Google Gen AI SDK for Kotlin 1.0 の発表: Gemini への慣用的なマルチプラットフォーム アクセス

Guillaume Laforge
Developer Advocate
※この投稿は米国時間 2026 年 9 月 4 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
Kotlin アプリケーションに最新の生成 AI 機能を統合するのに、低レベルな HTTP クライアントを操作したり、異なる Java ライブラリを連携させたりする必要はありません。このたび、Google Gen AI SDK for Kotlin(google-genai-kotlin)のリリース 1.0 が公開されました。GitHub の googleapis/kotlin-genai で、コードを詳しく調べ、実行可能なサンプルを試し、プロジェクトにスターを付けることができるようになっています。
Kotlin マルチプラットフォーム(KMP)ライブラリとしてゼロから構築されたこの SDK は、JVM(バックエンド サービス、サーバーレス関数、デスクトップ)と Android の両方をターゲットとするデベロッパーに、慣用的な Kotlin パラダイム(ファースト クラスのコルーチン、非同期 Flow ストリーミング、名前付きパラメータとデフォルト パラメータを持つ不変データクラスなど)を提供します。
この SDK では、Gemini Developer API(Google AI Studio)と Gemini Enterprise Agent Platform(Google Cloud)の両方を操作するための統合サーフェスが提供され、構成の調整は最小限で済みます。
1. はじめに: 依存関係を追加する
SDK は、Maven Central の com.google.genai:google-genai-kotlin で公開されています。
Kotlin マルチプラットフォーム(KMP)
マルチプラットフォーム アプリケーションの場合は、commonMain ソースセットに依存関係を追加します。
標準の JVM プロジェクト
単一プラットフォームの Kotlin プロジェクトの場合、Gradle は Gradle Module Metadata を介して最適なバリアントを自動的に選択します。
2. 単項およびストリーミングのテキスト生成とチャット
プライマリ エントリ ポイントは Client クラスです。環境変数(Google AI Studio の場合は GEMINI_API_KEY または GOOGLE_API_KEY、標準の Google Cloud アプリケーションのデフォルト認証情報の場合は GOOGLE_GENAI_USE_ENTERPRISE=true)に基づいて、HTTP 接続と認証を自動的に管理します。
Gemini Flash を使用した単一プロンプト リクエスト
Kotlin の use 拡張機能を使用すると、クライアントの基盤となるネットワーク エンジンと HTTP 接続が確実に解放されます。
コルーチン Flow による低レイテンシ ストリーミング
インタラクティブな UI やレスポンシブな CLI ツールの場合、generateContentStream はコールド Kotlin コルーチン Flow<GenerateContentResponse> を返し、トークン チャンクをリアルタイムで提供します。
マルチターンの会話(チャット)
リクエスト ターンをまたいで会話履歴を手動で管理するのは煩雑な作業になることがあります。SDK には、コンテキストの維持、ターンの追加、会話履歴のフォーマット、関数呼び出しの処理を自動的に行う専用の chats サービスが含まれています。
chat.sendMessageStream(...) を使用して、マルチターン チャット レスポンスをストリーミングすることもできます。
3. Google 検索でグラウンディングされたマルチモーダル分析
Gemini のマルチモーダル推論は、外部検証と組み合わせると特に効果的です。たとえば、技術、医療、科学に関する図を分析する場合、Google 検索のグラウンディングをアタッチして、事実に基づく主張をライブのウェブソースと照合できます。
4. ビジュアル生成と会話型編集: Gemini 3 画像ファミリー
この SDK は、Google の最新の画像生成モデル(リーダーボードでは Nano Banana シリーズのモデルとして広く知られています)を完全にサポートしています。
画像の生成と保存
生成された画像バイトは、レスポンスの一部で Blob として直接提供されます。
画像から画像への会話型編集
同じリクエストで、既存の画像と会話型の編集指示を渡すことができます。
5. Gemini Live とのリアルタイムの双方向インタラクション
低レイテンシの音声、オーディオ、ライブのマルチモーダル インタラクションの場合、SDK は client.live.connect(...) を使用した永続的な WebSocket 接続を介して Gemini Live API をサポートします。
6. 構造化されたツールと関数呼び出し
エージェント ワークフローを構築する場合や、LLM をバックエンド マイクロサービスと連携させる場合、デベロッパーは FunctionDeclaration を介して構造化 JSON スキーマを渡すことができます。モデルは、ツールを呼び出すタイミングをインテリジェントに選択します。
さらに、チャット サービスを使用する場合は、自動関数呼び出し(AFC)を利用できます。つまり、次の例に示すように、チャットの会話で宣言された関数を、SDK がユーザーに代わって自動的かつ透過的に呼び出すことができます。
次のステップ
Google Gen AI SDK for Kotlin のリリース 1.0 により、バックエンド サーバー エコシステム(Ktor、Spring Boot、Quarkus、Micronaut)とモバイル アプリケーションの Kotlin デベロッパーは、生成 AI アプリケーションを構築するためのクリーンなマルチプラットフォーム基盤を手に入れました。
詳細と利用方法については、以下のリソースをご覧ください。
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GitHub リポジトリ: ソース、スター、ディスカッションは github.com/googleapis/kotlin-genai でご確認ください。
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ドキュメントとサンプル: Kotlin 生成 AI サンプル スイートをご覧ください。
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フィードバック: 問題の報告、機能の提案、pull リクエストの送信を GitHub で直接行っていただけます。
Kotlin と Gemini を使用して、皆様がどのようなものを構築されるか楽しみにしております。
- デベロッパー アドボケイト、Guillaume Laforge


