限定公開の Google アクセスの構成

デフォルトでは、Compute Engine VM がネットワーク インターフェースに割り当てられた外部 IP アドレスを持たない場合、他の内部 IP アドレスの宛先にのみパケットを送信できます。VM のネットワーク インターフェースが使用するサブネットで限定公開の Google アクセスを有効にすると、Google API とサービスで使用される一連の外部 IP アドレスに VM を接続できます。

限定公開の Google アクセスでは、App Engine で使用される外部 IP アドレス(サードパーティ App Engine ベースのサービスを含む)にもアクセスできます。

限定公開の Google アクセスで使用できる対象の API とサービスを確認するには、限定公開の Google アクセスの概要でサポート対象のサービスをご覧ください。

限定公開の Google アクセスや Google Cloud が提供するその他のプライベート接続オプションの背景情報については、サービスのプライベート アクセス オプションをご覧ください。

仕様

次のすべての条件が満たされている場合、VM インターフェースは限定公開の Google アクセスを使用して Google API とサービスの外部 IP アドレスにパケットを送信できます。

  • 限定公開の Google アクセスが有効なサブネットに VM インターフェースが接続している。

  • サブネットを含む VPC ネットワークが、Google API とサービスのネットワーク要件を満たしている。

  • VM インターフェースに外部 IP アドレスが割り振られていない。

  • VM から送信されたパケットの送信元 IP アドレスが、次のいずれかの IP アドレスと一致する。

    デフォルト ドメインにパケットを送信する場合:

    • VM インターフェースのプライマリ内部 IPv4 アドレス
    • VM インターフェースの内部 IPv6 アドレス
    • エイリアス IP 範囲からの内部 IPv4 アドレス

    private.googleapis.com または restricted.googleapis.com ドメインにパケットを送信する場合:

    • VM インターフェースのプライマリ内部 IPv4 アドレス
    • エイリアス IP 範囲からの内部 IPv4 アドレス

ネットワーク インターフェースに割り当てられた外部 IPv4 または IPv6 アドレスを持つ VM には、Google API とサービスに接続する限定公開の Google アクセスは必要ありません。ただし、VPC ネットワークは Google API とサービスのアクセス要件を満たしている必要があります。

外部 IPv4 アドレスは、動作中であっても既存の VM インスタンスから割り振りを解除できます。詳細については、静的外部 IP アドレスの割り振り解除をご覧ください。

外部 IPv6 アドレスは、動作中であっても既存の VM インスタンスから割り振りを解除できます。詳細については、VM のスタックタイプの変更をご覧ください。

ネットワークの要件

限定公開の Google アクセスには以下の要件があります。

  • 限定公開の Google アクセスはサブネットごとに有効になっているため、VPC ネットワークを使用する必要があります。レガシー ネットワークはサブネットに対応していないため、サポート対象外です。

  • IPv6 を使用して Google API とサービスに接続する場合は、次の両方の要件を満たす必要があります。

    • VM に /96 IPv6 アドレス範囲を構成し、VM で実行されているソフトウェアは、送信元がこれらの IPv6 アドレスのいずれかに一致するパケットを送信する必要があります。

    • デフォルト ドメインの IPv6 アドレスにパケットを送信する必要があります。

    • private.googleapis.com または restricted.googleapis.com ドメイン名を使用する場合、これらのドメインに関連付けられた IP アドレスにトラフィックを転送する DNS レコードを作成する必要があります。詳細については、ネットワーク構成をご覧ください。これらのドメイン名では IPv4 接続のみが提供されます。

    • ネットワークには、Google API とサービスで使用される宛先 IP 範囲に適したルートが必要です。このルートでは、デフォルトのインターネット ゲートウェイのネクストホップを使用する必要があります。private.googleapis.com または restricted.googleapis.com ドメイン名を使用する場合、(ドメインごとに)必要なルートは 1 つのみです。それ以外の場合は、複数のルートを作成する必要があります。詳細については、ルーティング オプションをご覧ください。

    • 下り(外向き)ファイアウォールでは、Google API とサービスによって使用される IP アドレス範囲へのトラフィックを許可する必要があります。暗黙の下り(外向き)許可ファイアウォール ルールがこの要件を満たしています。ファイアウォールの要件を満たすその他の方法については、ファイアウォールの構成をご覧ください。

権限

プロジェクト オーナー、編集者、ネットワーク管理者のロールを持つ IAM プリンシパルがサブネットを作成または更新し、IP アドレスを割り当てることができます。

ロールの詳細については、IAM ロールのドキュメントをご覧ください。

ロギング

Cloud Logging は、限定公開の Google アクセスが有効になっているサブネット内の VM インスタンスからの API リクエストをすべてキャプチャします。ログエントリは、API リクエストのソースを呼び出し元インスタンスの内部 IP アドレスとして識別します。

日次使用状況レポートや月次ロールアップ レポートが Cloud Storage バケットに配信されるよう構成できます。詳細については、使用状況レポートを表示するページをご覧ください。

ネットワークの構成

このセクションでは、VPC ネットワーク内の VM が Google API とサービスにアクセスするために必要な基本的なネットワーク要件について説明します。

ドメイン オプション

まず、Google API とサービスにアクセスするドメインを選択します。

private.googleapis.com VIP と restricted.googleapis.com VIP は、TCP 上の HTTP ベースのプロトコル(HTTP、HTTPS、HTTP/2)のみをサポートします。MQTT や ICMP などの他のプロトコルはサポートされていません。

ドメインと IP アドレス範囲 サポート対象のサービス 使用例
デフォルト ドメイン

private.googleapis.comrestricted.googleapis.com を除く、Google API とサービスのすべてのドメイン名。

さまざまな IP アドレス範囲 - デフォルト ドメインの IP アドレスを参照することにより、デフォルト ドメインで使用される可能性のあるアドレスを含む IP 範囲のセットを決定できます。
VPC Service Controls でサポートされているかどうかにかかわらず、ほとんどの Google API とサービスへの API アクセスを有効にします。これには、マップ、Google 広告、Google Cloud Platform への API アクセスが含まれます。Google Workspace とその他のウェブ アプリケーションも含まれます。 デフォルトのドメインは、private.googleapis.comrestricted.googleapis.com の DNS レコードを構成していない場合に使用されます。

private.googleapis.com

199.36.153.8/30

VPC Service Controls でサポートされているかどうかにかかわらず、ほとんどの Google API とサービスへの API アクセスを有効にします。マップ、Google 広告、Google Cloud、以下のリストを含むその他のほとんどの Google API への API アクセスが含まれます。Google Workspace ウェブ アプリケーションはサポートされていません。インタラクティブなウェブサイトには対応していません。

一致するドメイン名:
  • accounts.google.com(OAuth 認証に必要なパスのみ)
  • appengine.google.com
  • *.appspot.com
  • *.cloudfunctions.net
  • *.cloudproxy.app
  • *.composer.cloud.google.com
  • *.composer.googleusercontent.com
  • *.datafusion.cloud.google.com
  • *.datafusion.googleusercontent.com
  • dl.google.com
  • gcr.io または *.gcr.io
  • *.googleadapis.com
  • *.googleapis.com
  • *.gstatic.com
  • *.ltsapis.goog
  • *.notebooks.cloud.google.com
  • *.notebooks.googleusercontent.com
  • packages.cloud.google.com
  • pkg.dev または *.pkg.dev
  • pki.goog または *.pki.goog
  • *.run.app
  • source.developers.google.com

private.googleapis.com を使用して、Google Cloud 内からのみルーティング可能な一連の IP アドレスを使用して Google API とサービスにアクセスします。

次の状況では private.googleapis.com を選択します。

  • VPC Service Controls を使用しない。
  • VPC Service Controls を使用するものの、VPC Service Controls でサポートされていない Google API とサービスにもアクセスする必要がある。 1

restricted.googleapis.com

199.36.153.4/30

VPC Service Controls でサポートされている Google API およびサービスへの API アクセスを有効にします。

VPC Service Controls をサポートしていない Google API とサービスへのアクセスをブロックします。Google Workspace ウェブ アプリケーションと Google Workspace API はサポートされていません。

restricted.googleapis.com を使用して、Google Cloud 内からのみルーティング可能な一連の IP アドレスを使用して Google API とサービスにアクセスします。

VPC Service Controls でサポートされている Google API とサービスにアクセスする必要がある場合にのみ restricted.googleapis.com を選択します。restricted.googleapis.com は VPC Service Controls をサポートしていない Google API とサービスへのアクセスを許可しません。 1

1 ユーザーがアクセスできる対象を VPC Service Controls をサポートする Google API とサービスのみに制限する必要がある場合は、restricted.googleapis.com を使用します。VPC Service Controls は、使用するドメインに関係なく互換性のある構成済みのサービスに適用されますが、restricted.googleapis.com を使用するとデータの引き出しに関するリスクをさらに軽減できます。restricted.googleapis.com の使用は、VPC Service Controls でサポートされていない Google API とサービスへのアクセスを拒否します。詳細については、VPC Service Controls に関するドキュメントのプライベート接続の設定をご覧ください。

DNS 構成

Google API とサービスへの IPv4 接続では、private.googleapis.com または restricted.googleapis.com に関連付けられた IP アドレスにパケットを送信できます。これを行うには、VPC ネットワーク内の VM が *.googleapis.com と、アクセスする必要がある他のドメインへのリクエストを解決できるように DNS を構成する必要があります。たとえば、Google Kubernetes Engine(GKE)を使用する場合は、*.gcr.io*.pkg.dev も構成する必要があります。

*.googleapis.com の DNS ゾーンとレコードを作成します。

  1. googleapis.com の限定公開 DNS ゾーンを作成します。その場合は、Cloud DNS 限定公開ゾーンの作成を検討してください。
  2. 選択したドメインに応じて、googleapis.com ゾーンで次のいずれかの A レコードを作成します。

    • 次の IP アドレスを指す private.googleapis.comA レコード: 199.36.153.8199.36.153.9199.36.153.10199.36.153.11

    • 次の IP アドレスを指す restricted.googleapis.comA レコード: 199.36.153.4199.36.153.5199.36.153.6199.36.153.7

    Cloud DNS を使用している場合は、googleapis.com 限定公開ゾーンにレコードを追加します。

  3. googleapis.com ゾーンで、前の手順で作成した A レコードを指す *.googleapis.comCNAME レコードを作成します。

一部の Google API とサービスは、*.gcr.io*.gstatic.com*.pkg.devpki.goog などの追加ドメイン名を使用して提供されます。追加のドメインのサービスに private.googleapis.com または restricted.googleapis.com を使用してアクセスできるかどうかを判断するため、ドメイン オプションのドメインと IP アドレス範囲の表を参照します。それぞれの追加ドメインについて、次の作業を行います。

  1. 追加のドメインの DNS ゾーンを作成します(例: gcr.io)。Cloud DNS を使用している場合は、このゾーンが googleapis.com 限定公開ゾーンと同じプロジェクトにあることを確認してください。
  2. この DNS ゾーンで次のことを行います。
    • ドメイン(ゾーン)名自体の A レコード(例: gcr.io)を作成します。この A レコードが、選択したカスタム ドメイン名(private.googleapis.com または restricted.googleapis.com)の 4 つの同じ IP アドレスを指すようにします。
    • アスタリスクとドットに続くドメイン(ゾーン)名を使用して、可能性のあるすべての追加ドメインのホスト名に対する CNAME レコードを作成します(例: *.gcr.io)。この CNAME レコードが、同じゾーンの A レコードを指すようにします。たとえば、*.gcr.iogcr.io を指します。

ルーティング オプション

VPC ネットワークには、ネクストホップがデフォルトのインターネット ゲートウェイである適切なルートが必要です。Google Cloud は、他の VM インスタンスまたはカスタム ネクストホップを介した Google API とサービスへのトラフィックのルーティングをサポートしていません。デフォルトのインターネット ゲートウェイと呼ばれてはいますが、VPC ネットワーク内の VM から Google API とサービスに送信されるパケットは、Google のネットワーク内に残ります。

  • デフォルト ドメインを選択した場合、VM インスタンスは Google の外部 IP アドレスのサブセットを使用して Google API とサービスに接続します。この IP アドレスは一般公開され、ルーティング可能ですが、VPC ネットワーク内の VM からこれらのアドレスへのパスが Google のネットワーク内に残ります。

  • Google は、private.googleapis.com ドメインまたは restricted.googleapis.com ドメインで使用されているいずれの IP アドレス範囲のインターネット上のルートも公開していません。したがって、こうしたドメインにアクセスできるのは、VPC ネットワーク内の VM または VPC ネットワークに接続されているオンプレミス システムの場合のみです。

ネクストホップがデフォルトのインターネット ゲートウェイであるデフォルト ルートが VPC ネットワークに含まれている場合、そのルートを使用すると、カスタムルートを作成しなくても、Google API とサービスにアクセスできます。詳細については、デフォルト ルートでのルーティングをご覧ください。

IPv4 のデフォルト ルート(宛先 0.0.0.0/0)を、ネクストホップがデフォルトのインターネット ゲートウェイではないカスタムルートに置き換えた場合は、代わりにカスタム ルーティングを使用して API とサービスに対する Google のルーティング要件を満たすことができます。

デフォルトの IPv6 ルート(宛先 ::/0)を、ネクストホップがデフォルトのインターネット ゲートウェイではないカスタムルートに置き換えた場合や、VPC ネットワークに IPv6 デフォルト ルートがない場合は、Google API とサービスへの IPv6 接続はできません。IPv6 接続を許可するには、IPv6 デフォルト ルートを追加します。

デフォルト ルートでのルーティング

各 VPC ネットワークには、作成時に IPv4 のデフォルト ルート(0.0.0.0/0)が含まれます。サブネットで外部 IPv6 アドレスを有効にすると、システムによって生成された IPv6 デフォルト ルート(::/0)がその VPC ネットワークに追加されます。

IPv4 のデフォルト ルートは、デフォルト ドメインの IPv4 アドレスへのパス(private.googleapis.com には 199.36.153.8/30 の宛先、restricted.googleapis.com には 199.36.153.4/30 の宛先)を指定します。

IPv6 のデフォルト ルートは、デフォルト ドメインの IPv6 アドレスへのパスのみを提供します。private.googleapis.comrestricted.googleapis.com のドメインには IPv6 接続でアクセスできません。

特定のネットワークのデフォルト ルートの構成を確認する方法は次のとおりです。

コンソール

  1. Google Cloud コンソールの [ルート] ページに移動します。
    [ルート] ページに移動
  2. ルートのリストをフィルタして、検査する必要があるネットワークのルートのみを表示します。
  3. 宛先が 0.0.0.0/0(IPv4 トラフィックの場合)か、::/0(IPv6 トラフィックの場合)で、ネクストホップがデフォルトのインターネット ゲートウェイであるルートを探します。

gcloud

次の gcloud コマンドを使用して、NETWORK_NAME を調べるネットワークの名前に置き換えます。

gcloud compute routes list \
    --filter="default-internet-gateway NETWORK_NAME"

置換用のデフォルト IPv4 ルートを作成する必要がある場合は、静的ルートの追加をご覧ください。

置換用のデフォルトの IPv6 ルートを作成する必要がある場合は、IPv6 デフォルト ルートの追加をご覧ください。

カスタム ルーティング

IPv4 トラフィックのデフォルト ルートの代わりに、宛先がより狭く、デフォルトのインターネット ゲートウェイ ネクストホップを使用するカスタム静的ルートを使用することもできます。必要なルートの数と宛先 IP アドレスは、選択したドメインによって異なります。

特定のネットワークで Google API とサービスのカスタムルートの構成を確認する方法は次のとおりです。

コンソール

  1. Google Cloud コンソールの [ルート] ページに移動します。
    [ルート] ページに移動
  2. [表をフィルタリング] テキスト フィールドで、次の条件を指定してルートのリストをフィルタリングします。NETWORK_NAME は実際の VPC ネットワークの名前に置き換えてください。
    • ネットワーク: NETWORK_NAME
    • ネクストホップのタイプ: default internet gateway
  3. 各ルートの [宛先 IP の範囲] 列を確認します。デフォルト ドメインを選択した場合は、複数のカスタム静的ルート(デフォルト ドメインで使用される各 IP アドレス範囲ごとに 1 つ)がないか確認します。private.googleapis.com または restricted.googleapis.com を選択した場合は、そのドメインの IP 範囲を探します。

gcloud

次の gcloud コマンドを使用して、NETWORK_NAME を調べるネットワークの名前に置き換えます。

gcloud compute routes list \
    --filter="default-internet-gateway NETWORK_NAME"

--format フラグでコマンドをカスタマイズしない限り、ルートはテーブル形式で一覧表示されます。DEST_RANGE 列で各ルートの宛先を探します。デフォルト ドメインを選択した場合は、複数のカスタム静的ルート(デフォルト ドメインで使用される各 IP アドレス範囲ごとに 1 つ)がないか確認します。private.googleapis.com または restricted.googleapis.com を選択した場合は、そのドメインの IP 範囲を探します。

ルートを作成する必要がある場合は、静的ルートの追加をご覧ください。

ファイアウォール構成

VPC ネットワークのファイアウォール構成では、VM から Google API とサービスによって使用される IP アドレスへのアクセスを許可する必要があります。暗黙の allow egress ルールは、この要件を満たしています。

一部のファイアウォール構成では、特定の下り(外向き)許可ルールを作成する必要があります。たとえば、すべての宛先(IPv4 の場合は 0.0.0.0、IPv6 の場合は ::/0)をブロックする下り(外向き)拒否ルールを作成したとします。この場合、Google API とサービス用に、選択したドメインが使用する各 IP アドレス範囲の下り(外向き)拒否ルールよりも優先順位が高い下り(外向き)許可のファイアウォール ルールを 1 つ作成する必要があります。

ファイアウォール ルールを作成するには、ファイアウォール ルールの作成をご覧ください。各下り(外向き)許可ルールのターゲットを定義するときに、ファイアウォール ルールが適用される VM を制限できます。

デフォルト ドメインの IP アドレス

*.googleapis.com*.gcr.io など、デフォルトのドメインで使用される IP アドレス範囲を確認するには、次の手順を行います。

  • Google では、インターネット上でユーザーが使用できる IP 範囲の完全なリストを goog.json で公開しています。

  • また、お客様の Google Cloud リソースで使用可能なグローバルとリージョンの外部 IP アドレス範囲のリストを cloud.json に公開しています。

Google API とサービスのデフォルトのドメインで使用される IP アドレスは、goog.json の範囲から cloud.json のすべての範囲を除いて計算された範囲のリスト内に収まります。次の例では、Python を使用してこの範囲を取得しています。

次の Python スクリプトを使用すると、Google API とサービスのデフォルト ドメインで使用される IP アドレス範囲のリストを作成できます。

このスクリプトの実行については、実行方法をご覧ください。

from __future__ import print_function

import json

try:
    from urllib import urlopen
except ImportError:
    from urllib.request import urlopen
    from urllib.error import HTTPError

import netaddr

IPRANGE_URLS = {
    "goog": "https://www.gstatic.com/ipranges/goog.json",
    "cloud": "https://www.gstatic.com/ipranges/cloud.json",
}

def read_url(url):
    try:
        return json.loads(urlopen(url).read())
    except (IOError, HTTPError):
        print("ERROR: Invalid HTTP response from %s" % url)
    except json.decoder.JSONDecodeError:
        print("ERROR: Could not parse HTTP response from %s" % url)

def get_data(link):
    data = read_url(link)
    if data:
        print("{} published: {}".format(link, data.get("creationTime")))
        cidrs = netaddr.IPSet()
        for e in data["prefixes"]:
            if "ipv4Prefix" in e:
                cidrs.add(e.get("ipv4Prefix"))
            if "ipv6Prefix" in e:
                cidrs.add(e.get("ipv6Prefix"))
        return cidrs

def main():
    cidrs = {group: get_data(link) for group, link in IPRANGE_URLS.items()}
    if len(cidrs) != 2:
        raise ValueError("ERROR: Could process data from Google")
    print("IP ranges for Google APIs and services default domains:")
    for ip in (cidrs["goog"] - cidrs["cloud"]).iter_cidrs():
        print(ip)

if __name__ == "__main__":
    main()

限定公開の Google アクセスの構成

限定公開の Google アクセスは、VPC ネットワーク内のネットワーク要件を満たした後で有効にできます。

限定公開の Google アクセスを有効にする

以下の手順に従って限定公開の Google アクセスを有効にします。

コンソール

  1. Google Cloud コンソールで [VPC ネットワーク] ページに移動します。
    [VPC ネットワーク] ページに移動
  2. 限定公開の Google アクセスを有効にするサブネットが含まれるネットワークの名前をクリックします。
  3. 既存のサブネットの場合:
    1. サブネットの名前をクリックします。[サブネットの詳細] ページが表示されます。
    2. [編集] をクリックします。
    3. [限定公開の Google アクセス] セクションで、[オン] を選択します。
    4. [保存] をクリックします。
  4. 新しいサブネットの場合:

    1. [サブネットを追加] をクリックします。
    2. 名前を入力します。
    3. リージョンを選択します。
    4. [IP スタックタイプ] には、[IPv4 のみ(シングルスタック)] または [IPv4 と IPv6(デュアルスタック)] を選択します。
    5. [IPv4 範囲] を入力します。これはサブネットのプライマリ IPv4 範囲です。

      RFC 1918 アドレス以外の範囲を選択した場合は、その範囲が既存の構成と競合していないことを確認します。詳細については、IPv4 サブネットの範囲をご覧ください。

    6. デュアルスタックのサブネットを作成する場合は、[IPv6 アクセスタイプ] で [内部] または [外部] を選択します。

      アクセスタイプを [内部] に設定する必要があるが、[内部] オプションを使用できない場合は、ネットワークで内部 IPv6 の範囲が割り当てられていることを確認してください。

    7. ニーズに合わせて新しいサブネットを適切に選択します。たとえば、セカンダリ サブネットの IP 範囲の作成や、VPC フローログの有効化が必要になる場合があります。

    8. [限定公開の Google アクセス] セクションで [オン] を選択します。

    9. [追加] をクリックします。

gcloud

既存のサブネットの場合:

  1. サブネットの名前とリージョンを特定します。次のコマンドで特定のネットワークのサブネットを一覧表示します。

    gcloud compute networks subnets list --filter=NETWORK_NAME
    
  2. 次のコマンドを実行して、限定公開の Google アクセスを有効にします。

    gcloud compute networks subnets update SUBNET_NAME \
    --region=REGION \
    --enable-private-ip-google-access
    
  3. 次のコマンドで、限定公開の Google アクセスが有効になっていることを確認します。

    gcloud compute networks subnets describe SUBNET_NAME \
    --region=REGION \
    --format="get(privateIpGoogleAccess)"
    

上記のコマンドすべてで、以下の値を有効な値に置き換えます。

  • SUBNET_NAME: サブネットの名前
  • REGION: サブネットのリージョン
  • NETWORK_NAME: サブネットを含む VPC ネットワークの名前

新しいサブネットを作成するときは、--enable-private-ip-google-access フラグを使用して限定公開の Google アクセスを有効にします。

gcloud compute networks subnets create SUBNET_NAME \
    --region=REGION \
    --network=NETWORK_NAME \
    --range=PRIMARY_IP_RANGE \
    [ --stack-type=STACK_TYPE ] \
    [ --ipv6-access-type=IPv6_ACCESS_TYPE ] \
    --enable-private-ip-google-access

次の変数を有効な値に置き換えます。

  • SUBNET_NAME: サブネットの名前
  • REGION: サブネットのリージョン
  • NETWORK_NAME: サブネットを含む VPC ネットワークの名前
  • PRIMARY_IP_RANGE: サブネットのプライマリ IP アドレス範囲
  • STACK_TYPE は、サブネットのスタックタイプ(IPV4_ONLY または IPV4_IPV6)です。
  • IPv6_ACCESS_TYPE は IPv6 アクセスタイプ(EXTERNAL または INTERNAL)です。--stack-type=IPV4_IPV6 も指定した場合にのみ、IPv6 アクセスタイプを指定します。

限定公開の Google アクセスを無効にする

以下の手順に従って、既存のサブネットの限定公開の Google アクセスを無効にします。

コンソール

  1. Google Cloud コンソールで [VPC ネットワーク] ページに移動します。
    [VPC ネットワーク] ページに移動
  2. 限定公開の Google アクセスを無効にするサブネットが含まれているネットワークの名前をクリックします。
  3. 既存のサブネットの名前をクリックします。[サブネットの詳細] ページが表示されます。
  4. [編集] をクリックします。
  5. [限定公開の Google アクセス] セクションで、[オフ] を選択します。
  6. [保存] をクリックします。

gcloud

  1. サブネットの名前とリージョンを特定します。次のコマンドで特定のネットワークのサブネットを一覧表示します。

    gcloud compute networks subnets list \
        --filter=NETWORK_NAME
    
  2. 次のコマンドを実行して、限定公開の Google アクセスを無効にします。

    gcloud compute networks subnets update SUBNET_NAME \
        --region=REGION \
        --no-enable-private-ip-google-access
    
  3. 次のコマンドで、限定公開の Google アクセスが無効になっていることを確認します。

    gcloud compute networks subnets describe SUBNET_NAME \
        --region=REGION \
        --format="get(privateIpGoogleAccess)"
    

上記のコマンドすべてで、以下の値を有効な値に置き換えます。

  • SUBNET_NAME: サブネットの名前
  • REGION: サブネットのリージョン
  • NETWORK_NAME: サブネットを含む VPC ネットワークの名前

次のステップ