Wave 内のインスタンスの適正化

クラウド内実行オペレーションまたは移行オペレーションの場合は、ランブックでターゲット インスタンスの種類を定義する必要があります。これは手動で行うことができ、または Migrate for Compute Engine でクラウド インスタンスの適正化を使用してサイズを提案できます。

インスタンスのサイズを適正化するには、次に手順に従います。

  1. Wave を選択します。
  2. Runbook Automation の上部バーで、[Action] > [Right-Sizing] をクリックします。
  3. [Operation] プルダウン メニューを使用して、実行する次のオペレーションを選択します。

    • Start Monitoring: ランブックでオンプレミス VM をモニタリングして、費用ベースの推奨事項を取得します。このオペレーションは、vSphere VM でのみ使用できます。
    • Stop Monitoring: 推奨事項を正常に取得した後に、オンプレミス VM のモニタリングをオフにします。このオペレーションは、vSphere VM でのみ使用できます。

    • Get Recommendations: 推奨事項が記載された新しいランブックをダウンロードします。

このファイルには、パフォーマンス ベースのオプションを反映する 3 つの推奨事項と、費用ベースのオプションを反映する推奨事項があれば、こちらも 3 つ含まれています。

  • パフォーマンスベースのオプションは、移行元でプロビジョニングされた VM から派生します。
  • 費用ベースのオプションは、オンプレミス VM の CPU と RAM の構成および一定期間の平均使用率から派生します。

各推奨事項は、2 つの列で表されます。1 つは推奨インスタンスの種類で、もう 1 つは VM を実行するための 1 時間あたりの推定コストです。1 時間あたりの推定コストは、コンピューティングの使用量のみで、使用量によって異なるストレージやネットワーク トラフィックの費用は含まれません。データ列は次のとおりです。

  • PerfOptRec_type_N(N = 1, 2, 3): 推奨されるパフォーマンス最適化クラウド インスタンスの種類。
  • PerfOptRec_cost_N(N = 1, 2, 3): 推奨されるクラウド インスタンスの種類の正規価格。この価格には継続利用割引が含まれています。
  • VmUsageInfo: 収集された VM 使用量についての情報。これは、費用最適化の推奨事項のベースとなります。
  • CostOptRec_type_N(N = 1, 2, 3): 推奨される費用最適化クラウド インスタンスの種類。
  • CostOptRec_cost_N(N = 1, 2, 3): 推奨されるクラウド インスタンスの種類の正規価格。この価格には継続利用割引が含まれています。

ランブックを読み込んでから、推奨事項列を探して候補を確認します。その行に対して 1 つを選択し、インスタンスの種類の値を [TargetInstanceType] 列にコピーします。[Update Runbook] ボタンを使ってファイルを保存し、Migrate for Compute Engine Manager にアップロードします。