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顧客事例

G Suite を活用してビジネスをより柔軟な分散型のワークモデルへと成長させるには

2020年8月7日
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Google Cloud Japan Team

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※この投稿は米国時間 2020 年 7 月 24 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。  

数か月前に Google に入社し G Suite のマーケティングを先導し始めて以来、世界規模の感染拡大に対して迅速に対応する企業の刺激的な話を多く耳にし、身が引きしまる思いです。私たちのお客様は、リモート下でのチーム内のコミュニケーションと共同作業の方法だけでなく、顧客に対するサービスの継続とそれぞれのコミュニティへの支援についても再考することができています。患者の診察を行う医師から、顧客に重要なアドバイスを提供する金融機関、遠隔学習を実施する教師、G Suite でバーチャル ショールームを実施する自動車の販売代理店まで、これらの新しい働き方が定着しつつあるのは明らかです。

以下では、私がお客様から聞き感銘を受けた例を一部ご紹介します。

チームの連携と生産性を維持

インタラクティブ エンターテイメントの最大手企業である Activision Blizzard King(ABK)は、G Suite への完全な移行を決定しました。SADA と連携し、Google Cloud Premier Partner である Activision Blizzard は、チームの共同作業を変革する、革新的でスケーラブルなソリューションを求めていました。世界中のデベロッパーがゲームにおける次世代のイノベーションを構築していく中で、G Suite の作成、連携、共有が可能なコラボレーション ツールは必要不可欠な存在となっています。G Suite を活用することで、ゲームのリリースやアップデートなどの重要な期限を守ることができています。

Activision Blizzard の最高情報責任者である Jacques Erasmus 氏は、次のように述べています。「この大変な時期において、チームの安全は最重要事項であり、従業員の勤務地はすでに世界各地に分散しています。G Suite を導入したことにより、チームの連携が高まり、離れていても共同作業を継続できています。」

グローバルなプロフェッショナル サービス企業である PwC は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)への対応として、275,000 人の従業員の在宅勤務を可能にしました。G Suite を活用したことにより、PwC ではチームの共同作業と連携の維持だけでなく、顧客へのサービスをタイムリーかつ効率的に継続できています。世界中にいる従業員のほとんどが在宅勤務を必要とするため、PwC で 1 か月に行われた Google Meet でのビデオ会議はおよそ 1,000 万時間に到達しました。  

PwC でテクノロジーおよびトランスフォーメーションのリーダーを務める Hilda Clune 氏は、次のように述べています。「G Suite によってチームの連携が維持できています。G Suite は現在の状況下において私たちが協働、議論、仕事の共有ができる唯一の場所です。G Suite では復元性とセキュリティが実現されています。また必要に応じたスケーリング機能もあります。」

G Suite を活用した PwC のリモートワークについて知るには、以下の動画をご覧ください。

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清掃機器の世界規模メーカーである Kärcher は、COVID-19 への対応として、14,000 人の従業員の作業環境を G Suite へ移行する計画を迅速化させました。たった 5 日間で移行は完了し、オフィスに出社しなくても効率的な共同作業が可能になりました。G Suite は感染拡大後において、Kärcher の世界規模のビジネスの再開に非常に重要な役割を担っており、G Suite のさまざまなアプリケーションの利用者数は増え続けています。経営管理でも Jamboard や Google Meet ハードウェアなどのツールが使用され、チーム内の共同作業の向上と連携の維持が実現されています。

Kärcher の最高情報責任者である Daniel Heubach 博士は、次のように述べています。「G Suite を活用したことで、当社では世界規模での共同作業の変革がなされ、COVID-19 の流行拡大の中であってもビジネス上の意思決定を迅速化させることができました。」

現状下の健康危機に立ち向かうため、イタリアに拠点を置く電化製品のメーカーである De’Longhi では、地域規模と世界規模で活動する対策本部を設置し、従業員が安全かつ効率的に在宅勤務するために必要なものを完備するよう努めています。G Suite は、この目標の達成に重要な役割を担っています。De’Longhi の対策本部では、Google スプレッドシートを使用して各地域の最新情報を収集し、Google Meet を介して地域のチームと連携することで、それぞれが直面する特有の状況と課題をより明確に理解できるようにしています。チームが G Suite を使用して在宅勤務を始めてから、De’Longhi の Google Meet の使用率は 500% 増加し、Google ドライブの共有ファイル数は 200% 増加しています。

コミュニティへのクリティカル サービスの提供を促進

セントルイスに拠点を置く Schnucks は、事実上一夜にして、近所の食料品チェーン店から、必要不可欠な事業者へと進化しました。会社と現場の店舗で働く従業員の両方を情報ホットラインでサポートし、輸送チーム向けのバーチャルの配送センターを設立しました。これらはすべて Google Meet を介して行われています。Schnucks によるコミュニティへの継続的な食料品の提供については、以下の動画をご覧ください。
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ボストンは COVID-19 の影響を最初に受けた地域の一つであったため、Cambridge Health Alliance(CHA)の精神科に通う患者は、感染拡大や経済的な不安などの新たな困難に対処する必要がありました。Google Meet を使用したことで、CHA は患者の診察をタイムリーに継続することができました。外来精神科では、ビデオ電話での診断が初期の段階で導入されました。これは、ビヘイビアル ヘルスケアにおいて電話での診断よりも適した手法です。2020 年の 3 月から 6 月の間、CHA では見込みの来院患者数の 90% を維持できました。これは、患者やその家族、医療サービスを受けるコミュニティにとってとても大きな成果です。

Southern Cross Care(SA、NT、VIC)Inc では、Google Meet を使い始めたことで、17 か所の高齢者向けケアホームの住居者が COVID-19 のロックダウン政策中でも家族とのつながりを維持できています。住居者は Google Meet を介してバーチャルに医師の診断を受けられるため、高水準のヘルスケアを受けつつ、ウイルスへの濃厚接触の可能性を避けて安全に過ごすことができます。

場所に関係なく顧客へのサービスを可能に

イタリアの銀行 Credem(Credito Emiliano S.p.A)では、G Suite が重要な役割を担っており、Google Meet や Google ドライブ、Google ドキュメントなどのツールを活用することで在宅での共同作業環境に従業員が適応する支援を行っています。G Suite は、銀行業を担当するチームと保険業を担当するチーム間での共同作業と連携を、リモート下でも可能にしています。また、Credem では、カスタマー サポートを Google Meet を介したビデオ会議に移行したうえで、「バーチャル ブランチ」を開始しました。これにより、顧客はリモート環境下で安全に重要な金融サービスを受けることが可能になります。

多国籍の自動車メーカーである KIA Motors では、G Suite を使用して顧客向けの「バーチャル ビューイング」を提供しています。これにより、顧客は引き続き没入感のある魅力的な自動車購入体験を受けられます。Google Meet で、KIA の販売者は顧客とコミュニケーションを交わして、自動車のバーチャルなデモンストレーションを提供し、顧客の質問に回答できます。

Kia Motors でグローバル チャネルおよびサービス部門の責任者を務める JT Hong 氏は、次のように述べています。「ライブ ストリーム ショールームは、バーチャル ビューイングでお客様のご要望に合わせた自動車購入体験を実現するという当社の継続的な取り組みを示しています。この新しいプラットフォームの試用を中東とアフリカ地域で開始することで、この移行期におけるデジタル セールスとデジタル マーケティングの最先端を走り続けることを目指しています。」

上記は最近の導入例のほんの一部です。G Suite はお客様の現状への対応に役立つだけでなく、業務の実施方法を再考する際にも大いに役立ちます。私たちは G Suite を、お客様の作業をより快適にする便利なハブツールとするため、チャット、メール、電話、ビデオ電話、ToDo リストなどの仕事に不可欠な要素をまとめた統合ワークスペースを提供し、より優れた連携を実現する取り組みを行ってきました。私たちの目標は、勤務地に関係なくチームの生産性と連携を維持し、ビジネスにおいて安全でより効率的にサービスを提供できるようにすることです。

-G Suite マーケティング担当バイス プレジデント Kelly Waldher

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