GKE Autopilot と Migrate for GKE でアプリケーションの移行を自動化

Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2021 年 9 月 18 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
今日、デベロッパーの多くは、新しいグリーンフィールド アプリケーションを Google Kubernetes Engine(GKE)上で開発およびデプロイしています。その理由はシンプルです。GKE は、スケーラビリティとセキュリティに優れ、非常に使いやすいからです。
一方で、興味深いことに GKE はブラウンフィールド(既存)のワークロードの実行にも頻繁に使用されています。その一例が、仮想マシンに以前にデプロイされていたアプリケーションです。
企業が VM からコンテナにワークロードを移行する理由として、次のようなものがあります。
アジリティの向上
ライセンス費用と運用費用の削減
サポートが終了するオペレーティング システムからの移行
その他
このブログでは、仮想マシンで実行しているワークロードを取得して Kubernetes に移行する最も簡単な方法について説明します。
最新バージョンの Migrate for GKE を利用すれば、お客様は複数の異なる VM プラットフォームのいずれかから GKE Autopilot にアプリケーションを移行できます。このシナリオでは、自動移行プロセスとマネージド Kubernetes クラスタの両方のメリットを得られます。これら 2 つのテクノロジーを組み合わせることにより、レガシー アプリケーションのモダナイズとホスティングに付随する手作業でのプロセスが大幅に削減されます。
GKE Autopilot とは
GKE Autopilot とは GKE クラスタ向けの運用モードで、Kubernetes クラスタの実行にともなう管理オーバーヘッドを大幅に削減します。
GKE Autopilot クラスタは数回クリックするだけで作成できます。作成されたクラスタは、最適化された構成で事前に構成済みのため、本番環境のワークロードにもすぐに使用できます。この単純な構成は、クラスタとワークロードのセットアップとセキュリティに関する GKE のベスト プラクティスと推奨事項を遵守しています。
クラスタのデプロイ後は、継続的な管理の多くが Google Cloud にオフロードされます。たとえば、ニーズの増大に対応するためのワーカーノードのスケーリングについて心配する必要はもうありません。GKE Autopilot が必要に応じて自動でスケーリングするからです。料金は、実際に消費するリソース、メモリ、CPU に対してのみ発生します。一方、標準モードの GKE クラスタでは、実際の使用にかかわらず、プロビジョニングしたノードに料金が発生します。
GKE Autopilot について詳しくは、こちらのドキュメントまたは動画をご覧ください。
Migrate for Anthos and GKE とは
Migrate for Anthos and GKE は Google Cloud の無料ツールで、仮想マシンから Kubernetes へのワークロードの移行を自動化します。ソース VM は、VMWare や AWS、Azure、Google Cloud でオンプレミスで実行できます。
ターゲットに設定されたワークロードが適切かどうか確認できるように、Migrate for GKE には適合性評価ツールが用意されています。このツールは、特定の VM を検査して、対象のアプリケーションの移行への適否についてレポートを作成します。計画のベスト プラクティスについて詳しくは、ドキュメントをご覧ください。
Migrate for GKE は VM を自動的に検査し、アプリケーションの実行に必須のコア コンポーネントを抽出します。VM の検査が終了すると、Migrate によって Dockerfile、Docker イメージ、Kubernetes Deployment YAML が作成されるため、お客様はアプリケーションをシームレスにデプロイできます。
Migrate for Anthos and GKE のコア機能については、こちらの動画でその概要をご覧ください。
GKE Autopilot と Migrate for GKE の併用
Migrate for Anthos and GKE 1.8 のリリースにより、権限昇格の不要なコンテナを作成できる新機能が公開プレビューでリリースされ、GKE Autopilot クラスタにこのようなコンテナをデプロイすることが可能になりました。さらに、Migration YAML ファイルの 1 行だけでこの新機能を有効化できます。
移行プランを作成したら、あとは spec セクションで v2kServiceManager を true に設定するだけです。
例:
v2kServiceManager 変数を設定することで、GKE Autopilot をさらに変更しなくても生成されたコンテナをデプロイできます。また、このコンテナは Cloud Run にもデプロイできます。さらに、Standard モードの GKE クラスタでも機能します。
Migrate for Anthos and GKE と GKE Autopilot の組み合わせのデモは、次の動画をご覧ください。

- Cloud デベロッパー アドボケイト Mike Coleman




