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セキュリティ & アイデンティティ

Forrester が非構造化データ セキュリティ プラットフォームのリーダーに Google Cloud を選出

2021年5月31日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 5 月 21 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

組織がクラウド コンピューティング サービスの利用を拡大するに従い、多くのセンシティブ データが必然的にクラウドに移行され、保存されていきます。こうしたセンシティブ データの多くは構造化されておらず、また保護が難しい場合があります。このように潜在的な問題はあるものの、ほとんどの組織にとって、データ保存や処理を行えるクラウドは非常に有用であり、無視するという選択肢はないでしょう。しかしそれがデータの無秩序な増加につながり、クラウドとオンプレミスの両方にある多数のリソースにセンシティブ データが分散することになります。データの無秩序な増加に対処するには、拡大するセンシティブ データ、特に非構造化データを検出、管理、保護できるソリューションが必要です。

Google Cloud は、組織が安心してセンシティブ データをクラウドに移動できるように、お客様からの信頼の獲得と維持に真剣に取り組んでいます。また、Google は信頼性の高いクラウドを提供するうえで管理性と透明性を特に重視しています。そのため、無秩序に増加する非構造化データに対応する機能を拡張してきました。

Google の戦略におけるこれらの機能の重要性が認められ、Google Cloud は Forrester Research の「Forrester Wave™: Unstructured Data Security Platforms, Q2 2021」レポートで「リーダー」に選出されました。また、該当するサービスのカテゴリで評価対象となったプロバイダの中で、Google Cloud は最高の評価を受けました。

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このレポートでは、非構造化データを保護するプラットフォーム ソリューションを提供する最も重要なプロバイダ 11 社が評価されています。この 11 社はクラウド プロバイダからデータ セキュリティに特化したベンダーまで多岐にわたります。レポートでは次のように説明されています。

「Google は、幅も深さもあるデータ セキュリティをクラウドに組み込んでいます。Google Cloud Platform、Google Workspace、BeyondCorp Enterprise は、顧客データを保護するための、基本的なデータ セキュリティ プロダクトと機能を備えています。」

非構造化データの保護に特化した Google Cloud ツールは、Google 社内のデータ セキュリティの課題を軽減する目的で開発され、実地試験が行われたものです。Google Cloud と Google のセキュリティ ツールを利用すれば、Google による最高度のセキュリティが得られます。レポートでは次のように強調されています。

「Google は、もともと自社の事業を保護する目的で開発された機能を製品化しており、統制のとれたアプローチによって、企業の要件に合わせてプロダクトを強化しています。Google は業界ごとに異なるデータ保護のニーズを重視しながら、大企業、ミッドマーケットにサービスを幅広く提供しています。」

Google Cloud のデータ セキュリティ戦略は、クラウド移行プロセスにおけるあらゆるステージのお客様に対応することに力を入れています。レポートでは次のように強調されています。

「Google はまた、デバイス管理、エンドポイント セキュリティ、ゲートウェイに関わるパートナーからなる BeyondCorp Alliance を通じて、サードパーティとの統合によるゼロトラスト アプローチを実現しています。」

評価対象となったプロバイダの中で、Google Cloud は 16 の基準で最高評価を獲得し、5 段階中の 5 の評価を最多数獲得しました。この基準には、データ インテリジェンス、アクセス制御、削除、難読化スコープ、難読化キー管理、デプロイ、セキュリティとリスク、API と統合、データ セキュリティ プラットフォーム ビジョン、データ セキュリティ実行ロードマップ、パフォーマンス、機能拡張計画、ゼロトラスト有効化パートナーのエコシステム、多様性、公平性と包括性、インストール ベース、収益が含まれます。

特筆すべき点として、Google Cloud は難読化の評価基準で最高のスコアを獲得しています。難読化により、個人を特定できる情報(PII)など、多くのエンタープライズ ワークフローにとって不可欠なセンシティブ データを保護できます。顧客は、Cloud DLP で削除、バケット化、トークン化などの手法を使用し、センシティブ データを検査し、隠すことができるため、リスクと利便性を両立できます。これは、削除すべきデータの判断が難しい場合のある、非構造化ワークロードやフリーテキストのワークロードを処理する場合に特に重要です。Cloud DLP のマスキング機能は、150 を超える検出器の組み合わせにより強化されており、データ移行や、リアルタイムのデータ収集や処理などのビジネス ワークロードに導入できます。特に難読化について、レポートでは次のように説明されています。

「Google は広い観点から DLP を捉えており、非構造化データ内のセンシティブ要素のインライン削除や、画像や各種メディアなどのデータタイプにサポートを拡張する DLP API などにも対応しています。」

Google Cloud は「The Forrester Wave™ Unstructured Data Security Platforms Q2 2021」レポートでリーダーとして選出されたことを光栄に思います。また、お客様が安全にデジタル トランスフォーメーションに取り組んでいけるよう、Google は最も信頼できるクラウドになるべく、引き続きイノベーションとお客様との連携を継続していきたいと考えています。

完全なレポートはこちらからご覧いただけます。

-Google Cloud セキュリティ部門バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャー Sunil Potti

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