Tech Empowerment Day で各種サービスが十分に行き届かない地域の学生が最新テクノロジーを体験
Google Cloud Japan Team
ロサンゼルス郡の各種サービスが十分に行き届かない地域でテクノロジーの魅力を伝え、「Delete the Divide(格差をなくす)」取り組みを支援
※この投稿は米国時間 2024 年 1 月 11 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
10 月 4 日、ロサンゼルス郡はロサンゼルス メモリアル コロシアムにて 2 年目となる Tech Empowerment Day を開催し、Digital Inclusion Week を祝いました。このイベントは、ロサンゼルスが Delete the Divide というスローガンのもと、テクノロジー リソースが不足しているコミュニティを支援する取り組みの一環です。2022 年に Tech Empowerment Day の立ち上げを後援した Google Cloud は、2023 年も主要パートナーとして参加し、学生が最新テクノロジーをじかに体験できるよう支援しました。イベントでは、Google Public Sector などのテック企業が 40 のブースを設け、学生達が自由に巡れるようにしました。
Tech Empowerment Day は、学生、教育者、学校の管理者に刺激を与え、コミュニティに変化をもたらす起爆剤となります。学生達は、ゲーム、サイバーセキュリティ、ソフトウェア開発、拡張現実、AI など、自分が関心のある分野でテクノロジーがどのような役割を果たしているかを探ることができます。一方、教師や管理者は、スキルベースの学習法によって STEM 教育に学生をひきつける方法を学べます。
Google Public Sector のブースでは Google Cardboard のデモを行い、学生と教師の双方にとって効果的な臨場感あふれる授業を教室で展開する方法を紹介しました。Google Cardboard は段ボールとスマートフォンから成る簡素な VR ビューアであり、学生達に楽しみながらテクノロジーを実際に体験してもらうことができます。さらに、自分専用の Cardboard ビューアを自ら作成して家に持ち帰れるという嬉しい特典付きです。学生達が最新テクノロジーで作った作品を持ち帰って家族やコミュニティに紹介することで、「Delete the Divide」への取り組みがさらに認知、推進されることが期待されます。
ロサンゼルス郡の内部サービス部門でディレクターを務める Selwyn Hollins 氏は次ようにコメントしています。「その場でテクノロジーを使って直感的に理解できるため、学生達は目を輝かせながら質問やにぎやかなやりとりを繰り広げていました。学校に持ち帰ったり、自分なりに工夫したりして、今後の進路を決めるきっかけとなることを期待しています。」
ロサンゼルス郡における Tech Empowerment の推進
情報格差コミュニティとは、インターネットにアクセスできない世帯が全体の 20% 以上を占めるような地域を指します。ロサンゼルス郡では、このような地域に 450 以上の学校があります。本イベントを敷居の低いものにするため、郡がイベントの全費用をもち、地元業者が無料で食べ放題の食事を提供しました。Grow with Google は、サイバーセキュリティ、データ分析、デジタル マーケティングなどの Coursera や資格取得クラスを提供しています。2022 年、Google は情報格差コミュニティの障壁を取り除くため、National Digital Inclusion Alliance(NDIA)に 1,000 万ドルを寄付しました。ロサンゼルス郡では、IT 部門で有給インターンを 247 人雇うなど、すでに効果があらわれています。同郡では Google 認定資格取得者に対してより高額な給与を支払っており、やる気のある学生は、セルフペース型の学習を通じて Google 認定資格を 2 か月から半年で取得しています。
Hollins 氏は次のように説明します。「Tech Empowerment Day は、認知向上だけを目的としているのではありません。『道を開けば十分である』との通念がありますが、私たちが目指しているのは『経験を与える』ことです。道が開かれていても、関心がなければ、与えられている道を存分に活かせません。道を開くだけでなく、経験してもらうことが重要なのです。」
「道を開けば十分である」との通念がありますが、私たちが目指しているのは「経験を与える」ことです。道が開かれていても、関心がなければ、与えられている道を存分に活かせません。道を開くだけでなく、経験してもらうことが重要なのです。
ロサンゼルス郡、内部サービス部門ディレクター Selwyn Hollins 氏
障壁を取り払い、未来を形作る
今回のイベントは前回に比べて参加者が倍増し、6,000 人以上の学生が最新テクノロジーを体験しました。ロサンゼルス郡ではこれまでに、各種サービスが十分に行き届かない地域出身の学生インターン 8 人が年収 $67,000~$90,000 の IT 業務に就いています。同郡における年間収入 $50,000 未満の世帯数が約 110 万であることを考えると、この給与は家計を支えるために大きなプラスとなるでしょう。Hollins 氏は、イベント参加者を毎年倍増させることを目標に、影響をさらに広めていきたいと考えています。
ロサンゼルス郡から、Tech Empowerment Day のようなイベントを立ち上げたいと考えている州や自治体へのアドバイスを紹介します。Hollins 氏は次のように述べています。「まずは、パートナーシップに頼るところから始めましょう。Google には、こちらからいろいろ求める必要はありませんでした。他の地域での経験をもとに、Google がアイデアを提供してくれたからです。Google が特別なパートナーである理由はそこにあります。Google は『変化を起こすために、どうやって力になれますか?』と問いかけてくれるのです。」
Google は Tech Empowerment Day で協力できたことを光栄に思うとともに、引き続き、「Delete the Divide」を推進する新たな方法を模索し続けるロサンゼルス郡を支えていきたいと考えています。コミュニティでテクノロジーをあらゆる人にとって利用しやすくすることについてご関心がおありでしたら、Grow with Google をご覧ください。Tech Empowerment Day の様子について詳しくは、2022 年のブログ投稿をご覧ください。
-ロサンゼルス郡、内部サービス部門ディレクター Selwyn Hollins 氏
-Google Public Sector、州政府、地方行政機関および教育機関担当ディレクター Reymund Dumlao



