Spring Cloud GCP 4.0 がリリースされました。Bank of Anthos サンプル アプリをアップグレードしましょう。
Google Cloud Japan Team
Spring Cloud GCP 4.0 のお知らせと、機能の概要およびアップグレード チュートリアル
※この投稿は米国時間 2023 年 3 月 1 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
このたび、Spring Cloud GCP バージョン 4.0 の一般提供が開始されたことをお知らせします。この投稿では、新しいメジャー バージョンで提供する機能について説明し、リファレンス アーキテクチャの一つである Bank of Anthos で、移行ガイドを使用したプロセスを紹介します。
最新情報
このリリースにより、Spring Cloud GCP は Spring Boot 3.x を正式にサポートします。ただし、移行ガイドで説明されているように、この移行にはいくつかの破壊的変更が含まれます。変更点の詳細リストは GitHub で公開されていますが、特に重要な変更の一つは、Java 17 が最低要件になったことです。


このリリースのもう一つの注目すべき機能は、スターター アーティファクト(Google Cloud 向けの Spring Boot スターター)の追加です。これは、80 以上の Google クライアント ライブラリの依存関係と自動構成を提供するものです。その名前が示すように、これらのスターターは新しいクライアント ライブラリで作業する際の出発点として役立ちます。現在のところ、この機能はプレビュー版です。
これらのスターターは、デフォルトでは BOM に含まれていないため、使用する前に依存関係としてプロジェクトに追加する必要があります。たとえば、Cloud Text-to-Speech の使用を開始する場合は、次の内容を含めます。
アップグレードのプロセス
3.x から 4.x への移行に関する問題の解決に役立てていただけるよう、移行ガイドをご用意しました。ガイドの手順に従って、Bank of Anthos を移行しましょう。
アップグレードする前に、まず、クイックスタートとデベロッパー ガイドに従って、アプリケーションのクローン作成とビルドを行います。
この最後に、デプロイが安定したことを示すメッセージが表示されます。
開発用の環境が整ったので、実際の移行作業に移ります。執筆時点で移行はすでに完了していますが、行われた変更の詳細リストを次に示します。
まず、現在の Java、Spring Boot、Spring Cloud GCP のバージョンを確認します。
Java のバージョンは問題ありませんが、他の 2 つのバージョンは古いため、アップデートする必要があります。
また、この時点で Spring Cloud GCP の BOMを追加し、今後のバージョンを管理することもできます。次に、順不同で以下のコード変更を行います。
ResponseEntity インスタンス化から明示的なタイプの宣言を削除します。
Spring 3.0 は Jakarta EE 9.0 を利用するため、すべての javax.* インポートを、対応する Jakarta.* インポートに置き換えます。
これらの変更により、アプリがアップグレードされ、再デプロイする準備が整います。
実際の例
この移行が完了した例については、GitHub の Bank of Anthos リポジトリをご覧ください。これは、多言語の Java および Python アプリを紹介する優れたサンプル アプリケーションであり、Kubernetes と Google Cloud で提供されます。CI / CD や構成はすべてオープンソースであるため、この移行に取り組む際に有効に利用できるかもしれません。
お読みいただきありがとうございました。コメントやフィードバックは、Twitter または GitHub リポジトリの Issue セクションからお寄せください。



