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Inside Google Cloud

「成功を信じてやってみる」お客様の金融包摂の実現を支援する Google 社員へのインタビュー

2022年6月2日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 6 月 2 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

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Google に入社したきっかけを教えてください。

正直なところ、思いがけずチャンスが舞い込んで来たのです。人材派遣会社を通じて Google から連絡を受けたとき、私は事業運営とホスピタリティの理学修士としてニューヨーク大学を卒業したばかりでした。Google は、ホスピタリティを専攻した、採用をサポートできる人材を探していたのです。具体的な職務は、面接を受けるエンジニアの当日のサポートをすることでした。私はチャンスを逃しませんでした。


Google Cloud でのシニア プログラム マネージャーの職務について、もう少し詳しく教えてください。

私は、黒人系の人々が経営するビジネスとともにクラウドを成長させるプログラムのリード プログラム マネージャーを務めています。私たちは、構造的な人種差別に対する取り組みにおいて重要な役割を果たしている金融機関のデジタル化を加速し、金融サービス業界におけるそうした金融機関の存在感を高める目的で、このプログラムを立ち上げました。

私の職務は、お客様と直接連携して、お客様のビジョンの実現のために Google のエンジニアリングやイノベーションを活用することにより、お客様がクラウドをベースにした未来を描けるようにすることです。

私は、Google のミッションとそれを必要としているパートナーをマッチングさせることにより、チームが黒人が経営する 7 つの金融機関を特定でき、Google Cloud に統合およびオンボーディングできたことを誇りに思っています。

たとえば、私たちが連携した First Independence は黒人が経営する銀行で、ミシガン州を本拠地として 52 年間にわたって中小企業を含む地域社会にサービスを提供してきました。私たちはあるデジタル融資プラットフォームと提携して、同行がローンの処理をデジタル化し、それによって顧客が連邦給与保護プログラム(PPP ローン)に基づいて迅速かつ簡単にローン申請を行えるようにしました。新しい技術インフラストラクチャを使用しなければ、処理に時間がかかり、同行の多くの顧客がこの国の(多くの企業にとって不可欠な)支援を得る機会を逃していた可能性があります。

私たちは小さく始めて、取り組みの過程で多くのことを学んできました。今後はプログラムの対象を他の業界に拡大したいと考えています。銀行を一行一行支援することで、持続的な影響をもたらすことができるのです(銀行について詳しくはこちらをご覧ください)。


現在の職務にとって、ホスピタリティのバックグラウンドはどのように役に立っていると思いますか?

私は自分のことを問題解決者と考えるようにしています。非常にありふれた表現ですが、人々と連携して、その人々が最終目標を達成するための方法を見つけ出せるようにサポートすることが好きなのです。

この職務では、金融情報をクラウドに保存することに懸念を抱いているお客様、特に金融機関と連携する必要があります。私はこのようなお客様とやり取りして、コミュニティを支援するというより大きな目標を通じて、信頼を構築することができました。こうした信頼関係を築くことで、お客様は安心感を得ることができるのです。私は銀行口座を持たないコミュニティが金融面の安全を確保し、金融リテラシーを身に付け、次世代へつながる富を築けるよう支援したいと考えています。

現在、私たちの取り組みを耳にした他の業界からも、プログラムの詳細を教えてほしいというお問い合わせをいただいています。


金融包摂を推進する手段として、クラウドが適していると考える理由を教えてください。

私たちはみな、貧富の格差があることや、教育の格差があることを知っています。クラウド テクノロジーは、こうした問題を解決するのに役立ちます。クラウドの規模と柔軟性によって、支援を必要としている人々の生活を、次の世代につながる形で実際に変えられる可能性があります。

私たちは、「ブラック ライブズ マター」の声を上げたり、個人名を挙げたり、T シャツを着たりするだけでなく、組織が影響力を拡大し、コミュニティに対して充実したサービスを提供できるよう支援することに焦点を移すことができます。


Google での経験について教えてください。

ここで TVC としてのキャリアを開始して、常勤者になることを希望し、パンデミックの直前に職務に就き、昨年昇進しました。自分でもまだ信じられません。

私は、考え方の異なる企業で働くことはできません。「うまくいくまでは、うまくいっているふりをする」タイプではなく、非常に正直で率直な人間なのです。私は Google を、根本的に素晴らしい企業だと思っています。


仕事に対してパッションを持っていたいと考える人々に対するアドバイスはありますか?

成功を信じて、ひとまずやってみることです。私は素晴らしいマネージャーに従ってこの職務に就き、チャンスを掴めたことを非常に嬉しく思っています。


- Google Cloud コンテンツおよび編集担当編集長
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