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Public Sector

パデュー大学: 電気自動車への投資をより公平に

2023年4月14日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 4 月 8 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

米国政府は今後 5 年間で約 75 億ドルを投資して、米国全土でより多くの人が電気自動車用充電器を利用できるようにすることで、気候変動レジリエンスに対応し、大気質を改善しようとしています。しかし、電気自動車用充電器を最も必要としている場所はどこでしょうか。

農村部に位置する多くの郡では、電気自動車の走行距離が増加しているにもかかわらず、公共の充電設備は限られた数しか用意されていません。パデュー大学の共同輸送研究プログラム(JTRP)の研究チームは、農村部のうち電気自動車用充電器の設置に最適な場所はどこなのかを調査しました。JTRP チームは輸送に関する大きな疑問に答えることに通じており、過去の研究実績には、コネクテッド カーおよび自動運転車に関するデータを使用した交通安全および交通信号システムの改善などがあります。

JTRP チームの研究者は、公開データセットと地理空間分析がサポートされているという理由から、まず Google Cloud の BigQueryBigQuery GIS を利用しました。こうしたツールを使用して、JTRP のプリンシパル リサーチ アナリストである Howell Li 氏は、コネクテッド カーに関する 1,840 億件の記録を農村部のものと都市部のものに分割しました。その後、州ごとに電気自動車の 2,400 万マイルの走行を分析し、BEV と HEV の使用状況、占有率、都市間の充電設備が不足しているエリアに関する分析情報を導き出しました。この情報は、政府が最もサービスが行き届いていない地域社会を特定するうえで重要です。

コネクテッド カーに関するデータは、政府機関がインフラストラクチャに投資する際に使用できる優良なデータソースとして注目を集めていますが、そのデータセットは極めて膨大です。

パデュー大学、JTRP ディレクター Darcy Bullock 氏

「BigQuery の公開データセットは、この分析を行うためのスケーラブルなツールを提供してくれます。こうした分析は、コネクテッド カーに関するデータから導き出された高度な分析情報を政府機関が費用対効果の高い方法で活用するうえでの一つの模範になると考えています」と、パデュー大学の JTRP ディレクターである Darcy Bullock 氏は述べています。

BigQuery の公開データセットを活用して分析を行った事例の一つがカリフォルニア州にあります。カリフォルニア州大気資源委員会は、2035 年までにカリフォルニア州で販売されるすべての新車をゼロ エミッションにすることを義務付ける Advanced Clean Cars II 規制を承認する投票を行いましたが、都市部と農村部では、充電スタンドを利用できる機会にギャップが存在しています(以下を参照)。

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左の地図は電気自動車の 1 日あたりの走行距離を示し、右の地図は 1 車両ごとに利用可能な充電器の数を示している。出典: CARTO Map

公開データセットと電気自動車のデータを使用して、研究チームは米国内の電気自動車用充電器の設置が最も有益な地域を紹介しています。「データ分析によると、農村部に位置する郡では、ピーク時に充電プラグを見つけられる可能性がロサンゼルスなどの都市部と比較して 10 分の 1 程度であることがわかっています」とパデュー大学の交通研究エンジニアである Jijo Mathew 氏は述べています。

インディアナ州間高速道路の 15 の出口を特定した調査の結果は、米国全土における新しいレベル 3 DC 急速充電スタンドの配置を決定するために使用される要素の一つであり、国家電気自動車インフラストラクチャ(NEVI)プログラムの一環としてインディアナ州の電気自動車導入計画に組み込まれています。2022 年 7 月、この計画は米国のエネルギー省と運輸省の合同事務所に提出されました。

現在、米国運輸省に電気自動車用充電インフラの展開計画を提案するために、全米の各機関がタイトなスケジュールで奔走しています。現実世界の電気自動車データが入手しやすくなり、そのデータを広く利用できる公開データセットと照らし合わせることが可能になったおかげで、ステークホルダーはデータドリブンな意思決定を行い、数百万ドル規模の公平な投資を行うことができます。

パデュー大学、輸送研究エンジニア Jairaj Desai 氏

JTRP による調査は Google Cloud リージョンで実施されています。これは、調査にかかるすべてのエネルギー使用量が、年間ベースで 100% 再生可能エネルギーと釣り合うことを意味します。JTRP チームは、この調査が米国全土の二酸化炭素排出量の削減に影響を与えることを望んでいますが、Google Cloud リージョンの利用により、その影響度がさらに高められています。

次の画期的な発見を加速させるツールの利用を開始する方法について詳しくは、Google チームまでお問い合わせください。


- Google Public Sector、教育担当戦略および販売リード Chris Daugherty
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