GPU ホストイベントの処理


GPU がアタッチされている VM をライブ マイグレーションすることはできません。これらの VM については、ホストイベントの際は停止するように設定する必要があります。必要に応じて、停止した VM をメンテナンス イベントの完了後に自動的に再起動するように設定できます。Compute Engine のホスト メンテナンス イベントは 2 週間に 1 回の頻度で発生しますが、これより頻繁に行われる場合もあります。

メンテナンス イベント中のワークロードの中断を最小限に抑えるために、仮想マシン(VM)インスタンスのメンテナンス スケジュールをモニタリングし、システムの再起動によってワークロードを移行する準備を整えることができます。

ホストイベントについて事前に通知を受け取るようにするには、/computeMetadata/v1/instance/maintenance-event メタデータ値をモニタリングします。メタデータ サーバーに対するリクエストによって NONE が返された場合、VM は停止するようにスケジュールされていません。たとえば、VM 内から次のコマンドを実行します。

curl http://metadata.google.internal/computeMetadata/v1/instance/maintenance-event -H "Metadata-Flavor: Google"

NONE

メタデータ サーバーから TERMINATE_ON_HOST_MAINTENANCE が返された場合、VM の停止スケジュールが設定されています。Compute Engine は GPU VM に 1 時間の停止通知を送信します。一方、通常のインスタンスが受け取るのは 60 秒の通知のみです。メンテナンス イベントを通じて移行するようにアプリケーションを構成します。たとえば、次のいずれかの方法を使用できます。

  • 進行中の作業を Cloud Storage バケットに一時的に移動するようにアプリケーションを構成し、VM の再起動後にそのデータを取り出します。

  • セカンダリ永続ディスクにデータを書き込みます。VM が自動再起動した時点で、永続ディスクを再度アタッチしてアプリケーションで作業を再開できます。

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