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Public Sector

ドイツ銀行、ウェイク テクニカル コミュニティ カレッジ、Google Cloud がノースカロライナ州でクラウド人材パイプラインを構築

2023年1月11日
Google Cloud Japan Team

人材の育成を支援し、地域に存在する高収入の安定した就職先と学生とを結びつける取り組みについて紹介いたします。

※この投稿は米国時間 2022 年 12 月 23 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

世界は人材不足に見舞われており、2030 年までに 10 億人の職に影響が及ぶとされています1。すべてのデジタルスキルにわたって人材が不足する中、クラウドに詳しい人材を獲得する戦いは特に熾烈です。テクノロジー リーダーの 3 分の 1 以上が、「クラウド スキルを持つプロフェッショナルの獲得が最も難しい」と答えています2。ノースカロライナ州でも、こうしたクラウドスキルを持つ人材が不足しており、過去 12 か月でクラウド エンジニアが 5,000 人以上不足している状況にあります3。ノースカロライナ州の主要な雇用主の一つ、ドイツ銀行は、サイバーセキュリティ、データ、クラウド コンピューティングの人材を求めて積極的に採用活動を行っています。

こうしたスキルを持つ人材の育成を支えることを目的として、Google Cloud、ウェイク テクニカル コミュニティ カレッジ、ドイツ銀行は革新的なパートナーシップを結び、ノースカロライナ州における人材パイプラインの構築を支援するとともに、地域に存在する高収入の安定した就職先と学生とを結ぶ活動を行っています。その取り組みの一環として、Google Cloud はウェイク テクニカル コミュニティ カレッジに奨学金を提供して、Google Cloud Skills Boost によるオンデマンドのクラウド学習プログラムを提供します。これには、Associate Cloud Engineer、データ アナリスト、クラウド デジタル リーダーの認定資格取得に向けた 3 つの学習プログラムが含まれます。このトレーニングは、Google Cloud とドイツ銀行が自社の IT 部門を育成するために策定し成果を上げているクラウド学習プログラムをもとにして行われます。ノースカロライナ州で最大のコミュニティ カレッジであり、毎年 7 万人以上の学生が学び、職業教育およびコミュニティの人材需要に長期的な視点を持っているウェイク テクニカル コミュニティ カレッジは、このカリキュラムの実施に最適な機関です。

「ウェイク テクニカル コミュニティ カレッジは、Google およびドイツ銀行とパートナーシップを結ぶことで、クラウド関連のスキルを持つ学生や卒業生に対する高まるニーズに対処します。当校のミッションは、経済的流動性と自己実現を通じてウェイク郡の人々の生活を向上させることにあります。Google とドイツ銀行は素晴らしいパートナーです。両社が協力することで Google Cloud Platform のトレーニングを提供し、学生たちが正式な認定資格を取得できるよう支援しています」と、ウェイク テクニカル コミュニティ カレッジでクラウド コンピューティングのプログラム ディレクターを務める John Wetsch 氏は説明します。

このパートナーシップの開始に当たり、Google Cloud とドイツ銀行の代表者が 11 月 4 日に「Wake Tech Community College IT-READY」というイベントに参加しました。このイベントでは、学生たちはドイツ銀行の幹部と Google Cloud の従業員に会い、ドイツ銀行と Google Cloud の奨学金、実習制度、フルタイム業務の内容を確認する機会を持つことができました。

「ドイツ銀行にとっても、学生の皆さまにお会いし、クラウドに移行しつつある今の金融業界で必要とされるスキルに関するビジョンを紹介し、学生達の目標を知るとともに、学生に対する支援について考えることができ、実に素晴らしい機会でした」と、ドイツ銀行のクラウド学習促進担当リーダーである Eugeny Grebenshchikov 氏は振り返ります。

この取り組みの一環として、ドイツ銀行はメンターシップと採用の機会を提供する予定です。学習期間を通じて、参加するすべての学生にドイツ銀行の専任担当者が対応し、ドイツ銀行が行うイベントの案内、キャリアや採用に関するリソースの提供、広範なテクノロジー コミュニティの紹介を行います。能力開発に加え、学生はこのプログラムを通じてテクノロジー組織の日常について知ることができるため、就職してすぐに仕事に取り組めるようになります。

「ドイツ銀行が持続的変革を行ううえで、特に当行のテクノロジー ハブが置かれているノースカロライナ州のような場所では、人材は重要な要素の一つとなります。この取り組みをウェイク テクニカル コミュニティ大学と始められることを嬉しく思います。イベントでの盛り上がりも本当に素晴らしかったです。学生の成長が待ち遠しいですし、この地域の他の教育パートナーにまで対象を拡大することも楽しみにしています」と、ドイツ銀行の Google Cloud 担当ディレクターである David Jakob 氏は述べています。

今後、Google Cloud とドイツ銀行は、この革新的な取り組みをノースカロライナ州の他の大学に拡大することを計画しています。その際には、対象としてリサーチ トライアングルに焦点を当て、同様のプログラムを他の市場に応用する機会を模索することになります。

参照:

  1. 世界経済フォーラム、グローバルなリスキリングの変革が求められる理由(2020 年 1 月)

  2. Robert Half、クラウド担当者の採用事情(2022 年 3 月)

  3. Lightcast の労働市場データ(2022 年 11 月現在)


- Google Cloud、公共部門カスタマー プログラム担当グローバル運用責任者 Becky Elenez
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