Google、2025 年 Gartner® Magic Quadrant™ のセキュリティ情報およびイベント管理部門でリーダーに選出

Chris Corde
Senior Director, Product Management, Security Operations
Payal Chakravarty
Director of Product Management, Google Cloud
※この投稿は米国時間 2025 年 10 月 16 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
進化し続けるセキュリティ環境において、スピードだけではもはや脅威に太刀打ちできません。インテリジェントで自動化された防御が必要です。AI 搭載の Google Security Operations ( Google SecOps )は、生成 AI を深く組み込んだ最新のエージェント型セキュリティ オペレーション センター(SOC)を実現するために構築されたプラットフォームです。
AI を活用することでセキュリティチームの戦力を大幅に強化し、従来の SIEM や SOAR を進化させます。Gemini によってデータ分析を自動化し、明確な分析情報に沿って調査を誘導し、対応アクションを合理化することで、アナリストの負担を大幅に軽減し、セキュリティ ライフサイクルを加速できるソリューションを提供して、脅威をプロアクティブに探し出し、攻撃者の先手を打てる非常に効率的な SOC を運用できるようチームを支援します。
Gartner は、2025 年 Gartner® Magic Quadrant™ のセキュリティ情報およびイベント管理部門(SIEM)において、Google をリーダーに認定しました。2 年目の参加でリーダー クアドラントに位置付けられたことは、Google の「実行する能力」と「ビジョンの完全性」が評価された結果です。特に、「ビジョンの完全性」において参加企業中で最も高い評価を得られたことを誇りに思っています。
Gartner は、Google の AI とワークフローの機能についても高く評価し、「AI の使用は Google のコア コンピテンシーであり、同社の SecOps プラットフォームは、SIEM 運用に関連する多くの一般的なアクティビティと機能全体にわたって強力な AI 機能を提供しています。自動化機能がうまく統合されていることも、この総合的な強みをさらに高めています」と述べています。


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未来を切り拓く、インテリジェンス主導の AI 搭載プラットフォーム
Google Security Operations は、市場をリードする Google の脅威インテリジェンスと AI 自動化を組み込んだオープンでスケーラブルなプラットフォームを提供し、SOC チームが脅威を迅速に検出し、防御力と対応能力を高められるよう設計されています。このプラットフォームをご利用のお客様は、3 年間で最大 240% の投資収益率(ROI)を達成し、侵害のリスクとコストを最大 70% 削減しています。
Google Security Operations は、すぐに使える豊富な「キュレーションされた検出ルール」を継続的に提供し、チームはこれを活用して少ない労力でより多くの脅威を検出できます。これらの検出ルールは Google の脅威リサーチ チームが提供し、継続的に更新・維持管理しています。この検出機能に加えて、SOC チームは Gemini を通じて自然言語を使い、データの検索、検出ルールの作成、対応プレイブックの作成を行うこともできます。
SOC チームの業務を効率化するために、Google Security Operations には、脅威を中心とするケース管理、インタラクティブでコンテキスト豊富なアラートのグラフ化、エンティティの自動ステッチなど、セキュリティ アナリスト向けに直感的な操作性を導入し、SOAR 機能を使用して迅速かつ正確に調査と対応を行えるようにしています。こうした効率化の直接的な結果として、平均対応時間(MTTR)が最大 50% 短縮され、平均調査時間(MTTI)が 65% 短縮されたとお客様より報告いただいています3 。
この 1 年間、Google はリーダーとしての地位を確固たるものにする重要な機能を数多く追加してきました。
強力な AI ワークフローの拡張。Google のコア コンピテンシーであり、セキュリティ運用プラットフォームの効果を高める要素として、生成 AI 機能への早期投資が生産性の向上に貢献しています。Gemini in Security Operations で緊密に統合されたパワフルな AI 機能が、セキュリティ運用チームの日常業務や役割を飛躍的に高めることができます。
自然言語を使用して検索、検出ルールの生成、プレイブックの作成を行うことから、より効率的な調査まで、Gemini の調査チャット アシスタントは、SOC アナリストがケースのコンテキストと詳細、そして対応方法に関する重要な推奨事項を把握するのに役立ちます。このプラットフォームの使いやすさと生成 AI 機能は、特に新しいチームメンバーの頼もしい味方となり、生産性向上までの時間が最大 70% 短縮し、セキュリティ運用業務の最大 35% がジュニア アナリストに移行したという報告も寄せられています3。
Google Security Operations は、SOC チームのワークフローを改善し、脅威ハンティングの効率と効果を高めるのに役立つ自動化機能を提供しています。AI エージェントとエージェント型 SOC に関するビジョンとともに、Google Security Operations の自動化も進化を続けています。
インテリジェント エージェントが人間のアナリストと連携してルーチンタスクを自律的に遂行し、人間の意思決定を補完し、ワークフローを自動化し、セキュリティ専門家が人間の専門知識を真に必要とする複雑な調査や戦略的課題に集中できるようになれば、エージェント型 SOC はチームに根本的な変化をもたらすでしょう。
お客様のために構築されたプラットフォーム
Gartner によるこのランキングは、サードパーティのデータ取り込みのサポート、フェデレーション デプロイの提供、マルチテナント管理の有効化、自動化と Gemini を使用したセキュリティ ワークフローの強化など、お客様の既存のエコシステムに簡単に統合できるオープン プラットフォームを推進する Google の姿勢が反映されたものと考えています。
最終的に、私たちのプラットフォームの真価は、お客様にどれほどの信頼をお届けできるかで決まります。ある保険会社の CISO は次のように述べています。「簡単に言えば、Google SecOps はリスクを大幅に低減してくれるものです。以前はビジネスに影響を与えていた脅威も、今では影響を与えなくなりました。監視能力が向上し、平均検出時間と平均対応時間が短縮されたからです3。」
Google に信頼を置き、セキュリティ運用の進化のために関わらせていただけけるお客様に感謝を申し上げます。今後もお客様と緊密に連携し、イノベーションのペースを加速させることで、進化を続ける脅威の状況に対してお客様が先手を打てるよう全力でサポートしてまいります。
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-Google Cloud、プロダクト管理担当ディレクター Chris Corde
-Google Cloud、プロダクト管理担当ディレクター、Payal Chakravarty



