Virtual Private Cloud の料金

このページでは、Virtual Private Cloud(VPC)ネットワークのリソースのネットワーク料金について説明します。

Google Cloud プロダクト以外の料金については、ネットワーキングのすべての料金体系をご覧ください。

一般的なネットワークの料金体系情報

上り(内向き)トラフィック
VM などの Google Cloud リソースが受信するトラフィック。2 つの VM 間でトラフィックを送受信する場合、一方の VM からトラフィックが送信される際に下り(外向き)としてカウントされ、もう一方の VM がトラフィックを受信する際に上り(内向き)としてカウントされます。
下り(外向き)トラフィック
VM などの Google Cloud リソースから送信されるトラフィック。下り(外向き)トラフィックは、トラフィックが内部 IP アドレスを使用するか外部 IP アドレスを使用するか、トラフィックがゾーンやリージョンの境界を越えるかどうか、トラフィックが Google Cloud の外部に出るか内部に留まるか、トラフィックが Google Cloud の外部に出る前に移動した距離に基づいて課金されます。Google Cloud 内の 2 つの VM または 2 つのクラウド リソースが相互に通信する場合、各方向に 1 つずつ、合計 2 つのトラフィック パスが形成されます。各方向のトラフィックに関して、送信元については下り(外向き)、送信先については上り(内向き)とみなされ、各方向それぞれに対して料金が発生します。
プレミアム ティア
Network Service Tiers プレミアム ティアでは、Google のプレミアム バックボーンを利用して外部ユーザーとのトラフィックの伝送を行います。公共のインターネットは通常、ユーザーとの通信、およびユーザーと最も近い Google ネットワークの受信ポイントとの通信でのみ使用されます。
スタンダード ティア
Network Service Tiers スタンダード ティアでは、公共のインターネットを使用してサービスおよびユーザーとのトラフィックの伝送を行います。公共のインターネットが使用されるためサービス品質は低下しますが、プレミアム ティアより経済的です。

上り(内向き)料金

トラフィックの種類 料金
上り(内向き)

上り(内向き)トラフィックに対する料金は発生しません。ただし、上り(内向き)トラフィックを処理するリソースは課金される場合があります。上り(内向き)トラフィックを処理するサービスは次のとおりです。

リクエストに対するレスポンスは下り(外向き)としてカウントされ、課金されます。

Google Cloud 内の VM 間下り(外向き)料金

このセクションでは、Google Cloud VM から発信され、別の Google Cloud VM で受信されるトラフィックについて説明します。費用は、トラフィックを送信する VM のプロジェクトに対して課金されます。この料金体系は、Compute Engine VM、Google Kubernetes Engine(GKE)ノード、App Engine フレキシブル環境を実行している VM に影響します。

以下の料金は、Google Cloud 無料枠の期間中および期間終了後の両方に適用されます。無料枠の期間中、これらの料金は無料枠のクレジット金額に対して課金されます。

トラフィックの種類 料金
リソースの内部 IP アドレスを使用する場合の、同じ Google Cloud ゾーンへの下り(外向き)1 無料
内部 IP アドレスを使用する場合の、同じ Google Cloud リージョン内の異なる Google Cloud ゾーンへの下り(外向き)1(GB 単位) $0.01
外部 IP アドレスを使用する場合の、同じ Google Cloud リージョン内(ゾーンは不問)にある VM 間の下り(外向き)(GB 単位) $0.01
内部または外部 IP アドレスを使用する、同じネットワークの異なるリージョン内にある VM 間の下り(外向き) この表の残りの部分を参照
米国やカナダ内の Google Cloud リージョンから米国やカナダ内の別の Google Cloud リージョンへの下り(外向き)(GB 単位) $0.01
ヨーロッパ内の Google Cloud リージョン間の下り(外向き)(GB 単位) $0.02
アジア内の Google Cloud リージョン間の下り(外向き)(GB 単位) $0.05
南アメリカ内の Google Cloud リージョン間の下り(外向き)(GB 単位) $0.08
アジア内の Google Cloud リージョン間の下り(外向き)(GB 単位) $0.08
別の大陸(オセアニアを除く)の Google Cloud リージョンへの下り(外向き)(GB 単位) $0.08
インドネシアまたはオセアニア2 から他の Google Cloud リージョンへの下り(外向き)(GB 単位) $0.15
他の Google Cloud リージョンからインドネシアまたはオセアニアへの下り(外向き)2 と任意の 1 GB との間の下り(外向き) $0.15

米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。

1ネットワークかサブネットかは問いません。内部 IP アドレスを使用したゾーン内でのトラフィックに対する料金は、別のサブネットやネットワークへのトラフィックでも同一です。同じリージョン内のゾーン間のトラフィックに対する料金は、両インスタンスが同じサブネットの場合、違うサブネットの場合、違うネットワークの場合でも同一です。料金体系は、インスタンスが VPC ネットワーク上に存在するか、レガシー ネットワーク上に存在するかにかかわらず同じです。
2 オセアニアには、オーストラリアとニュージーランドに加えて、パプアニューギニアやフィジーなど周辺の太平洋諸島が含まれます。このリージョンにハワイは含まれません。

VM から Google サービス

このセクションでは、Google Cloud VM から発信され、Google サービスで受信されるトラフィックについて説明します。費用は、トラフィックを送信する VM のプロジェクトに対して課金されます。この料金体系は、Compute Engine VM、Google Kubernetes Engine ノード、App Engine フレキシブル環境を実行している VM に影響します。

以下の料金は、Google Cloud 無料枠の期間中および期間終了後の両方に適用されます。無料枠の期間中、これらの料金は無料枠のクレジット金額に対して課金されます。

トラフィックの種類 料金
外部 IP アドレスまたは内部 IP アドレスを使用した Google Cloud 内の VM から、Google の特定の非クラウド プロダクト(YouTube、マップ、DoubleClick、ドライブなど)への下り(外向き)。 無料
外部 IP アドレスまたは内部 IP アドレスを使用する、同じリージョン内の異なる Google Cloud サービスへの下り(外向き)(Memorystore for Redis、Filestore、GKE、Cloud SQL を除く) 無料
同じリージョン内の Memorystore for RedisFilestoreCloud SQLGoogle Kubernetes Engine への下り(外向き)は、VM 間トラフィックと同じ料金となります。 Google Cloud 内の VM 間下り(外向き)料金
異なるリージョン内の Google Cloud サービスへの下り(外向き) Google Cloud 内の VM 間下り(外向き)料金
Cloud Spanner ネットワークの料金については、Cloud Spanner の料金をご覧ください。
Cloud Storage ネットワークの料金については、Cloud Storage の料金をご覧ください。

米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。

インターネット下り(外向き)料金

プレミアム ティアの料金

プレミアム ティアは、すべての Google Cloud の下り(外向き)のデフォルト階層です。スタンダード ティアを使用するには、明示的に指定する必要があります。

以下の料金は、Google Cloud 無料枠の期間中および期間終了後の両方に適用されます。無料枠の期間中、これらの料金は無料枠のクレジット金額に対して課金されます。

米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。

* この料金は、Cloud CDNCDN Interconnectキャリア ピアリングダイレクト ピアリングCloud Interconnect のトラフィックには適用されません。こうしたトラフィックについては Cloud CDNCDN Interconnectキャリア ピアリングダイレクト ピアリングCloud Interconnect の料金をご覧ください。

スタンダード ティアの料金

下り料金は、配信データ 1 GiB あたりの料金となります。料金は、トラフィックの発信元の地理区分に基づいて計算されます。上り(内向き)料金は無料のままです。スタンダード ティアには Always Free の使用量上限は適用されません

スタンダード ティアの料金はベータ版の時点で適用され、その後も引き続き有効となります。

500 TB を超える料金については、営業担当者にお問い合わせください。

内部 IP アドレス料金

静的またはエフェメラル内部 IP アドレスには課金されません。

外部 IP アドレス料金

静的 IP アドレスとエフェメラル外部 IP アドレスに対して、次の表に従って課金されます。

予約した静的外部 IP アドレスを VM インスタンスや転送ルールなどのリソースに割り当てていない場合、その未使用の IP アドレスは、使用中の静的外部 IP アドレスとエフェメラル外部 IP アドレスよりも課金レートが高くなります。

転送ルールに割り当てられた静的外部 IP アドレスについては課金されません。

サブネットに割り当てられる外部 IPv6 アドレス範囲、またはVM インスタンスに割り当てる外部 IPv6 アドレスについて課金されることはありません。 米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。

使用中または未使用

Google Cloud は、インスタンスが実行中であっても停止していても、静的外部 IP アドレスが VM インスタンスと関連付けられている場合、このアドレスを使用中と見なします。インスタンスが削除されている場合、または IP アドレスがインスタンスから分離されている場合、Google Cloud は静的 IP アドレスが未使用であると見なします。

エフェメラル IP アドレスについては、関連付けられた VM インスタンスが実行中のときに限り、Google Cloud はそのアドレスを使用中であると見なします。インスタンスが停止または削除されると、Google Cloud はエフェメラル IP アドレスを解放し、このアドレスを使用中と見なしません。

静的外部 IP アドレスが使用中であるかどうかは、gcloud compute addresses list リクエストを実行すれば確認できます。このコマンドでは、静的外部 IP アドレスとそのステータスのリストが返されます。

gcloud compute addresses list

NAME          REGION  ADDRESS        STATUS
address-1             130.211.8.68   IN_USE
address-2             35.186.217.84  RESERVED

この例では、IPv4 address-1 が使用中であり、IPv4 address-2 が予約されているものの未使用です。どちらのアドレスも、このドキュメントの外部 IP アドレス料金の表に従って課金されます。

ファイアウォール ルール

VPC ファイアウォール ルール

VPC ファイアウォール ルールは無料です。

階層型ファイアウォール ポリシーとルール

階層型ファイアウォール ポリシーの料金は、それに含まれるすべてのファイアウォール ルールの総属性数と対象となる VM の数に基づいて計算されます。

ルール「属性」は、IP 範囲、ポート、プロトコル、またはサービス アカウントです。属性の詳細については、割り当てページの階層型ファイアウォール ポリシーにおける階層型ファイアウォール ルール属性をご覧ください。

ポリシー内のすべてのルールの属性数 月額(米ドル)
ポリシー内に 500 個以下の属性(標準) ポリシーの適用対象となる VM あたり $1
ポリシー内に 501 個以上の属性(大) ポリシーの適用対象となる VM あたり $1.50

例:

200 個の VM を対象とする、200 個の属性を持つポリシーの場合、月額 $200 です。1 × 200 = 200

200 個の VM を対象とする、600 の属性を持つポリシーの場合、月額 $300 です。1.50 × 200 = 300

VM が 1 つもないポリシーは無料です。

Private Service Connect

Private Service Connect の料金設定は次のとおりです。
項目 1 時間あたりの料金(USD)1 処理された 1 GB あたりの料金
下りと上り(外向きと内向き)の両方(USD)
Google API へのアクセスに使用される Private Service Connect エンドポイント(転送ルール) $0.01 データ料金はかかりません
コンシューマ HTTP(S) サービス コントロールで Google API にアクセスするために使用される Private Service Connect エンドポイント 2 を参照。 2 を参照。
サービス コンシューマが別の VPC ネットワーク内のサービスにアクセスするために使用する、Private Service Connect エンドポイント(転送ルール) $0.01 $0.01
サービス プロデューサーがサービスへのアクセスの提供に使用する Private Service Connect サービス アタッチメント 1 時間あたりの料金はかかりません $0.01
1エンドポイントの作成を開始すると 1 時間あたりの料金が発生します。
2 Private Service Connect はコンシューマ HTTP(S) サービスコントロールで 内部 HTTP(S) ロードバランサを使用して Google API にアクセスします。内部 HTTP(S) ロードバランサの料金は以下のとおり適用されます。
  • プレビューの料金: 内部 HTTP(S) ロードバランサの料金がすべて適用されます。ただし、Private Service Connect ネットワーク エンドポイント グループ(NEG)のロードバランサで処理されたデータは無料です。他のバックエンドについてロードバランサで処理されたデータは、課金されます。
  • 一般提供版の料金: すべての内部 HTTP(S) ロードバランサの料金が適用され、Private Service Connect ネットワーク エンドポイント グループ(NEG)のロードバランサで処理されたデータの料金も含まれます。

サーバーレス VPC アクセス

サーバーレス VPC アクセスの料金は以下のとおりです。
リソース 料金
サーバーレス VPC アクセス コネクタ コネクタ内のインスタンス数で課金されます。インスタンス タイプの料金は次のとおりです。
サーバーレス環境から宛先への下り(外向き)ネットワーク Compute Engine ネットワーキング レートで課金
Cloud Console で請求レポートをラベルキー「serverless-vpc-access」でフィルタすることで、サーバーレス VPC アクセスの費用を確認できます。

ネットワーク テレメトリー

ネットワーク ログには料金が発生します。課金対象となるプロダクトは以下のとおりです。

  • VPC フローログ
  • ファイアウォール ルールのロギング
  • Cloud NAT ロギング
ログ生成 料金(米ドル)
0~10 TB/月 0.50/GB
10~30 TB/月 0.25/GB
30~50 TB/月 0.10/GB
50 TB 超/月 0.05/GB

ログは Cloud Logging に送信されます。さらにログを Pub/Sub、Cloud Storage、BigQuery にエクスポートできます。ログの生成料金に加えて、Pub/Sub、Cloud Storage、BigQuery の料金が適用されます。ログのエクスポートの詳細については、ログのエクスポートの概要をご覧ください。

ログを Cloud Logging に保存する場合、ログの生成料金は不要となり、Logging の料金のみが適用されます。

ログを送信後に Cloud Logging から除外した場合は、ログの生成料金が適用されます。

Packet Mirroring

Packet Mirroring によって処理されたデータの量に対して課金されます。Packet Mirroring の転送ルールについては課金されません。現在、Packet Mirroring の使用については VM ごとの追加料金は発生しません。Packet Mirroring によって処理されるデータのコストを次の表に記載します。

米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。

ロードバランサから送信されるトラフィックには、通常の下り(外向き)料金が課金されます。ロードバランサの下り(外向き)トラフィックに通常の下り(外向き)料金を超えて追加料金が発生することはありません。

負荷分散と転送ルール

以下の料金は、内部 HTTP(S) 負荷分散以外のすべての種類の負荷分散に適用されます。内部 HTTP(S) 負荷分散については、内部 HTTP(S) 負荷分散のセクションをご覧ください。

Private Service Connect の転送ルールについては、Private Service Connect のセクションをご覧ください。

米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。

ロードバランサから送信されるトラフィックには、通常の下り(外向き)料金が課金されます。ロードバランサの下り(外向き)トラフィックに通常の下り(外向き)料金を超えて追加料金が発生することはありません。

サーバーレス NEG を使用する HTTP(S) 負荷分散の料金

外部 HTTP(S) ロードバランサ用にサーバーレス NEG バックエンドを使用している場合、Cloud Run、Cloud Functions、App Engine バックエンド向けのサーバーレス コンピューティングの料金に加えて、既存の HTTP(S) 負荷分散の料金が適用されます。Google Cloud Armor や Cloud CDN を使用している場合は、それぞれの料金も別途請求されます。

ただし、サーバーレス下り(外向き)とインターネット下り(外向き)の両方に課金されることはありません。インターネット下り(外向き)料金のみが適用されます。Cloud Functions の送信データ(下り、外向き)料金、App Engine の送信ネットワーク トラフィック料金、Cloud Runの下り(外向き)料金は、HTTP(S) ロードバランサ(サーバーレス NEG を使用)から Cloud Functions、App Engine、Cloud Run サービスに渡されるリクエストには適用されません。

転送ルールの料金の例

Google Cloud では、負荷分散や Packet Mirroring などの用途向けに作成された転送ルールに対する料金が発生します。

米国の料金の例を以下に示します。

1 時間あたり $0.025 の料金で、最大 5 つの転送ルールを作成できます。たとえば、転送ルールを 1 つ作成すると、1 時間あたり $0.025 が課金されます。転送ルールを 3 つ作成しても、1 時間あたり $0.025 が課金されます。ただし、転送ルールが 10 個あると、次のように課金されます。

  • 5 つの転送ルール = $0.025/時間
  • 転送ルール 1 つにつき = $0.01/時間

5 つのルールに対する $0.025/時間 + (5 つの追加ルール × $0.01/時間) = $0.075/時間

1 つのロードバランサに必要な転送ルールは、ほとんどの負荷分散のユースケースで 1 つのみです。

Google Cloud はグローバル転送ルールリージョン転送ルールに対し、プロジェクトごとに別個課金します。たとえば、1 つのグローバル転送ルールと 1 つのリージョン転送ルールを 2 つの別々のプロジェクトで使用する場合(合計 4 つの転送ルール)、1 時間あたり $0.10(1 時間あたり $0.025 × 4)の料金が発生します。

負荷分散料金の見積もり

負荷分散料金を見積もるには:

  1. 料金計算ツールに移動します。
  2. Cloud Load Balancing タブに移動します。
  3. プルダウン メニューからリージョンを選択します。
  4. 転送ルールの推定数を入力します。
  5. 1 か月に処理されるネットワーク トラフィックの推定量を入力します。

例:

  • アイオワ
  • 転送ルール: 10
  • ネットワーク上り(内向き): 2,048 GB
  • 合計見積もり費用: 1 か月あたり 71.13 米ドル

この例には、バックエンドからの返信の送信にかかる下り(外向き)料金は含まれていません。

内部 HTTP(S) 負荷分散

米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。

内部 HTTP(S) 負荷分散はトラフィック量を処理するにあたり、多数のマネージド プロキシ インスタンスから必要な数をネットワークに動的に割り当てます。プロキシ インスタンスあたりの料金は、特定の期間のトラフィックを処理するために必要なプロキシ インスタンスの数に基づいて決定されます。

プロキシ インスタンスの料金

内部 HTTP(S) 負荷分散は、プロキシベースのロードバランサです。このロードバランサは、トラフィックのニーズに基づき、トラフィックを処理するために必要なプロキシの数を自動的にスケーリングします。プロキシ インスタンスの料金は、トラフィックのニーズに対応するために必要なプロキシ インスタンスの数に基づきます。プロキシが追加されるごとに、上記の表に記載された 1 時間あたりの料金に従い、追加で課金されます。

プロキシの数は、トラフィックを処理するために必要な容量(10 分間の測定値)に基づいて計算されます。料金は、この期間内における以下の数のうち、大きい方を基に計算されます。

  • トラフィックの帯域幅の要件を満たすために必要なプロキシの数。各プロキシ インスタンスは、1 秒あたりで最大 18 MB 処理できます。必要な帯域幅の総量をモニタリングし、その総量を 1 つのプロキシ インスタンスがサポートできる帯域幅で割ることで必要なプロキシの数を計算します。
  • 接続とリクエストを処理するために必要なプロキシの数。以下のリソースの合計をカウントし、それぞれの値を 1 つのプロキシ インスタンスが処理できる値で割ることで必要なプロキシの数を計算します。
    • 1 秒あたり 600(HTTP)または 150(HTTPS)の新しい接続
    • 3,000 のアクティブな接続
    • 1 秒あたり 1,400 のリクエスト数*

*プロキシ インスタンスは、Cloud Logging が無効になっている場合、1 秒あたり 1,400 のリクエストを処理できます。Logging を有効にすると、プロキシ インスタンスが処理できる 1 秒あたりのリクエスト数はより少なくなります。たとえば、リクエストを 100% ロギングする場合、プロキシのリクエスト処理能力は 1 秒あたり 700 リクエストまで減少します。100% より少ない割合のトラフィックをサンプリングするように Logging を設定することもできるため、費用の制御とオブザーバビリティの要件を同時に満足できます。

計算の例

10 分の間、180 MB/秒のデータがロードバランサを通過するとします。180 MB per second / 18 MB per second per proxy instance = 10 proxy instances

同じ 10 分間で、1 秒あたり 300 の新しい HTTPS 接続が確立されます。3,000 の接続がアクティブであり、1 秒あたり 2,800 のリクエストが送信されます。

300 new HTTPS connections per second / 150 new HTTPS connections per second per proxy instance = 2 proxy instances 3,000 active connections / 3,000 active connections per proxy instance = 1 proxy instance 2,800 requests per second / 1,400 requests per second per proxy instance = 2 proxy instances

この場合、プロキシ インスタンスの合計数は 5 つになります。この数は、帯域幅の要件を満たすために必要なプロキシ インスタンスの数(10)よりも少ないため、この 10 分間におけるプロキシ インスタンスの料金は、次のように計算されます。

10 proxy instances * $0.025 per proxy instance per hour * (10 minutes / (60 minutes per hour)) = $0.0417

課金は、バックエンドへの接続を確立しているプロキシ インスタンスの数ではなく、トラフィックのニーズを満たすために必要な容量(測定値)に基づいて計算されます。そのため、課金計算上のプロキシ インスタンスの数が、実際にインフラストラクチャにある数と異なる場合があります。

プロキシ インスタンスの最低料金

性能を最適化して信頼性を確保するために、各ロードバランサには、ロードバランサがデプロイされる Google Cloud リージョン内の少なくとも 3 つのプロキシ インスタンスが割り振られます。これらのプロキシ インスタンスは、ロードバランサがトラフィックを処理しない場合でも割り振られます。(負荷分散スキームが INTERNAL_MANAGED の)転送ルールがプロジェクトにデプロイされると、プロキシ インスタンス料金の加算が開始されます。上記で説明したとおり、追加のプロキシ インスタンス料金は転送ルールが追加されるごとに発生します(つまり、転送ルール 1 つにつき追加プロキシ インスタンス 3 つ分の料金が発生します)。

ロードバランサには 3 つのプロキシ インスタンスが最低で割り振られ、これにより 1 時間あたりのプロキシ インスタンスの最低料金が決まります。たとえば、us-central1 Google Cloud リージョンの場合、最低料金は次のように計算されます。

3 proxy instances * $0.025 per proxy per hour = $0.075 per hour

上記で説明したとおり、各プロキシ インスタンスは一定量のトラフィックまで処理できます。トラフィックのニーズが 3 つのプロキシ インスタンスで処理できる容量を超えた場合、追加のトラフィックを処理するために必要なプロキシ インスタンスの料金が発生します。

データ処理の料金

データ処理の料金は、請求期間内にロードバランサによって処理されたリクエスト データとレスポンス データの総量を測定することで計算されます。この料金は使用量に応じて増減します。また、データ処理に関して最低料金はありません。

カスタム リクエスト ヘッダーと Google Cloud Armor の料金

バックエンド サービスに Google Cloud Armor セキュリティ ポリシーが関連付けられている場合は、そのバックエンド サービスでカスタム リクエスト ヘッダー機能を追加料金なしに使用できます。

カスタム リクエスト ヘッダー機能を使用するバックエンド サービスに Google Cloud Armor ポリシーが関連付けられていない場合、料金は月あたり 1,000,000 HTTP(S) リクエストごとに $0.75 となります。アカウントごとに、月あたり最初の 666,666,667 リクエストのみが課金されます。

プロトコル転送

プロトコル転送は、負荷分散サービスと同じレートで課金されます。転送ルールとターゲット インスタンスによって処理される上り(内向き)データには料金がかかります。

SSL 証明書

セルフマネージド証明書および Google マネージド SSL 証明書は無料です。

次のステップ

カスタム見積もりのリクエスト

Google Cloud の従量制課金では、使用したサービスに対してのみ料金が発生します。カスタム見積もりをご希望の場合は、Google のセールスチームにお問い合わせください。
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