バケット CORS の取得

バケットの CORS 構成を一覧表示するには、バケットを範囲とする GET リクエストを作成し、cors クエリ文字列パラメータを使用します。 CORS 設定はレスポンスの本文に含まれる XML ドキュメントで返されます。

CORS 構成の詳細については、クロスオリジン リソース シェアリング(CORS)の構成をご覧ください。

クエリ文字列パラメータ

パラメータ 説明 必須
cors 既存バケットの CORS 設定を表示する場合に使用します。 ×

署名付き URL を作成して使用するときに指定するパラメータについては、署名付き URL クエリ文字列パラメータをご覧ください。

リクエスト ヘッダー

一般的なリクエスト ヘッダーをご覧ください。

リクエストの本文の要素

このリクエストの本文に XML ドキュメントは含まれません。

リクエストの構文

次の構文は cors クエリ文字列パラメータを使用する GET Bucket リクエストに適用されます。

GET /?cors HTTP/1.1
Host: BUCKET_NAME.storage.googleapis.com
Date: DATE
Content-Length: 0
Authorization: AUTHENTICATION_STRING

レスポンス ヘッダー

使用するリクエスト ヘッダーに応じて、リクエストから返されるレスポンス ヘッダーは異なります。

レスポンスの本文の要素

次のレスポンスの本文の要素は、cors クエリ文字列パラメータを使用してバケットの CORS 設定を取得する場合にのみ適用することができます。

要素 説明
CorsConfig 1 つ以上の Cors 設定コンテナ用のコンテナ。Cors 設定を複数指定した場合、Cors 設定は CorsConfig コンテナでのリスト順に評価されます。リクエストの Origin と Method に一致する最初の Cors 設定に従って、レスポンスに追加する CORS レスポンス ヘッダーが決まります。
Cors バケットに適用される CORS 設定のコンテナ。各 Cors コンテナには複数の Origin と複数の Method を指定できます。リクエストの Origin が Cors コンテナのいずれかの Origin と一致し、リクエストの Method が Cors コンテナのいずれかの Method と一致すれば、一致していると見なされます。
Origins この Cloud Storage とのクロスオリジン リソース シェアリングを許可されたオリジンのコンテナ。
Origin この Cloud Storage バケットとのクロスオリジン リソース シェアリングを許可されたオリジン例:https://origin1.example.com
Methods この CORS 設定でサポートされるメソッドを指定する、1 つ以上の HTTP メソッド要素のコンテナ。
Method この構成で使用される HTTP メソッド。有効な値は DELETEGETHEADPOSTPUT です。 OPTIONS はプリフライト リクエストとして解釈されるため、CORS 構成でこのメソッドを指定する必要はありません。
ResponseHeaders 1 つ以上の ResponseHeader 要素のコンテナ(オプション)。
ResponseHeader ユーザー エージェントが複数の生成元の間で共有できるレスポンス ヘッダーを指定します。
MaxAgeSec ユーザー エージェントがレスポンスをキャッシュに入れておくことができる期間(秒数)を示す値。この要素はオプションです。省略すると、デフォルト値が使用されます。複数回指定した場合は、最後の要素が自動的に有効と見なされます。プリフライト リクエストに応じて、Access-Control-Max-Age ヘッダーで値が返されます。