Firestore は、自動スケーリングと高性能を実現し、アプリケーション開発を簡素化するように構築された NoSQL ドキュメント データベースです。これは Datastore の最新バージョンで、Datastore のいくつかの点が改善されています。
Datastore モードの Firestore は、サーバーのユースケースと App Engine 用に最適化されているため、主に App Engine アプリで使用されるデータベースには Datastore モードの Firestore を使用することをおすすめします。ネイティブ モードの Firestore は、モバイルとリアルタイムの通知のユースケースに最適です。Firestore モードの詳細については、ネイティブ モードと Datastore モードからの選択をご覧ください。
このドキュメントでは、Google Cloud Client Library を使用して Datastore モードのデータベースにデータを格納する方法、または Datastore モードのデータベースからデータを取得する方法について説明します。
前提条件と設定
App Engine の Node.js 用「Hello, World!」の説明に従って環境とプロジェクトを設定し、App Engine での Node.js アプリの構造を理解してください。このドキュメントで説明しているサンプルアプリを実行する際に必要となるため、プロジェクト ID を書き留めておきます。
リポジトリのクローン作成
サンプルをダウンロード(クローンを作成)します。
git clone https://github.com/GoogleCloudPlatform/nodejs-docs-samples
cd nodejs-docs-samples/appengine/datastore
プロジェクト構成の編集と依存関係の設定
package.json
では、@google-cloud/datastore
を依存関係として設定します。これにより Datastore モードを使用するための関数が提供されます。
アプリケーション コード
このサンプル アプリケーションは訪問者の IP のログ記録、取得、表示を行います。ログエントリがタイプ visit
の単純な 2 フィールド クラスであり、データセットの save コマンドを使用して Cloud Datastore に保存されることを確認できます。データセットの runQuery コマンドを使用すると、最新の 10 件の訪問を降順に取得できます。
index.yaml
ファイルの使用
このサンプルアプリは簡単なクエリを実行しています。複雑な Datastore クエリには 1 つ以上のインデックスが必要です。インデックスは、アプリとともにアップロードする index.yaml
ファイルで指定する必要があります。
ローカルテスト
アプリケーションを開発してローカルでテストする必要がある場合は、Datastore モードエミュレータを使用できます。
詳細情報
最適化やコンセプトなどの Datastore モードの詳細は、Datastore モードの Firestore に関するドキュメントをご覧ください。