生成 AI ユースケースの Resource Manager コントロール

このドキュメントでは、 Google Cloudで生成 AI ワークロードを実行する際の Resource Manager のベスト プラクティスとガイドラインについて説明します。Vertex AI で Resource Manager を使用して、Vertex AI ワークロードの論理コンポーネントをグループ化して管理します。

Vertex AI での Resource Manager のユースケースは次のとおりです。

  • リソースとデータの分離と、きめ細かいアクセス制御を確保するために、チームや部門ごとに個別のプロジェクトを作成します。
  • 保護セキュリティ ポリシーを AI ワークロードに適用します。
  • トレーニング ジョブでの GPU 使用量の割り当てを定義して、費用の超過を防ぎます。
  • 新しいプロジェクトに必要な Cloud Storage バケットと Compute Engine インスタンスの作成を自動化します。
  • 特定プロジェクトのリソース使用パターンを追跡して分析し、リソース割り当てを最適化します。
  • 監査レポートを生成して、データ ガバナンスとセキュリティ ポリシーに準拠していることを証明します。

必要な Resource Manager コントール

Resource Manager を使用する場合は、次のコントロールを実装することを強くおすすめします。

リソース サービスの使用を制限する

Google コントロール ID RM-CO-4.1
カテゴリ 必須
説明
gcp.restrictServiceUsage 制約により、承認済みの Google Cloud サービスのみが適切な場所で使用されるようにします。たとえば、本番環境のフォルダや機密性の高いフォルダには、データの保存を承認する Google Cloud サービスを制限します。サンドボックス フォルダは、より多くのサービスをリストに追加して承認して、それと同時に、データの引き出しを防ぐデータ セキュリティ コントロールを設定します。この値はシステムに固有のもので、特定のフォルダとプロジェクトの承認済みサービスと依存関係のリストと一致します。
対象プロダクト
  • 組織ポリシー サービス
  • Resource Manager
パス constraints/gcp.restrictServiceUsage
演算子 Is
関連する NIST-800-53 コントロール
  • AC-3
  • AC-17
  • AC-20
関連する CRI プロファイル コントロール
  • PR.AC-3.1
  • PR.AC-3.2
  • PR.AC-4.1
  • PR.AC-4.2
  • PR.AC-4.3
  • PR.AC-6.1
  • PR.PT-3.1
  • PR.PT-4.1
関連情報

リソースのロケーションを制限する

Google コントロール ID RM-CO-4.2
カテゴリ 必須
説明
リソース ロケーション制限(gcp.resourceLocations)制約により、承認された Google Cloud リージョンのみがデータの保存に使用されるようにします。値はシステムに固有であり、組織のデータ所在地に関する承認済みリージョンのリストと一致します。
対象プロダクト
  • 組織ポリシー サービス
  • Resource Manager
パス constraints/gcp.resourceLocations
演算子 Is
関連する NIST-800-53 コントロール
  • AC-3
  • AC-17
  • AC-20
関連する CRI プロファイル コントロール
  • PR.AC-3.1
  • PR.AC-3.2
  • PR.AC-4.1
  • PR.AC-4.2
  • PR.AC-4.3
  • PR.AC-6.1
  • PR.PT-3.1
  • PR.PT-4.1
関連情報

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