月間 PV が 1 億 3,000 万を超えるサイトを Google App Engine で構築、運用。

2014 年 10 月の時点で、月間 PV が 1 億 3,000 万、MAU (Monthly Active User) 950 万に達するサイトを Google Cloud Platform 上で構築、運用しているゲーム攻略完全図鑑。プログラミングから攻略方法のライティングまでされている、株式会社ゲーム攻略完全図鑑 代表取締役 内田 一樹さんと、事業開発部 エンジニアリングチーム 千葉 幸士郎さんにお話を伺いました。

過去に 1 日に何千万 PV を処理した実績があり、サービス開始時から App Engine を選択

スタートアップとして、ソーシャル ゲームの市場の中で、ゲームを作るという発想ではなく、なぜゲーム攻略完全図鑑のようなメディア ビジネスをやることにしたのですか?
内田さん:Google App Engine が出始めた頃、ガラケーのゲームが流行っていて、そのときは Google App Engine を使いゲームを作っていましたが、今のグラフィカルなゲーム作りについていけなくて。そういう状況で、ゲームを開発する人をいかに手伝えるかというところを考えて攻略サイトを作り、ゲームをする人にも、ゲームだけしていても生活できるようになる環境を作りたくて、ユーザーが自由に攻略サイトを立ち上げることができる仕組みを作りました。

Google App Engine でサービス全体が作られているそうですが、なぜ Google Cloud Platform を選んだのですか?
千葉さん:元々 Google App Engine をゲームで使っているときに、1 日に何千万 PV を処理した実績があって、何も心配していなかったし、もしそのトラフィック処理のためにサーバ管理を自分でやろうとしたら、僕達にはできないですから。

開発について、使っているツールや開発プロセス、Google App Engine での開発について教えてください
内田さん:開発プロセスはないです(笑)。こうあるべきというのは僕の中で固まっているので、それをどんどん小出しにして。二人でアイデアを出して二人で作る感じです。

千葉さん:ソースコード管理は GitHub、後はエディターくらい。二人とも Vim を使って。Google App Engine のデプロイは手動で、自分たちでツールを作ってデプロイしています。Google App Engine では、データは全て Datastore に保存して、他には Task Queue をほぼ全ての処理に使うという程に使ってますね。フロントエンドは全てキャッシュ(Memcache)から取り出すようにして、後は全てバックエンドで Task Queue を経由して処理している、という構成です。

今かなりの PV があるなかで運用されていますが、コストも含めていかがですか?
内田さん:運用自体すごく楽なんですよ。アプリケーション開発のみで後は全て面倒を見てくれるので。サーバの面倒を見る時間があったら、アプリケーション開発をしたいですから。コストは、チューニング次第かなと思ってます。先ほど話したようにキャッシュを使うなど工夫して、今かなり安いですね。あとは Datastore の使い方次第で、SQL 的な考え方をしていると、トラフィック捌けないし、高額になってしまう。Datastore の使い方をチューニングしたら劇的にコストが下がりました。

スタートアップ時に、インフラではなくサービスの開発に集中できる環境

運用をしていく中で、ユーザーからのフィードバックをどう得ているか、またフィードバックを得てユーザーの体験を高めるために何かしていることはありますか?
内田さん:イベントトラッキングをして Google Analytics で見ている部分もありますが、直接声を聞くためにメールを送ってやり取りすることもあります。

千葉さん:そこはさらに力を入れてやっていこうと思っています。実際にサイトを作ってくれているユーザーは貴重で、そういう人たちにはどんどん連絡して、例えば内部リンク貼っていないユーザーには、貼った方がいいですよとやりとりしたりして、日々使いやすくなるように取り組んでいます。

今後計画されていることと、Google App Engine に限らず Google Cloud Platform をどのように使っていく予定があるか、教えてください
内田さん:そうですね、まずはトラフィックをもっと集めようとは思っています。倍くらいには伸ばしたいですね。その後は海外展開も考えています。Google Cloud Platform では、BigQuery を使っていきたいと思っていて、ログをもっと活用していきたい。ターゲティングできるような仕組みを、BigQuery でどうにかできないかと考えています。

最後に、いろいろなクラウド プラットフォームがあるなかで Google Cloud Platform を、これから起業するスタートアップに勧めるとしたら、どういうところを勧めますか
内田さん:エンジニアが起業するような形だと、他を使うこともあるかと思いますが、プロダクトのことを考える人なら、エンジニアであっても Google の方がいいかな、と思いますね。本当にプロダクトに集中できるので、運用の手間がかからない。サーバはまったく触ってないです。