概要
コンテキストアウェア アクセスでは、ユーザーの ID とリクエストのコンテキストに基づいて、ウェブアプリ、VM、GCP API、Google Workspace アプリへのアクセスをきめ細かく管理できます。従来の VPN は不要です。ゼロトラスト セキュリティ モデルと Google の BeyondCorp の実装をベースとするコンテキストアウェア アクセスにより、シンプルなユーザー アクセスときめ細かな制御が可能になります。また、クラウドとオンプレミスのアプリケーション、およびインフラストラクチャ リソースの両方に 1 つのプラットフォームを使用できます。
シンプルなユーザー アクセス
ユーザーは、複雑なリモート アクセス VPN ゲートウェイに煩わされることなく、あらゆる場所のほぼすべてのデバイスからウェブ アプリケーションとインフラストラクチャ リソースにアクセスできます。Google や世界中の他の多くの企業組織の従業員、請負業者、およびその他のユーザーは現在、まさにこうした形で業務を行っています。
ゼロトラスト セキュリティ
IT チームとセキュリティ チームは、VPN インフラストラクチャを管理しなくても、アプリケーション レベルできめ細かなアクセス制御を行えるので、セキュリティ面で安心を得られます。ゼロトラスト セキュリティ モデルと Google の BeyondCorp の実装をベースとしたコンテキストアウェア アクセスにより、ウェブアプリ、VM、GCP API、Google Workspace アプリへのアクセスを許可する前に、ユーザーの ID を確認してコンテキストを検証できます。
統合されたアクセス管理
クラウドやオンプレミスの Google Workspace アプリ、GCP インフラストラクチャ(API、VM、リソース)、ウェブ アプリケーションに対し、統合されたアクセス管理のプラットフォームと、同じ一連のポリシーを活用することで、複雑さを減らしコストを削減します。コンテキストアウェア アクセスは、Google Cloud の世界規模のインフラストラクチャを土台に構築されており、IDaaS(Identity-as-a-Service)ソリューションである Cloud Identity とネイティブに統合されています。
特長
VPN を使用しないユーザー アクセス
従業員、請負業者、パートナーは、あらゆる場所のほぼすべてのデバイスから、VPN を介さずにウェブ アプリケーションと GCP ワークロード(API、VM、リソース)にアクセスして、効率的に働けるようになります。
ゼロトラスト セキュリティ
より多くのアプリとインフラストラクチャのワークロードがクラウドに移行する中、ゼロトラスト セキュリティ モデルを導入することで組織のセキュリティ体制を向上できます。
GCP と Google Workspace に搭載
コンテキストアウェア アクセス機能は GCP インフラストラクチャと Google Workspace に組み込まれており、アクセス ポリシーを構成して適用する労力と時間を削減できるので、業務が効率化されます。
クラウドとオンプレミス
GCP、オンプレミス、またはアマゾン ウェブ サービス(AWS)や Microsoft Azure など他のパブリック クラウドでホストされているウェブアプリに、コンテキストアウェア アクセスのポリシーを適用できます。
プラットフォームとポリシーをまとめる
アプリとインフラストラクチャ リソースへのアクセスを制御するためのクラウド プラットフォームとポリシー エンジンを 1 つにすることで、複雑さとコストが低減され、構成ミスの可能性が減少します。
グローバル インフラストラクチャ
コンテキストアウェア アクセスは Google Cloud のグローバルなインフラストラクチャを土台に構築され、Cloud Identity(IDaaS)および Cloud Armor(DDoS 対策)と統合されているため、利用することで信頼性を高められます。
リソース
料金
コンテキストアウェア アクセス機能を使用して、Google Cloud、その他のクラウド、またはオンプレミスでホストされているウェブアプリへのアクセスを保護する場合の料金は、ユーザーあたりの月額で計算されます。詳しくは Google までお問い合わせください。
コンテキストアウェア アクセス機能を使用して Google Workspace アプリへのアクセスを保護するには、Cloud Identity Premium、Enterprise Standard、Enterprise Plus ライセンスのいずれかが必要です。
$300 分の無料クレジットと 20 以上の Always Free プロダクトを活用して Google Cloud で構築を開始しましょう。