稼働時間チェックによる POST エンドポイントの可用性の確認
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2023 年 3 月 18 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
信頼性の低いアプリは使いにくいものです。高いレベルの可用性、整合性、正確性を確実にユーザーに提供することで、ユーザーからの信頼を確立し、大きなビジネス成果を上げることができます。時間の経過に応じて、アプリケーションに新しい機能が追加されたり、基盤となるウェブサービスに変更が加えられたりするなか、アプリケーション レベルでの総合的なモニタリング機能の重要性は次第に高まっています。
Google Cloud Monitoring の稼働時間チェックは、アプリケーション オーナーがアプリケーションのクリティカル ユーザー ジャーニーのパフォーマンスを簡単にモニタリングできるようにする軽量のオブザーバビリティ ツールです。リソースに対して検証を継続的に実行し、可用性、レイテンシ、その他の重要業績評価指標を追跡します。稼働時間チェックをアラートと組み合わせると、サービス品質の追跡、プロダクトのパフォーマンス低下の検出、ユーザーに対するマイナスの影響の予防が可能になります。
POST リクエストの稼働時間チェック
HTTP POST は、REST リソースを作成または更新するための標準的な手法です。この処理の一般的な例としては、アカウントの作成、商品のオンライン購入、メッセージ ボードへの投稿などが挙げられます。リソースの変更と更新のモニタリングは、プロダクトの機能が意図したとおりに動作しているかを確認するのに不可欠です。この度、Google は POST リクエストのサポートを拡大し、カスタム コンテンツ タイプを含むすべてのコンテンツ タイプに対応できるようになったことをここにご報告いたします。
以前の稼働時間チェックでは、「application/x-www-form-urlencoded」本文を含む POST リクエストのみをサポートしていました。現在は、あらゆるタイプのリクエスト本文がサポート対象となり、「application/json」、「application/xml」、「application/text」、カスタム コンテンツ タイプなど、さまざまなタイプを使用できます。この機能をレスポンス検証マッチング(JSON パス、正規表現、レスポンス コードなど)と組み合わせることで、POST エンドポイントがすべてのリソースを適切に変更していることを確認できます。さらにアラートを追加すれば、POST エンドポイントが変則的に動作したときにサービス オーナーに通知が送られます。
新しい稼働時間チェックの作成
[Monitoring] > [稼働時間チェック] で [+ 稼働時間チェックを作成] をクリックし、詳細なターゲット オプションを確認してから新しい [Content Type] フィールドに情報を入力します。


詳細情報
稼働時間チェックの作成が初めての場合は、稼働時間チェックの作成に関するドキュメントで詳細情報や設定手順をご覧ください。
また、今回ご紹介した新機能についてご不明な点やフィードバックなどがございましたら、Cloud Operations コミュニティのページからお問い合わせください。