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デベロッパー

データレイヤの有効化によるプロダクション レディな AI の実現

2026年4月17日
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Gleb Otochkin

Cloud Advocate, Databases

※この投稿は米国時間 2026 年 4 月 3 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

生成 AI を使用したアプリケーションやシステムとそれらがもたらす新たな機会について議論する際、データはエコシステム内で代替不可能なコンポーネントとして位置づけられます。具体的には、企業が日々収集、保持、使用しているデータが該当します。このデータは、アプリケーション、分析、ナレッジベースなどの支柱として機能します。データの保存と操作にはデータベースが使用されます。AI を活用したイニシアチブや新しいアプリケーションのほとんどは、このデータレイヤを使用することになります。

では、AI システムでデータを使用するにはどうすればよいでしょうか。Google データベースでデータを準備して AI モデルに使用する方法を解説するラボをいくつかご紹介します。

セマンティック検索: データベース内のテキスト エンベディング

はじめに、セマンティック検索用のデータを準備して最初のテストを実行し、セマンティック検索の結果に基づいて生成 AI モデルの回答をグラウンディングすることで回答を強化します。グラウンディング データは、RAG(検索拡張生成)の基盤となります。その後、最新のインデックス作成手法を使用してエンベディングをインデックス化することで、検索のパフォーマンスを向上させることができます。

そのための選択肢の一つとなるのが Google AlloyDB データベースです。AlloyDB は AI モデルと直接統合されており、要求の高いワークロードにも対応できます。次のラボでは、AlloyDB クラスタの作成、サンプルデータの読み込み、エンベディングの生成から、それらのエンベディングを使用して生成 AI モデルから拡張回答を生成するまでのすべての手順を説明します。

AI の統合は AlloyDB に限定されません。すべての Google Cloud データベースに AI が統合されており、セマンティック検索用のエンベディングの生成や利用が可能です。たとえば、Cloud SQL を使用している場合は、既存の PostgreSQL または MySQL インスタンス内で直接、セマンティック検索用のエンベディングを生成して使用することもできます。

次の 2 つのラボは上で紹介したラボとよく似ていますが、Google AlloyDB for PostgreSQL の代わりに Cloud SQL for PostgreSQL と Cloud SQL for MySQL を使用し、モデルの回答のグラウンディング エンジンとしてセマンティック検索を使用します。SQL 言語やデータベース エンジンの違いにより、一部の手順は異なりますが、主な考え方は同じです。つまり、データを使用してモデルの回答をグラウンディングし、出力を改善します。

テキストデータを使用したセマンティック検索は、回答の信頼性と有用性を高めるための基礎となる重要な機能の一つですが、Google の生成 AI モデルが提供できる機能はそれだけにとどまりません。次に、マルチモーダル検索を紹介します。

マルチモーダル エンベディング: 検索に画像を取り入れる

現実の世界では、当然のことながら視覚を含むすべての感覚を使って周囲の世界を評価します。Google のマルチモーダル エンベディング モデルは、理解のレイヤをさらに追加し、テキストだけでなく画像にもエンベディングを使用することで検索を改善します。

次のラボでは、AlloyDB に格納され、Google Cloud Storage の画像で補完された商品のカタログを使用します。このラボでは、テキストの説明と画像の両方をセマンティック検索に使用します。テキストと画像を相互に補完または置換させることで画像入力に基づく検索を自然に回答に組み込む方法を示します。

RAG と検索に利用できるツール全般について理解するにはデータを準備して最初の一歩を踏み出すことが重要ですが、Google はデータの準備なしで AI との直接的な統合によってデータ分析を行う機能を提供しています。

AlloyDB AI 関数と再ランキング

Google AlloyDB データベースは、データの準備なしで一部の AI 機能を使用できる追加の AI 統合を備えています。たとえば、AI.IF 関数を使えばセマンティック検索を即座に実行できます。この関数は、自然言語クエリを使用して感情の評価や列のデータの比較を行い、クエリ条件でフィルタリングされた結果を返します。また、検索出力にランキング関数を適用して、最終的な結果を改善することもできます。以下のラボで新しい機能を試して、ご自身のユースケースに役立つかどうか感想を聞かせてください。

ところで、SQL にあまり詳しくない人や、データベースのデータ構造に慣れていない人はどうすればよいでしょうか。そうした人に対応するのが AlloyDB NL2SQL です。

AlloyDB AI の自然言語を使用して SQL を生成する

AlloyDB の「alloydb_ai_nl」拡張機能を使用すると、すぐに利用できるデフォルトのメタデータに基づいて SQL クエリを生成できるだけでなく、自動またはカスタムのコンテキストを構築して、クエリ生成機能を最大限に活用できます。

NL2SQL 関数は、テーブルの実際のデータサンプルに基づいて、データ構造、テーブル間の関係、メタデータを記述するレイヤを追加できます。データ自体を損なうことなく、AI モデルが最適なクエリを構築する方法を理解するのに必要な情報を提供します。次のラボでは、新しい機能の使用を開始し、データスキーマに基づいて最初のクエリを生成する方法を説明します。

テストから本番環境へ

これらのラボは、Google の Google Cloud でのプロダクション レディな AI プログラムの「データ基盤から高度な RAG へ」モジュールの一部です。Google Cloud のサービスとツールが提供する AI 機能を導入するのに役立つ他のモジュールもご確認ください。これらのモジュールが、最新のテクノロジーの可能性を最大限に活用した高品質なアプリケーションの構築に役立つことを願っています。

また、AlloyDB と Cloud SQL のリリースノートにもご注目ください。エンジニアリング チームは、新機能と改善に取り組んでいます。無料試用をお楽しみください。

- データベース、Cloud アドボケイト、Gleb Otochkin

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