Cloud Logging と Monitoring のエージェントの非推奨ポリシー

このドキュメントでは、次の Logging エージェントと Monitoring エージェント、および関連するクライアント側コンポーネントの非推奨ポリシーについて説明します。

リリース バージョンの非推奨について

リリース バージョンのサポート

すべてのエージェントとそのクライアント側コンポーネントは、<MAJOR>.<MINOR>.<PATCH> バージョニング規則に従います。たとえば、stackdriver-agent 5.5.2 のようになります。新しいリリースでは、次のようにバージョン番号が加算されます。

  • 下位非互換性のない変更を行う場合は、MAJOR バージョン
  • 下位互換性のある機能を追加する場合は、MINOR バージョン
  • 下位互換性のあるバグ修正を行う場合は、PATCH バージョン

エージェントのバージョンがサポートされているということは、サポート対象の各プラットフォームでエージェントのバグがデバッグされ、修正されることを意味します。バグ修正の利点を享受するには、エージェントを同じメジャー バージョンの最新のマイナー リリースにアップグレードしなければならない場合がありますが、エージェントを最新のメジャー バージョンにアップグレードする必要はありません。最新のメジャー バージョンには下位互換性のない変更が含まれている場合があります。

サポートされているメジャー バージョンのいずれかで見つかったセキュリティの問題または重大なバグが、サポートされている他のメジャー バージョンにも存在する場合は、修正によって下位互換性が失われる場合を除き、そのバグ修正はサポートされているすべてのメジャー バージョンにバックポートされます。新機能はバックポートされません。

下位互換性のある変更(新機能やバグ修正を含む)は、任意のタイミングで最新メジャー バージョンのマイナー リリースに組み込まれます。下位互換性のない変更は次のメジャー リリースに組み込まれます。

廃止

Cloud Logging と Cloud Monitoring のエージェントのメジャー バージョンには、少なくとも 12 か月の有効期間があります。メジャー バージョン(例: バージョン N)は、次のメジャー バージョン(例: バージョン N+1)のリリースから 12 か月後に廃止されます。メジャー バージョンの廃止とは、今後バグ修正やマイナー リリースが行われないことを意味します。また、そのバージョンに関するカスタマー サポートは利用できなくなります。バージョンが廃止されると、そのバージョンのエージェントのインストーラ ファイルは削除され、ダウンロードできなくなります。

その後に、マイナー バージョンのみの更新が含まれるエージェントがリリースされても、廃止までの期間はリセットされません。マイナー バージョンの存続期間は、そのメジャー バージョンの非推奨と廃止のスケジュールに従います。

それぞれのリリースにおいて、サービスに関する重要なお知らせ(MSA)が送付されることはありません。廃止予定日については、エージェントの README ページをご覧ください。

Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)などの環境、またはオペレーティング システムの存続期間が終了になると、エージェントのサポートも終了します。エージェントの廃止日が特に設定されている場合を除き、環境またはオペレーティング システムのサポートが終了した時点でエージェントも廃止されます。詳しくは、このガイドの環境、オペレーティング システム、機能のサポートの非推奨のセクションをご覧ください。

既存のエージェントやコンポーネントの移行計画

この非推奨ポリシーより前に存在していたエージェントやクライアント側コンポーネントのバージョンは、少なくとも 2020 年 2 月 28 日までは入手可能であり、サポートされます。ただし、バグ修正はこれらのリリースにはバックポートされません。

エージェントとコンポーネントの他のバージョンの廃止日を確認するには、各コンポーネントの README ページをご覧ください。

環境、オペレーティング システム、機能のサポートの非推奨

環境とオペレーティング システムのサポート

Logging と Monitoring のエージェントは、クライアント環境にインストールされるバイナリです。これらのエージェントは、さまざまな環境とオペレーティング システムの組み合わせをサポートしています。組み合わせの例として、Amazon Linux on EC2 が挙げられます。

機能サポート

機能とは、要件を満たし、設計上の決定を表し、可能性のある構成オプションを提供するエージェントの機能単位を指します。機能の例として、モニタリング対象リソースに関する指標の取り込みのサポートがあります。

非推奨

環境、オペレーティング システム、または機能に対するサポートが非推奨になると、そのことを知らせる MSA が届きます。この MSA には、この非推奨ポリシーへのリンクが含まれています。MSA は、エージェントとコンポーネント リリースのメジャー バージョンに関連付けられています。環境、オペレーティング システム、または機能の廃止日は、そのエージェント リリースのメジャー バージョンの廃止日と同じです。そのメジャー バージョンが、その環境、オペレーティング システム、または機能をサポートする最後のメジャー バージョンになります。

廃止

環境、オペレーティング システム、または機能のサポートが廃止されると、その環境、オペレーティング システム、または機能に対するカスタマー サポートは提供されなくなります。廃止を通知するための MSA が送信されます。