Migrate for Compute Engine の要件

このページでは、Migrate for Compute Engine を使用した移行の要件について説明します。

すべての移行に対する要件

帯域幅

移行元の環境と Compute Engine ノードとの間の最小帯域幅は、次のうち大きい方を指定してください。

  • 上下対称 20 Mbit/秒。
  • 同時に移行する VM の合計数 x VM 1 個あたり 0.5 Mbit/秒。

たとえば、Migrate for Compute Engine 4.5 では、クラウドで最大 100 個の VM を稼働させるため、本番環境として使用する場合、50 Mbit/秒以上が推奨されます。

VM オペレーティング システムの要件

移行する VM で対応しているオペレーティング システムのバージョンを実行する必要があります。

ネットワーク接続

Migrate for Compute Engine を使用する際に必要なポートと接続については、ネットワーク アクセスの要件をご覧ください。

Google Cloud の権限

Migrate for Compute Engine コンポーネントには、Google Cloud の特定の一連のサービス アカウントとロールが必要です。

オンプレミスの VMware から Compute Engine への移行

VMware のバージョン

Migrate for Compute Engine は、VMware vCenter と ESXi からの移行をサポートします。

最新の Migrate for Compute Engine リリースは、VMware の以下のバージョンに対応しています。

  • vCenter: 5.5U1、6.0U1、6.5、6.5U1、6.7
  • ESXi: 5.5U1、6.0 U1、6.5、6.7

VMware の権限

VMware 管理者は以下を実行する必要があります。

  • Velostrata オンプレミス バックエンド仮想アプライアンス OVA をデプロイする。
  • 移行を管理するために、Migrate for Compute Engine の vCenter のロールを作成して割り当てる。

Velostrata オンプレミス バックエンド仮想アプライアンス

Velostrata バックエンドは、VMware 環境内の VM 上で動作します。詳細については、Migrate for Compute Engine バックエンドのデプロイを参照してください。

AWS から Google Cloud への移行

AWS の権限

AWS から GCP への移行を構成するには、次の権限が必要です。

  • AWS と Google Cloud との間で VPN または相互接続を設定する権限。
  • IAM アカウントを作成し、そのアカウントに権限を割り当てる権限。

Azure から Google Cloud への移行

Azure の権限

Azure から GCP への移行を構成するには、次の権限が必要です。

  • Azure と Google Cloud との間で VPN または相互接続を設定する権限。
  • Azure で必要な権限を作成する権限。