コンテンツに移動
Public Sector

研究の新たな基準: カリフォルニア大学リバーサイド校、Google Public Sector を活用して連邦政府の助成金獲得への道筋を確保

2026年4月22日
https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/2024-04-26_CE_CERT_052_original_size.max-2600x2600.jpg
Amanda Stange

Field Sales Manager, Google Public Sector

Dewight Kramer

CISO, University of California Riverside (UCR)

Google AI for Public Sector

Empowering an Adaptive, Responsible, Secure, and Intelligent way forward

Learn more

※この投稿は米国時間 2026 年 4 月 14 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)において、科学の躍進を支える鍵は、仮説を立ててから研究を完成させるまでのスピードにあります。しかし長年にわたり、UCR が「コンプライアンス税」と呼ぶ障壁によって、多くの研究者が連邦政府の助成金獲得を阻まれることがよくありました。技術に関する煩雑な手続き、厳格なセキュリティ、技術的な監視といった負担により、大学側が重要な資金提供を断らざるを得なくなり、イノベーションが始まる前に停滞してしまうことがありました。

こうした機会損失を解消するため、UCR は Google Public Sector と提携し、研究者のためのより安全なコンピューティング環境を支えることに特化した自動化フレームワークである Stellar Engine を導入しました。このテクノロジーを活用して Secure Enclave を構築することで、UCR はコンプライアンスに関する恒常的な負担を、研究者からインフラストラクチャそのものへと直接シフトさせています。

セキュアなイノベーションのスケーリング

Google Public Sector と提携するまで、UCR の機密研究用のインフラストラクチャは場当たり的な構成になりがちで、スケーラビリティに課題がありました。サードパーティ プロバイダが代替手段を提供していましたが、長期プロジェクトでは費用が法外に高くなることがよくありました。変革の真の原動力となったのは、「対応不可能な研究に対応する」という戦略的ニーズでした。これは、極めて厳格なセキュリティ要件を伴う、複雑すぎてこれまでは教員が単独では対応できなかったプロジェクトに取り組む必要があったということです。そこで求められる要件は、連邦政府による標準的な要件をはるかに超えるものです。現在、多くの組織や助成機関は、機密性の高い研究データの完全性を保護するためにこれまで以上に厳格なセキュリティ管理を求めるようになっています。

ソリューション: データのための安全な隔離環境

このギャップを埋めるため、UCR は Google Public Sector と協力して、厳格な境界管理と内部統制の基準を満たすよう設計された、すぐに使用できる専門的なクラウド コンテナを開発しました。この環境の中核となるのは Stellar Engine です。Stellar Engine は、機密データが必要とする複雑なセキュリティ ポスチャーを自動化して適用し、技術的な負担を研究者からインフラストラクチャにシフトします。

Google Cloud は、認証済みのクラウド サービスとゼロトラスト アーキテクチャを通じて、Stellar Engine とその安全な隔離環境の基盤を提供しています。これにより、セキュリティが強化された環境、つまり、最高水準のセキュリティ設定が事前構成され、不要な侵入経路が遮断された「デジタル セーフハーバー」が構築されます。研究者にとって、これは次のようなメリットを意味します。

  • 組み込みのセキュリティ: コンプライアンスに不可欠なクラウド インフラストラクチャの基本制御があらかじめ組み込まれ、検証可能な状態で提供されます。これにより、大学のリソースを組織内部の運用や管理ポリシーの策定に集中させることができます。
  • データ主権: 強固なネットワーク境界により、管理対象非機密情報(CUI)などの機密情報が保護されます。
  • 研究の迅速化: 事前検証済みの環境を用意することで、大きな支援となる資金獲得のチャンスをこれまで阻んでいた技術的な壁を打ち破りました。

UCR の研究能力を加速

このパートナーシップがもたらした最も大きな成果は、UCR の研究能力が根本的に変化したことです。NIST 800-171 および CMMC レベル 2 の管理フレームワークに対応する設計のインフラストラクチャにワークロードをデプロイすることで、以前はリスクやコストの面で断念せざるを得なかったプロジェクトについても、今では自信を持って入札、実施できるようになりました。

技術仕様の改善だけでなく、人を中心とした大きな変革も実現:

  • 教職員の支援: 研究者が IT 面でのハードルに悩まされることなく、コミュニティに貢献する発見に集中できるようになりました。
  • 社会への影響: UCR の設備は、センシティブな作業のための「セーフハーバー」として、公衆衛生、コミュニティの安全、国家安全保障に直接影響する分野の進歩を促進します。
  • 機関としての卓越性: シームレスなコンプライアンスを実現したことで、UCR は、名誉ある国家助成金の獲得を目指す世界中の優秀な人材を惹きつける、最高の研究拠点となっています。
  • スケーラブルなコラボレーション: UCR は、EDUCAUSE などの会議を通して、カリフォルニア大学総長室や、より広範な高等教育コミュニティとこれらの教訓を共有していく予定です。

イノベーションの未来を推進

2026 年に最初の研究チームのオンボーディングを予定するなか、UCR は今後 18 か月間で初期のセキュアなビルドから、さらに堅牢で高度なセキュリティ環境へと進化させていく計画です。

UCR は、単にデータを保護するだけでなく、研究者が次世代の科学的発見を左右するような飛躍的進展に注力するための貴重な時間を確保することに成功しています。

Google Cloud Next '26 に参加し、私たちのテクノロジーが実際にどのように活用されているかをご紹介するのを楽しみにしています。展示会場の Google Public Sector ハブ(ブース番号 7809)にぜひお立ち寄りください。UCR の CIO である Matt Gunkel 氏をはじめとするリーダーによるブレイクアウト セッション「Building the AI-ready and intelligent campus of tomorrow, today」もお見逃しなく。

- Google Public Sector、フィールド セールス マネージャー、Amanda Stange

- カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)CISO、 Dewight Kramer 氏

投稿先