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トレーニングと認定

クラウド アーキテクトとして必要なマルチクラウドのスキルを磨く方法

2023年8月18日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 7 月 28 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

AWS や Azure でクラウド アーキテクチャ プロジェクトの構築や管理をした経験があり、そのスキルを Google Cloud でも活用したいとお考えなら、Google Cloud Learning サービスをご利用ください。

マルチクラウド アーキテクチャとアジャイルな環境の台頭に加え、クラウドスキルのギャップが拡大しています。これまでに得たクラウドの知識やスキルを別のクラウド プロバイダにまで広げ、それを証明することは、さらにスキルを向上させ、業界で際立つ存在になるための手助けとなります。

マルチクラウドのスキルセットの向上をサポートする新しい #GCPSketchnote を以下に示します。このイラストでは、マルチクラウド アーキテクトになるために学ぶべきテクノロジーの概要をご紹介します。

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すべての主要なクラウドで必要となる基本的なスキルとは

少なくとも 1 つのクラウド プロバイダについて、基礎レベルのクラウドの知識を持っていることが重要です。それに加えて、アーキテクトに必要なコアスキルのいくつかを以下に挙げます。

  • ID - Identity and Access Management(IAM)、ロールベース アクセス制御(RBAC)、Google Cloud Directory Sync

  • セキュリティ - 鍵管理、アクセス制御、分散型サービス拒否攻撃(DDoS)、ウェブ アプリケーション ファイアウォール(WAF)など

  • Kubernetes - コントロール プレーン、スケーリング ルール、プロビジョニングなど

  • オープンソース - オペレーティング システム、基盤となる OSS、オープンソース フレームワーク

  • DevOps - 継続的インテグレーション / 継続的デリバリー(CI / CD)、アジャイル、スクラム、迅速なプロトタイピングなど

  • 運用と管理 - セキュリティ情報およびイベント管理(SIEM)インテグレーション、ポリシー、チャージバック、階層など

  • ネットワークの概念とトポロジ - ハブ アンド スポーク、VNET / VPC、相互接続と ExpressRoute、ヘアピニング、高可用性(HA)と障害復旧(DR)、ロードバランサなど

  • データ リポジトリと移動 - BigQuery と Synapse / Redshift、Kafka と DataProc

  • デプロイの自動化 - JSON、Terraform、Git、Puppet、Chef など

  • API - ライフサイクル管理、プロキシ、インテグレーション、セキュリティ

  • AI と ML - 生成 AI、通常の AI、ツール、ML モデリングなど

AWS や Azure のスキルを Google Cloud に対応させるためのコース

Google Cloud Skills Boost は、すでに AWS や Azure でクラウド ソリューションを使用および構築しているプロフェッショナル向けに特別に設計された 2 つの学習プログラムを提供します。これらの学習プログラム内のコースとラボは、Google Cloud と Azure や AWS が提供するサービスの類似点や相違点を理解するのに役立ちます。たとえば、「Azure で行っている作業を Google Cloud で同様に行うにはどうすればよいか」といった質問の回答を得ることができます。さらに、学習プログラムを完了すると、業界で認められている Google Cloud スキルバッジを取得でき、履歴書に記載できます。この学習プログラムは、クラウド プロフェッショナルが Google Cloud Professional Cloud Architect 認定資格を取得するための準備にも役立ちます。

以下のスケッチノートをご参照ください。

他のクラウドの認定資格をお持ちの場合

AWS Solutions Architect Professional 認定資格や Azure Architect Expert 認定資格をすでにお持ちで、Google Cloud Professional Cloud Architect 認定資格の取得を目指す方へのヒントとして、これらのクラウド認定試験の違いを示します。以下の点にご注意ください。

AWS Solutions Architect Professional 認定資格では、通常、AWS サービス、アーキテクチャ、デプロイに関するより実務的な経験が必要です。受験者には、特に AWS を使用したエンタープライズ規模のソリューションの設計と実装の実践的な経験が求められ、試験では、高度なアーキテクチャ概念、高可用性、フォールト トレラント、費用の最適化、AWS での複雑な多層アプリケーションの設計について詳しく掘り下げます。

Azure Solutions Architect Expert 認定資格では、Azure の管理、アーキテクチャ、デプロイに関する豊富な経験が必要です。受験者には、特に Azure を使用したエンタープライズ規模のソリューションの設計と実装の実践的な経験が求められ、DevOps、コードのデバッグ(例: JSON)、ネットワーク セキュリティ、データについて熟知している必要があります。

Google Cloud Professional Cloud Architect 認定資格は、アーキテクチャと業界の一般的な経験に加え、Google Cloud での具体的かつ実践的な経験を証明するものです。受験者には、マルチクラウド環境やハイブリッド環境における多層分散アプリケーションなどのさまざまなソフトウェア開発手法やアプローチに関する経験も求められます。

Google Cloud 認定資格の準備に役立つ無料のリソースPreparing for the Google Cloud Professional Cloud Architect Journey もお見逃しなく。

Google Cloud Professional Cloud Architect 認定試験の詳細と登録については、こちらをご覧ください。マルチクラウドのスキル向上を今すぐはじめましょう。新規ユーザーは 30 日間の無料トライアルで Google Cloud Skills Boost をお試しいただけます。


- スタッフ デベロッパー アドボケイト Priyanka Vergadia
- クルデンシャルおよび認定資格リード Mara Soss

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