Forrester による調査: Google Security Operations によってお客様の投資収益率が 240% 向上

※この投稿は米国時間 2025 年 8 月 13 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google Cloud は、堅牢なセキュリティがビジネスのレジリエンスとイノベーションを可能にするという基本的な信念に基づき、測定可能な価値と実証可能な投資収益率（ROI）をもたらすソリューションでセキュリティ運用チームを支援することに尽力しています。

そこで、Google はこのたび、Google Security Operations に関する新しい詳細な Forrester Consulting Total Economic Impact™（TEI）調査を発表しました。Forrester の分析では、Google のグローバルなお客様へのインタビューに基づき、年間収益 80 億ドル、25 人で構成されるセキュリティ運用チームを持つ複合組織をモデルとして、正味現在価値（NPV）が 430 万ドルであり、3 年間にわたる ROI が 240% であることが判明しました。

Forrester の調査によると、この価値の発生要因は次のとおりです。

• イベントの取り込みを増やし、ログソースをさらに追加し、検出ルールをさらに実装することで、侵害のリスクとコストが 70% 削減。
• セキュリティ運用チームの平均対応時間が 50% 短縮、平均調査時間が 65% 短縮。
• 使いやすいプラットフォームと生成 AI 機能により、ジュニア セキュリティ アナリストの能力を強化し、セキュリティ運用業務の 35% を移行して、生産性向上までの時間を 70% 短縮。
• 予測可能なコストモデルを提供し、従来のオンプレミス セキュリティ ツールの廃止を可能にすることで、組織が 3 年間で 120 万ドルを節約。

調査のインタビューを受けた保険会社の CISO は、「簡単に言えば、Google SecOps はリスクを大幅に低減するものです。以前はビジネスに影響を及ぼしていた脅威も、今では影響を及ぼさなくなりました。オブザーバビリティが向上し、平均検出時間と平均対応時間が短縮したからです」と述べています。

スピード、スケーリング、オブザーバビリティでリスクを低減

昨今の脅威の状況では、脅威に先手を打つには、スピードとスケーリングの両方をマスターする必要があります。Forrester の TEI 調査では、Google Security Operations が、大量のセキュリティ データを取り込んで分析してフィルタリングされていない状態で可視化することと、リスクを大幅に低減することという 2 つの非常に重要なニーズに組織が対処できるよう支援していることが強調されています。お客様は Forrester に対し、以前のソリューションでは進化する脅威の状況に追いつけなかったり、持続不可能なコストモデルが採用されていたりしたと語っています。

Google Security Operations を使用すると、状況は劇的に変わります。この調査では、組織が「数秒」で「準リアルタイム」のクエリ結果を得ていることがわかりました。このようにパフォーマンスが向上することと、プラットフォームが「[お客様の] ビジネスに合わせてスケーリングし、成長できること」が組み合わさることで、はっきりとした成果が得られました。

• イベント取り込み速度が 3 倍向上
• 登録済みのログソースが 5 倍増加
• 実装済みの検出ルールが 8 倍増加
• 管理対象のケース数が 10 倍増加、人員は 50% 削減

効果は明らかだと革新しています。Google Security Operations は、比類のないオブザーバビリティとスピード、そしてリスク プロファイルの大幅な削減を実現させ、チームがより少ないリソースでより多くのことを達成できるよう支援します。

脅威インテリジェンスを使用して、事後対応型防御から予防型防御に移行

攻撃者の一歩先を行くことは、単なる利点ではなく、必要不可欠なことです。脅威が高度化するにつれて、セキュリティ運用プラットフォームに忠実度が高い脅威インテリジェンスを統合して運用することが、予防型防御に不可欠になっています。

Forrester の調査では、Google Security Operations が脅威インテリジェンスの価値と、その使用方法を真に理解している数少ないプラットフォームの一つであることが強調されています。Google Security Operations のお客様は、生成 AI で強化された最新の業界固有の最前線の分析情報にアクセスできます。これは、Google Threat Intelligence をプラットフォームに直接統合したためです。統合したものには、Mandiant のアクティブなインシデント対応業務から得たインテリジェンス、VirusTotal のクラウドソーシングによる脅威インテリジェンス、Google が世界中で数十億台のデバイスを保護していることに基づいて得た脅威インサイトが含まれます。

この緊密で革新的な統合により、アナリストは必要なコンテキストを手作業なしで取得できます。また、新たな脅威が環境に与える影響を他の誰よりも早く把握し、効率を大幅に向上させることもできます。

Forrester の調査によると、お客様は平均調査時間を 50% 短縮し、平均対応時間を 65% 短縮しました。

「脅威インテリジェンスの統合は大変な取り組みです。統合後の Google SecOps パッケージの一部として Mandiant を利用できることは、大きな差別化要因です」と、あるヘルスケア企業のサイバー防御担当ディレクターは述べています。

Forrester の調査では、こうした効率化により、組織は時間と労力を大幅に節約でき、複合組織では 3 年間で 150 万ドルの価値が創出されることがわかりました。

AI でアナリストを支援し、ギャップを解消

サイバーセキュリティ人材の不足が続く中、既存のチームを強化し、新規採用者の生産性を向上できるツールが求められています。AI と自動化は、面倒な手作業を軽減し、人手ミスのリスクを低減し、セキュリティ運用チームの効率と正確性を向上させるのに役立ちます。

Google Security Operations は、AI 機能において大きな進歩を遂げてきました。Google は Gemini AI の機能を拡張し、エージェント AI を導入して、繰り返し行われるタスクを自動化し、アナリストの生産性を向上させました。この調査によると、これらのイノベーションにより、複合組織の価値は 3 年間で 636,000 ドル相当になっています。

最近の Forrester Wave™: Security Analytics Platforms, Q2 2025 では、Google Security Operations が「Strong Performer」として評価され、Google が AI に重点を置いていることも取り上げられました。

この TEI 調査で、AI を活用して防御担当者を支援するうえで大きな進歩を遂げたことがお客様からの直接のフィードバックによって示されたことを誇りに思います。

「Google は非常に強力な AI ツールセットを開発しました。私が確認したところ、アグレッシブなロードマップが用意されており、Google SecOps プラットフォーム上の AI は今後ますます強力になるだろうと確信しています」と、プロフェッショナル サービスのセキュリティ運用責任者は述べています。

「あらゆる可能性を検討できるように、[Google SecOps] により、[当社のチーム] が迅速かつ徹底的に調査することを可能にしています。Gemini がその大きな役割を担っていることは明らかです」と、Forrester のレポートで保険会社の CISO は述べています。「Google SecOps にはコンテキストが豊富なデータセットがあり、Gemini を使用すると非常に洗練された要約を非常に迅速に得られるため、従業員はこれを非常に気に入っています。また、調査のスピードが大幅に向上します。必要なものがすべて揃っており、複雑なクエリも作成できるので、とても気に入っています。」

これらのイノベーションがもたらす具体的な効果は、Google Security Operations がどのように運用を合理化し、やる気のある熟練したセキュリティ人材を積極的に育成しているかを示しています。

成功をもたらすパートナーシップ

Google Security Operations に関する Forrester の TEI 調査は、定量化可能な競争上の優位性を実現できる強力なセキュリティ運用プラットフォームを提供するという Google の取り組みを裏付けるものです。Google Security Operations に投資することで、財務面と運用面で大きなメリットが得られ、チームが最も重要なこと、つまり組織の将来を確実なものにすることに集中できるようになります。

Forrester Total Economic Impact™ of Google Security Operations の調査結果はこちらから入手できます。Google Security Operations が組織にもたらす効果をご確認ください。

ー Google、プロダクト管理担当ディレクター、Payal Chakravarty

ー Google、プロダクト マーケティング マネージャー、Ahnna Schini