このページでは、次のマシンタイプのいずれかで Compute Engine VM インスタンスを実行する場合にかかる費用と、その他の VM インスタンスに関連する料金について説明します。Google Cloud Platform の他のプロダクトの料金については、GCP 料金表をご覧ください。
Compute Engine の料金は、下記の価格表に基づき使用量に応じて課金されます。各請求期間の最終日に、期間中の使用量と料金が記載された請求書が送信されます。このページの料金は米ドル(USD)表記となっています。
Compute Engine では、ディスクサイズ、マシンタイプ メモリ、ネットワーク使用量はギガバイト(GB)単位で計算されます。1 GB は 230 バイトです。この測定単位はギビバイト(GiB)とも呼ばれます。
米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。
料金情報は、次の方法でも確認できます。
- インスタンスと Compute Engine リソースを作成した場合の推定料金を Google Cloud Console で確認。
- Google Cloud 料金計算ツールによるプロジェクトの総コストの見積もりを確認。
課金モデル
次の課金モデルが、すべての vCPU、GPU、メモリリソースに適用されます。この課金モデルは、Compute Engine インスタンス上で実行するプレミアム イメージの一部にも適用されます。
すべての vCPU、GPU、GB のメモリには、最低1 分間分の使用料金が課金されます。 たとえば、仮想マシンを 30 秒間運用すると、1 分間分の使用料金が発生します。
最初の 1 分を経過すると、インスタンスは 1 秒単位で課金されます。
インスタンス稼働時間
インスタンスの稼働時間は、インスタンスを起動してからインスタンスを停止するまでの秒数を測定したものです。インスタンスの停止とは、インスタンスの状態が TERMINATED
の場合です。インスタンスに障害が発生し、システムによって TERMINATED
とされた場合には、インスタンスが TERMINATED
になった後の料金は発生しません。インスタンスがアイドル状態にもかかわらず、ステータスが RUNNING
の場合は、インスタンスの稼働時間に対して課金されます。gcloud compute instances list
コマンドで gcloud compute
を使用するか、Google Cloud Console にアクセスすると、インスタンスのステータスを簡単に判断できます。
予約の場合、インスタンスの稼働時間は、予約を作成してからその予約を削除するまでの秒数単位で測定されます。予約済みのリソースは、利用が開始されたかにかかわらず標準価格で課金されます。
Compute Engine では最低 1 分間分の使用料金が課金されるため、インスタンスの稼働時間が 30 秒間の場合でも、1 分間分が課金されます。1 分以降は、1 秒ごとに課金されます。詳しくは、課金モデルをご覧ください。
リソースベースの料金
Compute Engine では、vCPU とメモリは単一マシンタイプの一部としてではなく、vCPU ごと、メモリ量(GB)ごとに個別に課金されます。引き続き事前定義されたマシンタイプを使用してインスタンスを作成できますが、請求書には 1 時間あたりの vCPU とメモリ使用量が個別に記載されます。
リソースベースの料金体系により、Compute Engine では、個々のマシンタイプに対してではなく、リージョン内の事前定義されたマシンタイプすべてに対して継続利用割引を適用できます。
各マシンタイプの vCPU およびメモリ使用量に、次のいずれかの割引を適用できます。
複数の割引を組み合わせて受けることはできません。プリエンプティブル VM インスタンスは、継続利用割引や確約利用割引の対象外です。
以下のセクションでは、vCPU とメモリリソースに基づいた各マシンタイプの料金について説明します。また、各マシンタイプの具体的な費用も示します。Google Cloud 料金計算ツールを使用すると、さまざまな構成の料金を把握できます。
汎用マシンタイプ ファミリー
汎用マシンタイプでは、事前定義されたマシンタイプとカスタムのマシンタイプを、各リージョンで利用できます。事前定義されたマシンタイプには、vCPU の数とメモリ容量がプリセットされていますが、リソースベースの料金モデルに従って課金されます。カスタム マシンタイプは、リソースベースの料金設定に従って課金されます。
N1 マシンタイプ、N2 マシンタイプ、C2 マシンタイプの場合、Compute Engine では、リージョンで使用するすべての事前定義された vCPU およびメモリリソースに対して、継続利用割引が自動で適用されます。事前定義されたマシンタイプの継続利用割引は、カスタム マシンタイプ、メモリ最適化マシンタイプ、コンピューティング最適化マシンタイプ、共有コア マシンタイプとは別に計算されます。N1 マシンタイプと N2 マシンタイプの継続利用割引は、マシンタイプに応じて異なります。
- N1 マシンタイプには、最大 30% の継続利用割引が適用されます。
- N2 マシンタイプには、最大 20% の継続利用割引が適用されます。
E2 マシンタイプでは、継続利用割引は利用できませんが、オンデマンド料金と確約利用料金でコストを大幅に削減できます。E2 マシンタイプでは、1 か月当たりの特定の実行時間要件なしで、一貫して予測可能な料金体系を提供しています。
詳細については、継続利用割引をご覧ください。
すべてのゾーンですべてのマシンタイプを常に使用できるわけではありません。 必要なときに必要なマシンタイプを確実に使用するために、特定のゾーンでマシンタイプを事前予約できます。特定のゾーンで事前定義されたマシンタイプを予約する方法については、ゾーンリソースの予約をご覧ください。
N1 マシンタイプ
N1 標準マシンタイプ
以下の表は、事前定義された N1 マシン ファミリーの標準マシンタイプの費用を計算したものです。各マシンタイプの vCPU とメモリについては、事前定義された vCPU とメモリの料金が個別に課金されます。以下の表に示す費用は、特定のマシンタイプを使用した場合に予想される費用です。
標準マシンタイプでは、vCPU ごとに 3.75 GB のメモリが割り当てられます。
N1 ハイメモリ マシンタイプ
以下の表は、事前定義された N1 ハイメモリ マシンタイプの費用を計算したものです。各マシンタイプの vCPU とメモリについては、事前定義された vCPU とメモリの料金が個別に課金されます。以下の表に示す費用は、特定のマシンタイプを使用した場合に予想される費用です。
ハイメモリ マシンタイプでは、vCPU ごとに 6.5 GB のメモリが割り当てられます。ハイメモリ インスタンスは、仮想 CPU 数に対して多くのメモリを必要とするタスクに適しています。
N1 ハイ CPU マシンタイプ
以下の表は、事前定義された N1 ハイ CPU マシンタイプの費用を計算したものです。各マシンタイプの vCPU とメモリについては、事前定義された vCPU とメモリの料金が個別に課金されます。以下の表に示す費用は、特定のマシンタイプを使用した場合に予想される費用です。
ハイ CPU マシンタイプでは、0.90 GB のメモリごとに 1 個の vCPU が割り当てられます。ハイ CPU マシンタイプは、必要な vCPU 数に対して中程度のメモリ構成を必要とするタスクに適しています。
N1 カスタム vCPU とメモリ
カスタム マシンタイプを使用すると、vCPU の数とメモリ容量(GB 単位)をワークロードのニーズに合わせて独自設定できます。大規模で高価なマシンタイプのリソースの一部しかアプリケーションで必要としない場合は、カスタム マシンタイプを使用することで実行のための費用を節約できます。
たとえば、6 個の vCPU が割り当てられたマシンタイプが必要な場合は、n1-standard-8
マシンタイプを使用せずに、6 個の vCPU と 22.5 GB のメモリが割り当てられたカスタム マシンタイプのインスタンスを作成できます。カスタム マシンタイプを作成すると、大規模なマシンタイプを選択した場合と比較して、最大で 40% のコスト削減が可能です。カスタム マシンタイプは vCPU の数と使用されるメモリ容量に従って課金されます。
これらのマシンタイプの使用方法については、カスタム マシンタイプのインスタンスを作成するをご覧ください。
カスタム マシンタイプの継続利用割引は、事前定義されたマシンタイプ、メモリ最適化マシンタイプ、共有コア マシンタイプとは別に計算されます。
すべてのゾーンですべてのマシンタイプを常に使用できるわけではありません。 必要なときに必要なマシンタイプを確実に使用するために、特定のゾーンでマシンタイプを事前予約できます。特定のゾーンで事前定義されたマシンタイプを予約する方法については、ゾーンリソースの予約をご覧ください。
カスタム マシンタイプでの請求額の正確な見積もりについては、Google Cloud Platform 料金計算ツールを使用して確認してください。
N1 拡張カスタムメモリ
カスタム マシンタイプの場合、vCPU 1 個あたりのメモリ容量が 6.5 GB までであれば、標準のカスタム vCPU とメモリの料金が適用されます。vCPU 1 個あたりのメモリ量が 6.5 GB を超える場合、以下で説明する拡張メモリ料金に従って課金されます。カスタム マシンタイプのインスタンスの作成方法と拡張メモリについて詳しくは、拡張メモリのページをご覧ください。
N2 マシンタイプ
N2 標準マシンタイプ
以下の表は、事前定義された N2 マシン ファミリーの標準マシンタイプの費用を計算したものです。各マシンタイプの vCPU とメモリについては、事前定義された vCPU とメモリの料金が個別に課金されます。以下の表に示す費用は、特定のマシンタイプを使用した場合に予想される費用です。
標準マシンタイプでは、vCPU ごとに 4 GB のメモリが割り当てられます。
N2 ハイメモリ マシンタイプ
以下の表は、事前定義された N2 ハイメモリ マシンタイプの費用を計算したものです。各マシンタイプの vCPU とメモリについては、事前定義された vCPU とメモリの料金が個別に課金されます。以下の表に示す費用は、特定のマシンタイプを使用した場合に予想される費用です。
ハイメモリ マシンタイプでは、vCPU ごとに 8 GB のメモリが割り当てられます。ハイメモリ インスタンスは、仮想 CPU 数に対して多くのメモリを必要とするタスクに適しています。
N2 ハイ CPU マシンタイプ
以下の表は、事前定義された N2 ハイ CPU マシンタイプの費用を計算したものです。各マシンタイプの vCPU とメモリについては、事前定義された vCPU とメモリの料金が個別に課金されます。以下の表に示す費用は、特定のマシンタイプを使用した場合に予想される費用です。
ハイ CPU マシンタイプでは、1 GB のメモリごとに 1 個の vCPU が割り当てられます。ハイ CPU マシンタイプは、必要な vCPU 数に対して中程度のメモリ構成を必要とするタスクに適しています。
N2 カスタム vCPU とメモリ
カスタム マシンタイプを使用すると、vCPU の数とメモリ容量(GB 単位)をワークロードのニーズに合わせて独自設定できます。大規模で高価なマシンタイプのリソースの一部しかアプリケーションで必要としない場合は、カスタム マシンタイプを使用することで実行のための費用を節約できます。
これらのマシンタイプの使用方法については、カスタム マシンタイプの VM インスタンスを作成するをご覧ください。
カスタム マシンタイプの継続利用割引は、事前定義されたマシンタイプ、メモリ最適化マシンタイプ、共有コア マシンタイプとは別に計算されます。
すべてのゾーンですべてのマシンタイプを常に使用できるわけではありません。 必要なときに必要なマシンタイプを確実に使用するために、特定のゾーンでマシンタイプを事前予約できます。特定のゾーンで事前定義されたマシンタイプを予約する方法については、ゾーンリソースの予約をご覧ください。
カスタム マシンタイプでの請求額の正確な見積もりについては、Google Cloud Platform 料金計算ツールを使用して確認してください。
N2 拡張カスタムメモリ
カスタム マシンタイプの場合、vCPU 1 個あたりのメモリ容量が 8 GB までは、標準のカスタム vCPU とメモリの料金レートが適用されます。vCPU 1 個あたりのメモリ量が 8 GB を超える場合、以下で説明する拡張メモリ料金に従って課金されます。カスタム マシンタイプと拡張メモリを使用してインスタンスを作成する方法については、マシンタイプに拡張メモリを追加するをご覧ください。
N2D マシンタイプ
N2D 標準マシンタイプ
以下の表は、事前定義された N2D マシン ファミリーの標準マシンタイプの費用を計算したものです。各マシンタイプの vCPU とメモリについては、事前定義された vCPU とメモリの料金が個別に課金されます。以下の表に示す費用は、特定のマシンタイプを使用した場合に予想される費用です。
標準マシンタイプでは、vCPU ごとに 4 GB のメモリが割り当てられます。
N2D ハイメモリ マシンタイプ
以下の表は、事前定義された N2D ハイメモリ マシンタイプの費用を計算したものです。各マシンタイプの vCPU とメモリについては、事前定義された vCPU とメモリの料金が個別に課金されます。以下の表に示す費用は、特定のマシンタイプを使用した場合に予想される費用です。
ハイメモリ マシンタイプでは、vCPU ごとに 8 GB のメモリが割り当てられます。ハイメモリ インスタンスは、仮想 CPU 数に対して多くのメモリを必要とするタスクに適しています。
N2D ハイ CPU マシンタイプ
以下の表は、事前定義された N2D ハイ CPU マシンタイプの費用を計算したものです。各マシンタイプの vCPU とメモリについては、事前定義された vCPU とメモリの料金が個別に課金されます。以下の表に示す費用は、特定のマシンタイプを使用した場合に予想される費用です。
ハイ CPU マシンタイプでは、vCPU ごとに 1 GB のメモリが割り当てられます。ハイ CPU インスタンスは、メモリと比較して多くの仮想 CPU 数を必要とするタスクに適しています。
N2D カスタム vCPU とメモリ
カスタム マシンタイプを使用すると、vCPU の数とメモリ容量(GB 単位)をワークロードのニーズに合わせて独自設定できます。大規模で高価なマシンタイプのリソースの一部しかアプリケーションで必要としない場合は、カスタム マシンタイプを使用することで実行のための費用を節約できます。
これらのマシンタイプの使用方法については、カスタム マシンタイプの VM インスタンスを作成するをご覧ください。
カスタム マシンタイプの継続利用割引は、事前定義されたマシンタイプ、メモリ最適化マシンタイプ、共有コア マシンタイプとは別に計算されます。
すべてのゾーンですべてのマシンタイプを常に使用できるわけではありません。 必要なときに必要なマシンタイプを確実に使用するために、特定のゾーンでマシンタイプを事前予約できます。特定のゾーンで事前定義されたマシンタイプを予約する方法については、ゾーンリソースの予約をご覧ください。
カスタム マシンタイプでの請求額の正確な見積もりについては、Google Cloud Platform 料金計算ツールを使用して確認してください。
N2D 拡張カスタムメモリ
カスタム マシンタイプの場合、vCPU 1 個あたりのメモリ容量が 8 GB までは、標準のカスタム vCPU とメモリの料金レートが適用されます。vCPU 1 個あたりのメモリ量が 8 GB を超える場合、以下で説明する拡張メモリ料金に従って課金されます。カスタム マシンタイプと拡張メモリを使用してインスタンスを作成する方法については、マシンタイプに拡張メモリを追加するをご覧ください。
E2 マシンタイプ
E2 マシンタイプでは、継続利用割引は利用できませんが、オンデマンド料金と確約利用料金でコストを大幅に削減できます。E2 マシンタイプでは、1 か月当たりの特定の実行時間要件なしで、一貫して予測可能な料金体系を提供しています。
E2 標準マシンタイプ
以下の表は、事前定義された E2 マシン ファミリーの標準マシンタイプの費用を計算したものです。各マシンタイプの vCPU とメモリについては、事前定義された vCPU とメモリの料金が個別に課金されます。以下の表に示す費用は、特定のマシンタイプを使用した場合に予想される費用です。
標準マシンタイプでは、vCPU ごとに 4 GB のメモリが割り当てられます。
E2 ハイメモリ マシンタイプ
以下の表は、事前定義された E2 ハイメモリ マシンタイプの費用を計算したものです。各マシンタイプの vCPU とメモリについては、事前定義された vCPU とメモリの料金が個別に課金されます。以下の表に示す費用は、特定のマシンタイプを使用した場合に予想される費用です。
ハイメモリ マシンタイプでは、vCPU ごとに 8 GB のメモリが割り当てられます。ハイメモリ インスタンスは、仮想 CPU 数に対して多くのメモリを必要とするタスクに適しています。
E2 ハイ CPU マシンタイプ
以下の表は、事前定義された E2 ハイ CPU マシンタイプの費用を計算したものです。各マシンタイプの vCPU とメモリについては、事前定義された vCPU とメモリの料金が個別に課金されます。以下の表に示す費用は、特定のマシンタイプを使用した場合に予想される費用です。
ハイ CPU マシンタイプでは、1 GB のメモリごとに 1 個の vCPU が割り当てられます。ハイ CPU マシンタイプは、必要な vCPU 数に対して中程度のメモリ構成を必要とするタスクに適しています。
E2 カスタム vCPU とメモリ
カスタム マシンタイプを使用すると、vCPU の数とメモリ容量(GB 単位)をワークロードのニーズに合わせて独自設定できます。大規模で高価なマシンタイプのリソースの一部しかアプリケーションで必要としない場合は、カスタム マシンタイプを使用することで実行のための費用を節約できます。
これらのマシンタイプの使用方法については、カスタム マシンタイプの VM インスタンスを作成するをご覧ください。
すべてのゾーンですべてのマシンタイプを常に使用できるわけではありません。 必要なときに必要なマシンタイプを確実に使用するために、特定のゾーンでマシンタイプを事前予約できます。特定のゾーンで事前定義されたマシンタイプを予約する方法については、ゾーンリソースの予約をご覧ください。
カスタム マシンタイプでの請求額の正確な見積もりについては、Google Cloud Platform 料金計算ツールを使用して確認してください。
メモリ最適化マシンタイプ ファミリー
メモリ最適化マシンタイプは、汎用 n1-highmem
マシンタイプよりもメモリ対 vCPU 比が高い、メモリを集中的に使用する必要があるタスクに適しています。メモリ最適化マシンタイプは、特定のリージョンに限り利用可能です。メモリ最適化マシンタイプの詳細については、マシンタイプのページをご覧ください。
メモリ最適化マシンタイプの継続利用割引は、汎用マシンタイプ、カスタム マシンタイプ、共有コア マシンタイプとは別に計算されます。
すべてのゾーンですべてのマシンタイプを常に使用できるわけではありません。 必要なときに必要なマシンタイプを確実に使用するために、特定のゾーンでマシンタイプを事前予約できます。特定のゾーンで事前定義されたマシンタイプを予約する方法については、ゾーンリソースの予約をご覧ください。
M1 マシンタイプ
m1-ultramem
および m1-megamem
マシンタイプは、1 vCPU あたり 14 GB を超えるメモリを備えています。以下では、これらのマシンタイプの vCPU およびメモリ(GB 単位)の料金について説明します。
以下の表は、m1-megamem
および m1-ultramem
マシンタイプの費用を計算したものです。各マシンタイプの vCPU とメモリについては、メモリ最適化 vCPU とメモリの料金が個別に課金されます。以下の表に示す費用は、特定のマシンタイプを使用した場合に予想される費用です。
これらのマシンタイプは、一部のゾーンに限り利用可能です。
M2 マシンタイプ
上記のマシンタイプがワークロードに適していない場合、以下の一覧に示した vCPU あたりのメモリ容量が大きいマシンタイプを選択できます。これらのマシンタイプを使用するには、以下のいずれかのオプションを使用して割り当てをリクエストする必要があります。
- 評価用割り当てへのアクセスをリクエストして、マシンタイプのパフォーマンスをテストできるようにします。これらのマシンタイプで作成したすべての VM は、評価用割り当てにカウントされ、下記の評価用料金で課金されます。評価用割り当ては、プロジェクトの限られた時間内だけ維持されます。
- 継続的に使用するには、1 年間または 3 年間の確約利用で購入します。確約利用の場合は増分的に課金されるのではなく、確約利用リソースを使用しない場合も確約利用期間の月額料金が課金されます。
これらのマシンタイプは、一部のゾーンに限り利用可能です。
コンピューティング最適化マシンタイプ ファミリー
コンピューティング最適化マシンタイプは、演算中心のワークロードに最適です。こうしたマシンタイプでは、Google Compute Engine 上で 1 コアあたりのパフォーマンスが最も高くなります。
C2 マシンタイプ
C2 マシンタイプでは Intel スケーラブル プロセッサ(Cascade Lake)と最大 3.8 Ghz の持続型オールコア ターボが提供されます。現在、C2 マシンタイプは特定のリージョンとゾーンのみで利用可能です。以下の表は、C2 マシンタイプの vCPU 1 個およびメモリ 1 GB あたりの料金を示したものです。
以下の表は、c2-standard
マシンタイプ(事前定義された C2 マシンタイプ)の費用を計算したものです。各マシンタイプの vCPU とメモリについては、コンピューティング最適化 vCPU とメモリの料金が個別に課金されます。以下の表に示す費用は、特定のマシンタイプを使用した場合に予想される費用です。
N1 共有コア マシンタイプ
Compute Engine では、共有コア マシンタイプを利用できます。これは、他のマシンタイプで提供されるリソースでは過剰となる小規模アプリケーションを実行する場合に、費用対効果を改善できます。
事前定義されたマシンタイプ、カスタム マシンタイプ、メモリ最適化マシンタイプとは異なり、共有コア マシンタイプではリソースごとの課金は行われません。各マシンタイプには、vCPU とメモリの両方について料金が定められています。
共有コア マシンタイプの継続利用割引は、事前定義されたマシンタイプ、カスタム マシンタイプ、メモリ最適化マシンタイプとは別に計算されます。
CPU バースト
共有コア マシンタイプでは、バースト機能が利用できます。この機能を使用すると、インスタンスが追加の物理 CPU を短時間使用できるようになります。バーストは、インスタンスが元の割り当て数よりも多くの物理 CPU を必要とした場合に、自動的に発生します。このように CPU の需要が急増した際、インスタンスは物理 CPU が利用可能になったタイミングを捉えて、これを利用します。バーストは永続的ではなく、周期的にのみ可能である点にご注意ください。バースト機能は、追加料金なしでご利用いただけます。f1-micro
、g1-small
、e2 shared-core
マシンタイプについては、記載のオンデマンド料金が適用されます。
E2 共有コア マシンタイプ
事前定義されたマシンタイプ、カスタム マシンタイプ、メモリ最適化マシンタイプとは異なり、共有コア マシンタイプではリソースごとの課金は行われません。各マシンタイプには、vCPU とメモリの両方について料金が定められています。
Compute Engine では、共有コア マシンタイプを利用できます。これは、他のマシンタイプで提供されるリソースでは過剰となる小規模アプリケーションを実行する場合に、費用対効果を改善できます。
E2 共有コア マシンタイプは、継続利用割引の対象外です。
継続利用割引
継続利用割引は、使用する vCPU とメモリ量ごとに計算されます。vCPU 1 個または 1 GB のメモリの使用時間が 1 か月の 25% を超えた場合、そのリソースを使用し続けると秒単位で自動的に割引が適用されます。割引率は使用量に応じて高くなります。1 か月ずっと稼働するインスタンスでは、vCPU とメモリの費用から実質最大 30% の割引を受けられます。
また、各リージョンの vCPU とメモリの使用量は、次のカテゴリごとに別々に計算されます。
- N1 マシンタイプ:
n1-standard
、n1-highcpu
、n1-highmem
マシンタイプと単一テナントノードで使用されます。 - カスタムの vCPU とメモリ: vCPU 数とメモリ量を選択できるカスタム マシンタイプで使用されます。
- メモリ最適化マシンタイプ ファミリー: vCPU 数がプリセットされ、vCPU ごとのメモリ比率が高い
m1-megamem
とm1-ultramem
マシンタイプで使用されます。 - 共有コア マシンタイプ: vCPU を部分的に使用します。小規模でリソース消費量がそれほど多くないアプリケーションを実行する場合に、費用対効果の高いマシンタイプです。
たとえば、us-west1
で事前定義されたマシンタイプ、カスタム マシンタイプ、メモリ最適化マシンタイプを使用する場合、Compute Engine では継続利用割引は各カテゴリごとに個別に計算されます。また、他のリージョンも us-west1
リソースとは別に計算されます。
継続利用割引は、プロジェクトの状況に応じて計算され、請求金額に自動的に適用されます。継続利用割引を有効にするための操作は特にありません。
継続利用割引について詳しくは、継続利用割引のドキュメントをご覧ください。
確約利用割引
Compute Engine では、確約利用契約を購入できます。これにより、VM 使用量に大幅な割引価格が適用されます。この割引を確約利用割引と呼びます。確約利用の作成方法については、確約利用の購入ページをご覧ください。
確約利用割引は、次のカテゴリで利用できます。
- 汎用: 標準、ハイメモリ、ハイ CPU、カスタムのマシンタイプ向けや、汎用の単一テナントノード向けの確約利用割引(GPU とローカル SSD の使用の有無を問わない)。
- メモリ最適化: メモリ最適化マシンタイプ向けの確約利用割引。
- コンピューティング最適化: コンピューティング最適化マシンタイプ向けの確約利用割引。
確約利用契約は、使用量が予測可能で安定しており、将来のワークロードに特定の量の vCPU とメモリを使用することがわかっている場合に適しています。確約利用契約では、ほとんどのマシンタイプとカスタム マシンタイプ用に、一定の vCPU 数とメモリ量を正規料金から最大 57% 割引の料金で購入できます。メモリ最適化マシンタイプの場合は、最大で 70% の割引が適用されます。お客様は利用期間を確約し、発生した使用量に関係なく月額料金をお支払いいただきます。
1 年間および 3 年間の確約利用割引での vCPU とメモリの料金を、他の Compute Engine の料金オプションと比較するには、リソース料金表をご覧ください。
予約とコミットメントの組み合わせ
確約利用割引は、1 年分または 3 年分の割引価格契約を提供しますが、特定のゾーンの容量を予約するものではありません。予約を作成することで、予約された VM が実行されていなくても、特定のゾーンで容量が確実に保持されます。予約と確約利用契約を組み合わせると、リソースを割引料金で予約できます。
期間中の予約と同時に確約利用契約を購入するをご覧ください。
シミュレート メンテナンス イベントの料金
2020 年 2 月 10 日から、シミュレート メンテナンス イベントは無料でご利用いただけます。
この日付以前には、以下の料金が適用されます。
- ライブ マイグレーション用に構成されたインスタンスでシミュレート メンテナンスを実行すると、以下の各インスタンス リソースに対する料金が発生します。
- インスタンスの vCPU ごとの料金: $0.040。f1-micro と g1-small はそれぞれ 1 vCPU に相当します。
- メモリ 1 GB あたりの料金: $0.010
- ローカル SSD スペース 1 GB あたりの料金: $0.001
- プリエンプティブル VM インスタンスでのシミュレート メンテナンス: 無料
- 終了と再起動用に構成されたインスタンスでのシミュレート メンテナンス: 無料
使用量の確認
Google Cloud Console に、プロジェクトごとのトランザクション履歴が表示されます。この履歴には、特定のプロジェクトに関する現在の残高と、予測されるリソースの使用量が記載されています。
プロジェクトのトランザクション履歴を確認するには、見込み課金額の請求書ページをご覧ください。
次のステップ
- Compute Engine のマシンタイプを確認する。
- 料金の概要ドキュメントを読む。
- ディスクとイメージの料金、ネットワークの料金、単一テナントノード、GPU の料金を確認する。
- 料金計算ツールを使ってみる。