新しい年、新しいスキル - クラウドのキャリア目標を達成する方法

Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2023 年 1 月 6 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
2023 年にキャリアアップを目指す方にとって、クラウドは格好の分野です。常に進化し続けている伸びしろのある分野であり、給与も高く、さまざまな機会が溢れています1。技術的なバックグラウンドを特に求められない職種、たとえば、プロジェクト マネージャーや、プロダクト オーナー、ビジネス アナリストなどもあります。一方、ソリューション アーキテクト、デベロッパー、管理者などの職種には、コーディングをはじめとする技術スキルが必須です。
どちらの職種であっても、仕事を獲得するためには、クラウドの知識と経験が求められます。それでは、どこから着手すればよいのでしょうか。目まぐるしく進化し続けるクラウド技術についていくには、どうすればよいのでしょうか。以下に、そのヒントをまとめましたのでご覧ください。無料のコースなど、スキルアップに役立つ各種トレーニングも合わせてご紹介します。
まず、自身の経験を振り返る
クラウドの分野に飛び込むにあたっては、これまでの経験を活かすのがおすすめです。典型的なキャリアパスから外れていても構いません。これまでのスキルをどう活かしたらチャンスを切り開くことができるのか、常識にとらわれず考えてみましょう。皆さんが現在置かれているであろう状況の例をいくつか以下に示します。
現在、IT 業界で従来型システムやデータセンターに携わっている。このケースについては、Google Cloud のコンテンツ マーケティング責任者である Forrest Brazeal がこちらの動画で詳しく説明しています。
営業の経験を活かしてセールス エンジニアを目指す、または、これまでの業務を通して培ったコミュニケーション スキルを活かして、デベロッパー アドボケイトを目指す。このケースについては、Google Cloud のデベロッパー アドボケイトである Stephanie Wong がこちらの動画で説明しています。
募集要項で求められる学位を持っていない。このケースについては、筆者が最近作成したこちらの動画で取り上げています。
社内にクラウド関連の部門があるが、現在、別の業務を担当している。この場合は、周囲の人にぜひ相談してみてください。自分が興味のある仕事をしている人をつかまえて、スキルアップについてアドバイスを求めてみましょう。
足りていないスキルを明確にする
技術職をご希望の場合は、クラウドに適用可能な経験が不可欠です。クラウドについて学び、業務経験を積み重ねましょう。とっかかりとしておすすめの主要スキルをいくつか以下に示します1。
コーディングは必要不可欠です。ソフトウェア開発の経歴がある方は、コーディングの経験があるため、クラウドの分野に入り込み、馴染みやすい傾向にあります。自動化や、基本的なデータ操作、スケーリングなどの業務は、日常的に発生します。プログラミング言語を学んだことがない方は、Python から学び始めるのがおすすめです。
Linux を理解しましょう。Linux のファイルシステムや、基本コマンド、コンテナ化に関する基礎知識が求められます。
主要なネットワーキング コンセプトを学びましょう。IP プロトコルやその上の階層、DNS、サブネットなどについておさえておきましょう。
クラウドそのものについてしっかりと理解しましょう。特に、Google の職務の場合は、Google Cloud の詳細を把握しておく必要があります。
オープンソースのツールに慣れておきましょう。特に、Terraform(自動化)や Kubernetes(コンテナ)はクラウド間で移植可能なので、学んでおく価値があります。
目標を設定し、実務スキルを身に付ける
Google Cloud Skills Boost には、クラウド関連の仕事に向けたスキルアップに役立つトレーニングが包括的に揃えられていますので、ぜひチェックしてみてください。Google Cloud を実際に体験できるハンズオンラボもあります。新規ユーザーは、無料トライアルを 30 日間ご利用になれます2。おすすめを以下に紹介します。
無料のラボおよびコース
Qwiklabs と Google Cloud の概要 - 45 分
Google Cloud サステナビリティの概要(英語) - 60 分
Infrastructure and Application Modernization with Google Cloud - 3 つのモジュールで構成される入門コース
Google Cloud 認定資格の試験に向けた準備 - Google Cloud 認定資格の試験対策に役立つコース
プロジェクトを実際に作成する
これは、面接で重要になってくるポイントです。身に付けたクラウドスキルをもとに、具体的な成果物を作り上げ、面接で話題にできるようにしておきましょう。たとえば、GitHub でプロジェクトを作成すれば、実際に動作する様子を見せることができ、説得力が生まれます。プロジェクト作成における意思決定のプロセスも合わせて説明するようにしましょう。以下に例を示します。
API やウェブ アプリケーションを構築する
アプリケーションをコーディングする
上述のアプリケーションをクラウドにデプロイするためのインフラストラクチャ、ストレージ、やり取りするデータベースを選ぶ
非技術系の職種に役立つクラウド知識を身に付ける
技術職ではなく、技術と隣り合わせの職務(ビジネス系、営業、管理など)を希望する場合も、クラウドの基本をしっかりとおさえておく必要があります。こうした職種を目指す方には、無料の Cloud Digital Leader トレーニング コースがおすすめです。トレーニングを修了したら、もう一歩踏み込んで、Google Cloud Digital Leader 認定資格試験に挑戦してみてはいかがでしょうか。
無料のコース
Cloud Digital Leader Learning Path - クラウドの機能、プロダクト、サービスについて理解し、これらを組織に導入する利点を学びます
登録料: $99
Google Cloud Digital Leader 認定資格 - 認定資格を取得して、クラウドの専門知識を証明できます
新年に学びの誓いを立てる
その他にも、コミュニティ メンバーとつながりながら成長できる Google Cloud Innovators プログラムがあります。無料で参加し、スキルアップしながらクラウドの未来を作り上げることができます。今すぐご参加ください。
Google Cloud のデータ、DevOps、ネットワーキングなど、どの認定資格に挑戦する方も、この新年から Arcade ゲームに週 1 ペースで取り組んでみてはいかがでしょうか。ぜひ 1 月中に開始して、Google Cloud Skills Boost の賞品獲得を狙いましょう。Arcade では、毎週公開される新しいゲームを通じて、認定資格向けの学習プログラムを体験しつつ、クラウドスキルを試すと同時に新しい知識を吸収できます。 (Arcade は、現在は英語でのご提供です。)
2023 年を通じて学び、クラウド キャリアの構築を目指したいという方には、1 年間で $299 の年間サブスクリプションもあります。このサブスクリプションには、$500 分の Google Cloud クレジット(認定資格を取得された方にはボーナスでさらに $500 分のクレジットを進呈)、$200 分の認定資格クーポン、$299 相当の Google Cloud Skills Boost 年間サブスクリプション(全トレーニング カタログをご利用可能)、ライブ学習イベント、経営幹部による四半期ごとの技術概要に関する説明が含まれます。
1. Starting your career in cloud from IT(IT からクラウドへのキャリア転身に着手する) - Google Cloud、コンテンツ マーケティング責任者 Forrest Brazeal
2. 新規ユーザー向けの 30 日間無料トライアルを有効にするには、クレジット カードが必要です。