Deployment を作成しています

このページでは、Game Servers デプロイの作成、一覧表示、記述、更新を行う方法について説明します。デプロイメントにより、任意またはすべてのレルムにデプロイできる、1 つ以上のソフトウェア バージョンが管理されます。デプロイメントの作成、構成の追加、ロールアウトの方法のエンドツーエンドの例については、クラスタのスケーリング動作の構成をご覧ください。

始める前に

始める前に、Game Servers の概要の主なコンセプトを理解しておくことをおすすめします。次のタスクも完了していることを確認してください。

• Game Services API が有効になっていることを確認します。
Game Services API を有効にする
• gcloud CLI がインストールされているシェルを選択するか、API クライアントを使用します。

Cloud Shell

Cloud Shell を起動するには、次の手順に従います。

1. Google Cloud Console に移動します。

   Google Cloud Console

2. コンソールの右上隅にある [Cloud Shell をアクティブにする] ボタン をクリックします。

コンソールの下部にあるフレーム内で Cloud Shell セッションが開きます。このシェルで gcloud コマンドを実行します。

ローカルシェル

gcloud CLI をインストールします。

Google Cloud CLI に必要なデフォルトのプロジェクトが設定されていることを確認します（設定されていない場合、後でコマンドごとに --project フラグを明示的に指定する必要があります）。

gcloud config list project

デフォルト プロジェクトを設定していない場合は、次のコマンドを実行して、デフォルト プロジェクトを設定します。PROJECT_ID は、設定するプロジェクト ID に置き換えてください。

gcloud config set project PROJECT_ID

次のコマンドを実行して、Google Cloud CLI のバージョンを確認します。Game Servers には、gcloud CLI のバージョン 306.0.0 以降が必要です。

gcloud version

インストールを更新するには、次のコマンドを実行します。

gcloud components update

curl / PowerShell

REST API を curl または Windows PowerShell で使用するには、次の操作を行います。

1. サービス アカウントを作成する。
2. 秘密鍵を JSON ファイルとしてダウンロードします。

3. 環境変数 GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS を、認証情報を含む JSON ファイルのパスに設定します。この変数は現在のシェル セッションにのみ適用されるため、新しいセッションを開く場合は、変数を再度設定する必要があります。

   例: Linux または macOS

   export GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS="KEY_PATH"

   KEY_PATH は、認証情報が含まれる JSON ファイルのパスに置き換えます。

   例:

   export GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS="/home/user/Downloads/service-account-file.json"

   例: Windows

   PowerShell の場合:

   $env:GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS="KEY_PATH"

   KEY_PATH は、認証情報が含まれる JSON ファイルのパスに置き換えます。

   例:

   $env:GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS="C:\Users\username\Downloads\service-account-file.json"

   コマンド プロンプトの場合:

   set GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS=KEY_PATH

   KEY_PATH は、認証情報が含まれる JSON ファイルのパスに置き換えます。

クライアント ライブラリ

Google Cloud Game Servers は、クライアント ライブラリを使用して、プログラムで制御できます。ライブラリと認証の手順については、クライアント ライブラリの概要をご覧ください。

Deployment を作成しています

Console

1. Google Cloud コンソールで、[Game Servers の Deployment] ページに移動します。

   Game Servers に移動

2. [デプロイメントの作成] をクリックします。

3. [名前] ボックスに、このデプロイの一意の識別子を入力します。

4. （省略可）[説明] ボックスに、このデプロイメントの説明を入力します。

5. [作成] をクリックします。

gcloud

Google Cloud CLI を使用してデプロイメントを作成できます。

デプロイメントを作成するには、次のコマンドを実行します。deploymentID は、適切な値に置き換えます。

gcloud game servers deployments create deploymentID

REST

リクエストのデータを使用する前に、次のように置き換えます。

• PROJECT_ID: IAM 設定に載っている Google Cloud プロジェクト ID。
• DEPLOYMENT_ID: 新しいデプロイメントのユーザー定義の識別子。

JSON 本文をリクエストします。

{
  "name": "projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments/DEPLOYMENT_ID",
}

リクエストを送信するには、次のいずれかのオプションを展開します。

curl（Linux、macOS、Cloud Shell）

注: 次のコマンドは、gcloud init または gcloud auth login を実行して、ユーザー アカウントで gcloud CLI にログインしているか、Cloud Shell を使用して自動的に gcloud CLI にログインしていることを前提としています。gcloud auth list を実行すると、現在アクティブなアカウントを確認できます。

リクエスト本文を request.json という名前のファイルに保存します。ターミナルで次のコマンドを実行して、このファイルを現在のディレクトリに作成または上書きします。

cat > request.json << 'EOF'
{
  "name": "projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments/DEPLOYMENT_ID",
}
EOF

そのうえで、次のコマンドを実行して REST リクエストを送信します。

curl -X POST \
    -H "Authorization: Bearer $(gcloud auth print-access-token)" \
    -H "Content-Type: application/json; charset=utf-8" \
    -d @request.json \
    "https://gameservices.googleapis.com/v1/projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments?deploymentId=DEPLOYMENT_ID"

PowerShell（Windows）

注: 次のコマンドは、gcloud init または gcloud auth login を実行して、ユーザー アカウントで gcloud CLI にログインしているか、Cloud Shell を使用して自動的に gcloud CLI にログインしていることを前提としています。gcloud auth list を実行すると、現在アクティブなアカウントを確認できます。

リクエスト本文を request.json という名前のファイルに保存します。ターミナルで次のコマンドを実行して、このファイルを現在のディレクトリに作成または上書きします。

@'
{
  "name": "projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments/DEPLOYMENT_ID",
}
'@  | Out-File -FilePath request.json -Encoding utf8

その後、次のコマンドを実行して REST リクエストを送信します。

$cred = gcloud auth print-access-token
$headers = @{ "Authorization" = "Bearer $cred" }

Invoke-WebRequest `
    -Method POST `
    -Headers $headers `
    -ContentType: "application/json; charset=utf-8" `
    -InFile request.json `
    -Uri "https://gameservices.googleapis.com/v1/projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments?deploymentId=DEPLOYMENT_ID" | Select-Object -Expand Content

次のような JSON レスポンスが返されます。

{
  "name": "projects/PROJECT_ID/locations/global/operations/OPERATION_ID",
  "metadata": {
    "@type": "type.googleapis.com/google.cloud.gaming.v1.OperationMetadata",
    "createTime": CREATE_TIME,
    "target": "projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments/DEPLOYMENT_ID",
    "verb": "create",
    "requestedCancellation": false,
    "apiVersion": "v1"
  },
  "done": false
}

デプロイメントの一覧表示

Console

1. Google Cloud コンソールで、[Game Servers の Deployment] ページに移動します。

   Game Servers に移動

2. フィルタ ボックスを使用して、デプロイのリストをさまざまなプロパティでフィルタリングできます。

gcloud

Google Cloud CLI を使用してデプロイメントを一覧表示できます。

デプロイメントを一覧表示するには、次のコマンドを実行します。

gcloud game servers deployments list

REST

リクエストのデータを使用する前に、次のように置き換えます。

• PROJECT_ID: IAM 設定に載っている Google Cloud プロジェクト ID。

リクエストを送信するには、次のいずれかのオプションを展開します。

curl（Linux、macOS、Cloud Shell）

注: 次のコマンドは、gcloud init または gcloud auth login を実行して、ユーザー アカウントで gcloud CLI にログインしているか、Cloud Shell を使用して自動的に gcloud CLI にログインしていることを前提としています。gcloud auth list を実行すると、現在アクティブなアカウントを確認できます。

次のコマンドを実行します。

curl -X GET \
    -H "Authorization: Bearer $(gcloud auth print-access-token)" \
    "https://gameservices.googleapis.com/v1/projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments"

PowerShell（Windows）

注: 次のコマンドは、gcloud init または gcloud auth login を実行して、ユーザー アカウントで gcloud CLI にログインしているか、Cloud Shell を使用して自動的に gcloud CLI にログインしていることを前提としています。gcloud auth list を実行すると、現在アクティブなアカウントを確認できます。

次のコマンドを実行します。

$cred = gcloud auth print-access-token
$headers = @{ "Authorization" = "Bearer $cred" }

Invoke-WebRequest `
    -Method GET `
    -Headers $headers `
    -Uri "https://gameservices.googleapis.com/v1/projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments" | Select-Object -Expand Content

次のような JSON レスポンスが返されます。

{
  "gameServerDeployments": [
    {
      "name": "projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments/my-deployment-1",
      "createTime": CREATE_TIME,
      "updateTime": UPDATE_TIME,
      "etag": "RI8hTm3ZaMNZ3qRVeKVcxcN3W26_oR559JYofnFi69A"
    },
    {
      "name": "projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments/my-deployment-2",
      "createTime": CREATE_TIME,
      "updateTime": UPDATE_TIME,
      "etag": "az38kwIY4X3WdP2SA0fkTGib9hwVj7iXLFXAtIzMLpc"
    }
  ]
}

デプロイメントの詳細表示

Console

1. Google Cloud コンソールで、[Game Servers の Deployment] ページに移動します。

   Game Servers に移動

2. フィルタ ボックスを使用して、デプロイのリストをさまざまなプロパティでフィルタリングできます。

3. 最後のテーブル列で、省略記号 をクリックし、[List configs] を選択します。このページで、デプロイメントのアクティブ構成と非アクティブ構成を確認できます。

4. デプロイの新しい構成を作成するには、[構成の作成] をクリックします。ロールアウトを更新するには、[Manage Rollout] をクリックします。

gcloud

作成時間や更新時間など、デプロイメントに関する詳細は、Google Cloud CLI を使用して取得できます。

デプロイメントを詳細表示するには、次のコマンドを実行します。deploymentID は、以前に作成したデプロイメントの ID に置き換えます。

gcloud game servers deployments describe deploymentID

REST

リクエストのデータを使用する前に、次のように置き換えます。

• PROJECT_ID: IAM 設定に載っている Google Cloud プロジェクト ID。
• DEPLOYMENT_ID: デプロイメントのユーザー定義の識別子。

リクエストを送信するには、次のいずれかのオプションを展開します。

curl（Linux、macOS、Cloud Shell）

注: 次のコマンドは、gcloud init または gcloud auth login を実行して、ユーザー アカウントで gcloud CLI にログインしているか、Cloud Shell を使用して自動的に gcloud CLI にログインしていることを前提としています。gcloud auth list を実行すると、現在アクティブなアカウントを確認できます。

次のコマンドを実行します。

curl -X GET \
    -H "Authorization: Bearer $(gcloud auth print-access-token)" \
    "https://gameservices.googleapis.com/v1/projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments/DEPLOYMENT_ID"

PowerShell（Windows）

注: 次のコマンドは、gcloud init または gcloud auth login を実行して、ユーザー アカウントで gcloud CLI にログインしているか、Cloud Shell を使用して自動的に gcloud CLI にログインしていることを前提としています。gcloud auth list を実行すると、現在アクティブなアカウントを確認できます。

次のコマンドを実行します。

$cred = gcloud auth print-access-token
$headers = @{ "Authorization" = "Bearer $cred" }

Invoke-WebRequest `
    -Method GET `
    -Headers $headers `
    -Uri "https://gameservices.googleapis.com/v1/projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments/DEPLOYMENT_ID" | Select-Object -Expand Content

次のような JSON レスポンスが返されます。

{
  "name": "projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments/DEPLOYMENT_ID",
  "createTime": CREATE_TIME,
  "updateTime": UPDATE_TIME,
  "etag": "RI8hTm3ZaMNZ3qRVeKVcxcN3W26_oR559JYofnFi69A"
}

デプロイメントを更新する

gcloud

デプロイメントのフィールドを更新するには、既存のデプロイメントの deploymentID を置き換えてから gcloud game servers deployments update コマンドを実行します。次のコマンドは、デプロイの説明フィールドを更新します。

gcloud game servers deployments update deploymentID --description="My updated description"

他のデプロイ フィールドのフラグを確認するには、gcloud リファレンスをご覧ください。

REST

次のサンプルでは、description フィールドを更新します。他のフィールドを更新するには、フィールド名を ?updateMask= クエリ パラメータに追加して、JSON 本文をリクエストします。

リクエストのデータを使用する前に、次のように置き換えます。

• PROJECT_ID: IAM 設定に載っている Google Cloud プロジェクト ID。
• DEPLOYMENT_ID: デプロイメントのユーザー定義の識別子。

JSON 本文をリクエストします。

{
  "description": "My updated description"
}

リクエストを送信するには、次のいずれかのオプションを展開します。

curl（Linux、macOS、Cloud Shell）

注: 次のコマンドは、gcloud init または gcloud auth login を実行して、ユーザー アカウントで gcloud CLI にログインしているか、Cloud Shell を使用して自動的に gcloud CLI にログインしていることを前提としています。gcloud auth list を実行すると、現在アクティブなアカウントを確認できます。

リクエスト本文を request.json という名前のファイルに保存します。ターミナルで次のコマンドを実行して、このファイルを現在のディレクトリに作成または上書きします。

cat > request.json << 'EOF'
{
  "description": "My updated description"
}
EOF

そのうえで、次のコマンドを実行して REST リクエストを送信します。

curl -X PATCH \
    -H "Authorization: Bearer $(gcloud auth print-access-token)" \
    -H "Content-Type: application/json; charset=utf-8" \
    -d @request.json \
    "https://gameservices.googleapis.com/v1/projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments/DEPLOYMENT_ID?updateMask=description"

PowerShell（Windows）

注: 次のコマンドは、gcloud init または gcloud auth login を実行して、ユーザー アカウントで gcloud CLI にログインしているか、Cloud Shell を使用して自動的に gcloud CLI にログインしていることを前提としています。gcloud auth list を実行すると、現在アクティブなアカウントを確認できます。

リクエスト本文を request.json という名前のファイルに保存します。ターミナルで次のコマンドを実行して、このファイルを現在のディレクトリに作成または上書きします。

@'
{
  "description": "My updated description"
}
'@  | Out-File -FilePath request.json -Encoding utf8

その後、次のコマンドを実行して REST リクエストを送信します。

$cred = gcloud auth print-access-token
$headers = @{ "Authorization" = "Bearer $cred" }

Invoke-WebRequest `
    -Method PATCH `
    -Headers $headers `
    -ContentType: "application/json; charset=utf-8" `
    -InFile request.json `
    -Uri "https://gameservices.googleapis.com/v1/projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments/DEPLOYMENT_ID?updateMask=description" | Select-Object -Expand Content

次のような JSON レスポンスが返されます。

{
  "name": "projects/PROJECT_ID/locations/global/operations/OPERATION_ID",
  "metadata": {
    "@type": "type.googleapis.com/google.cloud.gaming.v1.OperationMetadata",
    "createTime": CREATE_TIME,
    "target": "projects/PROJECT_ID/locations/global/gameServerDeployments/DEPLOYMENT_ID",
    "verb": "update",
    "requestedCancellation": false,
    "apiVersion": "v1"
  },
  "done": false
}

次のステップ

• 構成ファイルを作成する方法を学習する。
• ロールアウトを作成または更新する方法を学習する。
• デプロイメントを削除する方法を学習する。