Cloud Interconnect の診断を取得する

beta

Cloud Interconnect の診断を使用すると、プロビジョニング時およびアクティブ化後に Cloud Interconnect をトラブルシューティングできます。

診断によって、Cloud Interconnect 接続の Google Cloud 側の最新の詳細な技術情報をオンデマンドで得ることができます。

プロビジョニング時の診断

この診断により、オンプレミス ルーターの構成に関するトラブルシューティングと問題解決に必要な情報を取得できます。これは、Cloud Interconnect がプロビジョニング プロセスの実行に失敗した場合に役立ちます。

Cloud Interconnect がプロビジョニング プロセスのどのステージにあるかによって、診断結果に含まれるデータは異なります。主な手順と細かい手順は次のセクションで説明します。この診断情報により、プロビジョニング プロセスを問題なく進行させるために次に取るべきステップを把握できます。

診断コマンドの結果や Google Cloud Console で提供される情報を解釈するには、コマンド出力リファレンスを使用します。

プロビジョニングのステージ

Cloud Interconnect のプロビジョニング プロセスは複数のステージを通じて実行されます。以下の要件を各ステージで満たした後で、次のステージに進んでください。

  • ステージ 1: 回路接続

    • 光強度の状態が OK であること
    • LACP が切り離されていること
    • 回線上に ARP エントリが存在すること
  • ステージ 2: 回線の品質確認(複数のリンク)

    • 光強度の状態が OK であること
    • LACP が切り離されていること
    • 回線上に ARP エントリが存在すること
  • ステージ 3: 本番環境の構成

    • 光強度の状態が OK であること
    • LACP がアクティブであること
    • Cloud Interconnect に ARP エントリが存在すること

診断の使用方法

Console

  1. Google Cloud Console で Cloud Interconnect の [物理接続] タブに移動します。
    [物理接続] タブに移動
  2. Cloud Interconnect の名前をクリックします。
  3. Cloud Interconnect の [詳細] ページの次の場所に診断情報が表示されます。

    • 警告やエラーについては、画面左上の [ステータス] フィールドを確認します。
    • Cloud Interconnect のプロビジョニング容量については、[容量] フィールドを確認します。
    • Cloud Interconnect に問題があると思われる場合は、[容量] フィールドの右側で、Cloud Interconnect の有効容量、ダウンリンクの数などの情報を確認します。

    光レベルなどの詳細については、gcloud コマンドライン インターフェースまたは API を使用してください。

gcloud

Cloud Interconnect の診断情報を確認するには、次のコマンドを入力します。

  • [NAME] をお客様のプロジェクトの Cloud Interconnect の名前に置き換えます。
  • [PROJECT_ID] を、Google Cloud プロジェクトの ID に置き換えます。
    gcloud beta compute interconnects get-diagnostics [NAME] --project=[PROJECT_ID]
    

コマンド出力の例を以下に示します。

    macAddress: "00:11:22:33:44:55"
    arpCache:
      macAddress: "55:44:33:22:11:00"
      ipAddress: "1.2.3.4"
    links:
      - circuitId: "circuit-id"
      receivingOpticalPower:
        value: 0.4
        state: OK
    lacpStatus:
      state: ACTIVE
      googleSystemId: "00:11:22:33:44:55"
      neighborSystemId: "55:44:33:22:11:00"

    - circuitId: "circuit-id"
      receivingOpticalPower:
        value: 0.4
        state: OK
      lacpStatus:
        state: DETACHED
      arpCache:
        macAddress: "01:23:45:67:89:0a"
        ipAddress: "2.3.4.5"
    

api

診断を取得 interconnects.getDiagnostics メソッド。[NAME] は Cloud Interconnect の名前です。

     GET https://www.googleapis.com/compute/projects/[PROJECT_ID]/global/interconnects/[NAME]/diagnostics
    

このコマンドが成功すると、InterconnectDiagnostics の出力が次の形式で返されます。出力を解釈するには、コマンド出力リファレンスをご覧ください。

    {
    "macAddress": "00:11:22:33:44:55",
    "arpCache": [
    {
      "macAddress": "55:44:33:22:11:00",
      "ipAddress": "1.2.3.4"
    }
    ],
    "links": [
    {
      "circuitId": "circuit-id",
      "receivingOpticalPower": {
        "value": 0.4,
        "state": OK,
      },
      "lacpStatus": {
        "state": ACTIVE,
        "googleSystemId": "00:11:22:33:44:55",
        "neighborSystemId": "55:44:33:22:11:00"
      }
    },
    {
      "circuitId": "circuit-id",
      "receivingOpticalPower": {
        "value": 0.4,
        "state": OK,
      },
      "lacpStatus": {
        "state": DETACHED
      },
      "arpCache": [
        {
          "macAddress": "01:23:45:67:89:0a",
          "ipAddress": "2.3.4.5"
        }
      ]
    }
    ]
    }
    

コマンド出力リファレンス

gcloud コマンドと interconnects.getDiagnostics API の出力パラメータの意味を以下の表に示します。

出力パラメータ 説明
macAddress Google Cloud 側の Cloud Interconnect バンドルの MAC アドレスを記述します。
arpCache Cloud Router の Cloud Interconnect 向け ARP キャッシュ内で現在参照されている個々のネイバーを記述します。Cloud Interconnect がバンドルされていない場合、これは空になります。
arpCache[].macAddress この ARP ネイバーの MAC アドレスのリストです。
arpCache[].ipAddress この ARP ネイバーの IP アドレスのリストです。
links[] Cloud Interconnect 上の各リンクのステータスを記述します。
links[].circuitId Google によってこの回線に割り当てられた一意の ID のリストです。この ID は回線の起動時に割り当てられます。
links[].googleDemarc Google によって割り当てられたデマークを記述します。このデマークは回線の起動時に割り当てられ、Google によって LOA のお客様に提供されます。
links[].receivingOpticalPower 受光レベルの現在の値とステータスを記述します。
links[].receivingOpticalPower.value 受光レベルの現在の値のリストです(単位は dBm)。
links[].receivingOpticalPower.state

受信側トランシーバにおける、警告レベルおよびアラームレベルとの比較での現在の値のステータス。

  • OK: 値が警告しきい値を超えていません。
  • LOW_WARNING: 値が下限警告しきい値を超えています。
  • HIGH_WARNING: 値が上限警告しきい値を超えています。
  • LOW_ALARM: 値が下限アラームしきい値を超えています。
  • HIGH_ALARM: 値が上限アラームしきい値を超えています。
links[].transmittingOpticalPower 送信光レベルの現在の値とステータス。
links[].transmittingOpticalPower.value 送信光レベルの現在の値(単位は dBm)。
links[].transmittingOpticalPower.state

送信側トランシーバにおける、警告レベルおよびアラームレベルとの比較での現在の値のステータス。

  • OK: 値が警告しきい値を超えていません。
  • LOW_WARNING: 値が下限警告しきい値を超えています。
  • HIGH_WARNING: 値が上限警告しきい値を超えています。
  • LOW_ALARM: 値が下限アラームしきい値を超えています。
  • HIGH_ALARM: 値が上限アラームしきい値を超えています。
links[].lacpStatus 単一リンクの LACP 情報。
links[].lacpStatus.state
  • ACTIVE: バンドル内でリンクが構成済みでありアクティブです。
  • DETACHED: バンドル内でリンクが構成されていません。
links[].lacpStatus.googleSystemId LACP 交換局における Google Cloud 側ポートのシステム ID。
links[].lacpStatus.neighborSystemId LACP 交換局における顧客側ポートのシステム ID。
links[].arpCache[] InterconnectDiagnostics.ARPEntry オブジェクトのリスト。このリンクで参照されている ARP ネイバーのエントリを記述します。リンクがバンドルされている場合、これは空になります。
links[].arpCache[].macAddress このリンク上のこの ARP ネイバーの MAC アドレス。
links[].arpCache[].ipAddress このリンク上のこの ARP ネイバーの IP アドレス。