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Public Sector

Gemini for Government: ミッション達成に向けた設計図

2026年6月24日
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Elizabeth Moon

Managing Director, Customer Engineering, Google Public Sector

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※この投稿は米国時間 2026 年 6 月 10 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

公共部門は重要な転換点に差し掛かっています。長年にわたり、組織は AI のパイロット版や試験運用版を試しながら、AI で何ができるかを模索してきました。そして現在、その問いは「何が効果を生み出すか?」へと変わっています。その焦点はもはや仮説ではなく、実質的な生産性の向上、サービスと成果の改善、ミッションの推進を今すぐ 実現することにあります。この転換点に対応するには、強力なモデルだけでは不十分です。公共部門のミッションに求められるセキュリティ、信頼性、スケール、そして費用効率を兼ね備えた統合的なアプローチが必要です。

現在、公共部門の組織は、AI アシスタントや chatbot から本格的なエージェント タスクフォースへと急速に移行しています。ここでは、その具体的な取り組み方についてご紹介します。

統合された基盤の上に構築

AI やエージェントを本番環境に大規模に移行するには、統合に伴う摩擦を取り除く必要があります。Google Cloud は、一つの統合システムとして機能するように設計された包括的な AI スタックを提供しています。私たちは、この統合スタックこそが、エージェントの時代における真の変革の原動力であると確信しています。

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この統合スタックを詳しく見てみましょう。

  • すべての基盤となるのが AI Hypercomputer です。Google の専用インフラストラクチャ基盤は、エージェントの時代の物理特性と規模に合わせて最適化されており、GPU と TPU の両方を搭載しています。私たちは、ポートフォリオへの投資を継続しており、Cloud Next ‘26 では、第 8 世代 TPU のリリースや、クロスクラウド インフラストラクチャのアップデートなど、いくつかの発表を行いました。これには、Fluid Compute、安全なクロスクラウド接続、統合データレイヤ、デジタル主権に関する新しいイノベーションも含まれています。
  • Google DeepMind による研究やフロンティア モデルを提供し、インテリジェンスを迅速かつ効率的に実現します。最近発表された Gemini 3.5 をはじめとする Google の主要モデルに加え、その他のオープンソースやサードパーティのオプションも用意しています。
  • Google の Agentic Data Cloud は、信頼できるリアルタイムの組織の真実とコンテキストに基づいて AI をグラウンディングします。Cloud Next ‘26 で発表された最新の画期的な技術であるクロスクラウドの LakehouseKnowledge Catalog などを活用し、お客様が「行動するシステム」を構築できるよう支援します。
  • Google のエージェント型防御により、コードからクラウドまで、AI のライフサイクル全体をゼロトラスト保護で安全に守ります。エージェントの時代を安全に前進していけるよう、Google は先日 Google AI Threat Defense をリリースしました。これは、AI を利用した脅威がビジネスに影響を与える前に、継続的にモニタリングし、阻止することを目的とした自動セキュリティ システムです。
  • Cloud Next ‘26 において、Gemini Enterprise Agent Platform を発表しました。この包括的なプラットフォームでは、アーキテクチャの厳密性を維持しながらエージェントの構築、スケール、管理、最適化が行えます。モデル選択、モデル構築、エージェント構築の機能に加え、エージェントの統合、開発、オーケストレーション、セキュリティに関する新機能も備わっています。
  • これらすべてが、事前構築済みの専門のエージェントアプリケーションと統合されているため、導入初日から組織を変革することができます。また、Cloud Next ‘26 では、Workspace Intelligence をはじめとする新機能を発表しました。この安全かつ動的なシステムは、Workspace アプリ(ドキュメント、スライド、Gmail など)、進行中のプロジェクト、共同編集者、組織内のナレッジにおける複雑でセマンティックな関係を本質的に理解します。

妥協のないセキュリティと管理を実現

多くの公共部門の組織にとって、セキュリティの確保そのものが任務といえます。ミッション対応の安全な AI というこの新たな時代は、サイロ化されたシステムやレガシー システムを超えて連携できるかどうかによって決まります。IT システム管理者は、組み込みの AI コントロール ダッシュボードを利用できます。組織の AI 環境全体を一括表示し、一元的に可視化、保護、監査することができます。また、Agent Registry により、管理者はアクティブなエージェントとそのグラウンディングされたデータソースを完全に可視化し、あらゆるやり取りが機関のポリシーやセキュリティ要件の厳格なガードレール内に収まることを確保できます。Model Armor は、プロンプト インジェクション、機密データの漏洩、有害なコンテンツに対する包括的な保護を提供します。ゼロトラストの基盤の上に構築された Gemini for Government は、FedRAMP High 認証を取得したセキュリティ機能およびコンプライアンス機能を備えており、Google が基盤モデルのトレーニングに顧客データを使用しないことを明記したデータ プライバシー保証によって支えられています。Google Cloud Next ‘26 では、AI 生成コードを保護し、シャドー AI のリスクを軽減するための新しい開発ツールを発表したほか、Wiz を使用してあらゆるインフラストラクチャで AI とクラウドアプリを保護する方法についても紹介しました。

組織全体でのエージェントのスケーリング

AI の真の可能性を実現するには、ケースワーカー、調査官、アナリストなど、一人ひとりが AI を活用できる必要があります。Google Public Sector は、GenAI.mil にエンタープライズ AI ツールを提供する最初のテクノロジー プロバイダとなり、Gemini for Government を通じて 300 万人以上の民間人と軍関係者を支援しています。最近、GenAI.mil 上の Gemini for Government に新機能として Agent Designer を導入しました。これにより、米国戦争省(DoW)の民間人と軍関係者は、非機密業務をサポートする独自のエージェントを構築できるようになります。

Agent Designer を使用すれば、技術者以外のユーザーでもノーコード インターフェースを通じて自然言語で高度な AI エージェントを構築できます。Google の目標は、組織内のすべてのユーザーが、既存のシステムやエンタープライズ アプリケーションに安全に接続するエージェントを構築し使用できるようにするツールを提供することです。AI とエージェントを使用して、手作業や時間のかかるタスクを自動化し、生産性を向上させ、ユーザーやチームが業務の最も重要な部分に経験と判断力を活かせるようにすることを目指しています。

具体的な ROI の実現

Google の最近の公共部門における AI の ROI レポートによると、エージェント型 AI と生成 AI はすでに公共部門のチームの業務効率化に貢献しています。調査結果では、公共部門のリーダーの 70% が、生成 AI によって生産性が向上したと回答しています。生産性が向上したと回答した人のうち、46% が従業員の生産性が少なくとも 2 倍になったと述べています。これは、応答時間の短縮、公共サービスの効率化、そして全体的な成果の向上に直結します。Gemini Deep Research AgentNotebookLM は、公共部門の業務効率を飛躍的に向上させ、複雑な調査、集中的な作業、分析の実施方法を変革しています。

ミッション達成に向けた設計図

Gemini for Government を利用すれば、AI の検証や試験導入の段階を超えて、実際のアプリケーションやエージェントを大規模に活用できます。重要なのは、テクノロジーを応用して人間の能力を強化し、戦略的な意思決定を加速させ、ミッションを推進させることです。

6 月 11 日に開催される Gemini for Government ウェブセミナーにぜひご登録ください。データ、セキュリティ、統合された AI スタックを活用する方法について、さらに深く掘り下げてご紹介します。組織全体で導入初日からユースケースをスケールすることや、社内の AI 支持者を支援することを検討している場合でも、AI の導入を始めたばかりの場合でも、成果を上げてミッションを推進するための明確な道筋を得ることができます。

- Google Public Sector、カスタマー エンジニアリング担当マネージング ディレクター、Elizabeth Moon

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