生成 AI ユースケースの Secret Manager コントロール

このドキュメントでは、 Google Cloudで生成 AI ワークロードを実行する際の Secret Manager のベスト プラクティスとガイドラインについて説明します。Vertex AI で Secret Manager を使用して、Vertex AI プロジェクトで使用される機密データと認証情報を保護します。

Vertex AI での Secret Manager のユースケースは次のとおりです。

  • モデルのトレーニングで使用される外部データソースにアクセスするための API キーを保存します。
  • 安全なアクセスを実現するため、予測パイプライン内のデータベース認証情報を暗号化します。
  • サービス間の安全な通信のために一時的なアクセス トークンをプロビジョニングします。
  • 通信チャネルの暗号化に使用する秘密鍵と証明書を保護します。
  • ML ワークフローで使用するサードパーティ サービスのパスワードと認証情報を管理します。

必要な Secret Manager コントロール

Secret Manager を使用する場合は、次のコントロールを実装することを強くおすすめします。

シークレットの自動ローテーションを設定する

Google コントロール ID SM-CO-6.2
カテゴリ 必須
説明
シークレットを自動的にローテーションし、不正使用が発生した場合は緊急時のローテーション手順を使用します。
対象プロダクト
  • Secret Manager
関連する NIST-800-53 コントロール
  • SC-12
  • SC-13
関連する CRI プロファイル コントロール
  • PR.DS-1.1
  • PR.DS-1.2
  • PR.DS-2.1
  • PR.DS-2.2
  • PR.DS-5.1
関連情報

機密データまたは機密性の高い生成 AI ワークロードを処理する場合は、該当する生成 AI ユースケースで次のコントロールを実装することをおすすめします。

シークレットを自動的に複製する

Google コントロール ID SM-CO-6.1
カテゴリ 推奨
説明
ワークロードに特定のロケーション要件がない限り、自動レプリケーション ポリシーを選択してシークレットを複製します。自動ポリシーは、ほとんどのワークロードの可用性とパフォーマンスのニーズを満たしています。ワークロードに特定のロケーション要件がある場合は、API を使用して、シークレットの作成時にレプリケーション ポリシーのロケーションを選択できます。
対象プロダクト
  • Secret Manager
関連する NIST-800-53 コントロール
  • SC-12
  • SC-13
関連する CRI プロファイル コントロール
  • PR.DS-1.1
  • PR.DS-1.2
  • PR.DS-2.1
  • PR.DS-2.2
  • PR.DS-5.1
関連情報

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