloud、プリンシパル アーキテクト Mark Tomlinson


