ユーザー補助機能の有効化

スクリーン リーダーの利便性を向上させるために、gcloud コマンドライン ツールには accessibility/screen_reader プロパティが付属しています。このプロパティを true に設定すると、次の動作が有効になります。

  • unicode スピナーの代わりのステータス トラッカー: gcloud がタスクを実行しているときに 'working' フレーズが stderr に表示されます。
  • パーセント進行状況バー: 進行状況が stderr にパーセントで表示されます。
  • フラット化テーブル: ボックス テーブルは、多くのリストコマンドのデフォルトの出力です。クエリされたリソースが Unicode で描画されたテーブルに表示されるのではなく、フラット化されたアイテムのリストとしてレンダリングされます。独自のフォーマットを定義するために --format フラグを使用することも検討してください。

ユーザー補助機能を有効にするには、次のコマンドを実行します。

gcloud config set accessibility/screen_reader true

補足資料

別のドキュメント環境

  • キーワードまたはコマンドについて gcloud CLI リファレンス ドキュメントを検索するには、gcloud help を使用します。これにより、指定した引数に一致するヘルプテキストを含むすべてのコマンドが検索されます。

gcloud CLI 出力の調整

  • コマンド出力の詳細レベルを調整するには、gcloud CLI のフラグ --verbosity を debug、info、warning、error、critical、none のいずれかに設定します。
  • list コマンドの場合、出力をさらに絞り込むために --limit フラグでリストするリソースの最大数を設定します。また、--page-size フラグを使用して、サービスリストがページに出力された場合の 1 ページあたりのリソース数を定義することもできます。並べ替えの対象フィールドで --sort-by フラグを使用するとフィールドが並べ替えられます。
  • 対話型プロンプトを無効にするには、--quiet フラグを使用します。
  • よりわかりやすい出力を構造化して生成するには、format、filter、projection フラグを使用して出力を微調整します。
    • 出力形式だけを定義する場合は、--format フラグを使用して、出力(対話型表示用)を表形式やフラット形式で、または出力(json、csv、yaml、value)を機械可読形式で生成します。
    • リソースデータの値を選択するキーのリストを書式設定するには、projections を使用します。
    • 定義する基準に従って出力をさらに絞り込むには、--filter フラグを使用します。