2021 年度教育・研究部門の Google Cloud カスタマー アワード受賞者の発表

Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2022 年 6 月 16 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
今年の教育・研究部門における Google Cloud カスタマー アワードの 7 機関の受賞者を発表いたします。
第 2 回 Google Cloud カスタマー アワードは、新しいアイデアを現実のものにした組織を表彰するプログラムです。世界中から寄せられた膨大な数の応募作品について、Google のエキスパートが独自に審査と採点を行いました。教育・研究部門の受賞者は、Google Cloud のプロダクトとソリューションを使用して、革新的な考え方とインスピレーションに満ちたデジタル トランスフォーメーションを実証しました。
公共部門の受賞者のうち 3 社は、業界別部門の受賞に加え、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン、社会貢献活動、サステナビリティのいずれかの部門で「テクノロジーによる社会貢献のアワード」を獲得しています。
Google Cloud カスタマー アワード受賞者: 教育部門
学習者や教育者がリモートで仕事や勉強をする場合でも、キャンパスに戻ってくる場合でも、クラウド ソリューションは学習とコラボレーションの新しい可能性を切り開くのに役立ちます。


受賞者: Cignition。 Cignition は、Google for Education パートナーです。Cignition は、神経科学と機械学習の研究の助けを得て、データに基づいたゲーミフィケーション方式の個別指導プラットフォームを構築し、小学校から高等学校の生徒までが授業のコンセプトを習得し、数学を楽しめるように支援しています。数学の習熟度は長い間低迷している状態で、十分な教育を受けていない生徒の学力は低下しています。Cignition は、数学のスキルアップに貢献しており、その技術をオンライン ポータルを通じてすべての生徒が簡単に利用できるようにしています。


受賞者: ペンシルバニア州立大学ワールド キャンパス。ペンシルバニア州立大学ワールド キャンパスでは、世界中の学習者がオンラインで授業を受けています。48 人のアカデミック アドバイザーが 1 年かけてワークフローを調査したところ、スタッフは常に同じ質問に対応し、回答のための情報収集に 15 分から 30 分かけていることがわかりました。それで、チームは、人工知能(AI)を使って自動化できるプロセスを特定し、定型的な問い合わせに対応する仮想アシスタントを導入しました。現在、生徒の質問の大部分について、数秒で回答できるようになりました。そのため、アドバイザーは貴重な時間を、援助を最も必要とする生徒に費やすことができます。
Google Cloud カスタマー アワード受賞者: ヘルスケアおよびライフサイエンス
公共部門の各組織は、人々の生活に変化をもたらすブレークスルーを先行して提供しています。研究を進め、普遍的な問題に対してユニークで現実的な解決策を見出すことで、組織は日々ポジティブな影響を与え、未来への模範を示しています。
受賞者: ハーバード大学医学大学院。ハーバード大学医学大学院の研究者たちは、数十億の化学物質をスクリーニングできるオープンソース ツールである VirtualFlow を構築しました。有望な化合物を次々と突き合わせていくのは面倒で時間のかかる作業で、この作業が終わらなければ、臨床試験用の医薬品候補を選択できません。しかし、VirtualFlow はスクリーニングの規模を拡大し、そのプロセスを加速できます。COVID-19 については、研究者は VirtualFlow を使用して新しい治療法の候補を特定し、その結果をインタラクティブなホームページで公開しました。

受賞者: UNC Institute for Trauma Recovery。医療従事者は、自らの仕事上のストレスや困難と病気を区別することが難しい場合があります。UNC Institute for Trauma Recovery の所長である Samuel McLean 博士は、UNC とハーバード大学医学大学院の同僚とともに、Heroes Health アプリを開発しました。このアプリにより、第一線の医療従事者は、毎週行われる簡単な評価を通じて自身の心の健康状態を把握し、症状の重症度を時系列でグラフ化することで健康状態を追跡できます。また、緊急時のサポートやセルフヘルプのためのリンクを通じて援助を受けることができます。
Google Cloud カスタマー アワード受賞者: 社会貢献活動


受賞者: Northwestern Neighborhood and Network Initiative。シカゴ地区では、ノース ウェスタン大学の研究機関である Northwestern Neighborhood and Network Initiative(N3)は、ビッグデータの能力を利用して、地域社会の主な問題に取り組んでいます。社会科学のデータセットが増え続けることが課題になった際に、N3 はデータポータルと BigQuery を使ってデータをデータテーブルに統合し、どこからでもすばやくアクセスできるようにしました。ノース ウェスタン大学は、この功績により「社会貢献アワード」を受賞しました。彼らの取り組みの結果として、より良い知見を得ることができるようになり、コミュニティ パートナーとより効果的にデータを共有できるようになり、近隣で意味のある行動を取るための速度と効率性が向上しました。
Google Cloud カスタマー アワード受賞者: ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン


受賞者: シカゴ大学。シカゴ大学は教育業界部門とダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン部門で受賞しました。シカゴ大学では、表現についての考え方や子どもたちに送るメッセージを変革する機会を見い出しています。同大学の学際的な研究室である MiiE(教育におけるメッセージ、アイデンティティ、インクルージョン)研究室の研究チームは、児童書における人種、性別、年齢の表現を測定し、格差に対処する方法をよりよく理解するためのオープンソースのツールを開発しました。
Google Cloud カスタマー アワード受賞者: サステナビリティ
今回初めて、気候変動という厳しい課題を解決しようとするお客様を表彰する「サステナビリティ アワード」を設けました。これらの組織は、集約されたデータと分析を用いて、より良い世界を構築するために行動を起こしています。


受賞者: カリフォルニア工科大学。カリフォルニア工科大学(Caltech)と Climate Modeling Alliance(CliMA)の科学者からなる受賞チームは、大気の乱流、対流、雲の高解像度シミュレーションを行うための新しい計算ツールを開発しています。
気候シミュレーションは研究者のリスク予測に役立ちます。しかし、雲は気候予測に大きな不確実性をもたらします。雲の不確実性を低減し定量化するために、オープンソースの次世代地球システムモデルを構築することで、カリフォルニア工科大学と CliMA は気候科学に一石を投じ、気候の未来を改善することに貢献しています。
Google Cloud カスタマー アワードの受賞者の皆様は、クラウド テクノロジーを活用して組織のすばらしい目標を達成しています。受賞者の皆様のさらなる成功を願っています。また、Google のお客様ページもぜひご覧いただければ幸いです。世界の多くのトップ企業が、より迅速なイノベーション、よりスマートな意思決定、どこからでもできるコラボレーションを実現するために Google Cloud を利用している理由を紹介しています。
- Google Cloud、エデュケーション ヘッド、Steven Butschi



