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顧客事例

株式会社ライスカレー: 少人数でのマーケティング プロダクト開発を支える Google Cloud の活用術

2023年12月18日
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Google Cloud Japan Team

編集者注: Google Cloud を利用する企業のリーダーの皆様にお話を伺い、想いを語っていただく Google Cloud Leader’s Story。連載 13 回目となる本記事では、株式会社ライスカレー(以下、ライスカレー)のエンジニアリング リードである金山健氏に、マーケティングツール開発にあたっての思いや、少人数の開発チームで Google Cloud のマネージドサービスを利用する利点などについて、お話をお伺いしました。


“次の時代のコミュニティを創っていく。” というビジョンを掲げ、コミュニティ データを活用したサービスを提供するライスカレー。ここでは、プロダクトのエンジニアリング リードである金山建氏にお話を伺いました。

利用しているサービス:Cloud Run, Google App Engine, Cloud Functions, Cloud SQL, BigQuery など

“コミュニティ データ” を活用するためのマーケティング プロダクトを開発

ライスカレーで現在エンジニアリードを務める金山氏。マーケティングの職務経験もあり、そこで得た深いドメイン知識を、プロダクト開発や企画業務にも役立てています。”株式会社ライスカレー”の社名の由来は、創業者である大久保遼氏が、 SNS のクチコミの威力に着目したことにあります。創業当時、 Google 検索で「ゴッホ」と検索すると、画家のゴッホの絵画などが表示される中、 Instagram で同様の検索を行うと、下北沢の「ゴッホ」というカレーライスのお店が上位に表示されていました。このことから、SNS は、Google 検索など従来の検索ツールやメディアとは異なる性質を持つのではないかと考えました。SNS のデータを有効活用することで、今までとは異なるアプローチで、企業や商品の認知度や売上を高めることができると信じ、ライスカレーを設立しました。

ライスカレーでは、SNS、チャット、e コマース、メディアなど、コミュニティに関する様々なデータをコミュニティ データと定義しています。ビッグデータとは異なり、絞られた (Focus) 、深い (Deep)、頻繁に更新される (Velocity) データであると言います。コミュニティ データの活用方法として、金山氏は次のように語ります。

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「コミュニティ データを活用することで、今まで感覚ベースになっていた業務をデータドリブンに行えるようになります。例えば、”特定のインフルエンサーについて、この人が PR をすると、初回受注はいいものの、解約率が高く、結局 LTV が低くなる”など、より深いインサイトを得て、実際のマーケティング業務にデータを活かすことができるようになります。」

これまでは、このようなコミュニティ データの活用を SNS の運用支援を通して行っていましたが、現在では、お客様自身でこれらのデータの分析や活用を行うことができるよう、マーケティング プロダクトの開発にも力を入れています。

マネージドサービスをフル活用しながら、少人数で開発

ライスカレーでは少人数でプロダクト開発を行っており、少数精鋭での開発を円滑に行うためにはマネージド サービスの活用が必須であると金山氏は話します。

サービス開始当初から BigQuery を採用し、事業の軸となるコミュニティデータの分析 / 活用を行っています。

「SNS の分析となると、データ量が膨大になります。BigQuery は、データ量が増えたとしても、特に追加の運用をすることがなく、高いパフォーマンスを提供してくれるので、かなり助かっています。また、ストレージの価格も安価なので、とりあえず困ったらデータを BigQuery にいれておくようにしています。これにより、例えば将来新たな分析手法や切り口が出てきたとしても、対応ができるようになります。」

また、今後のサービスでは Cloud Run を中心として採用し、アプリ基盤におけるコンテナのポータビリティやデプロイの速さを重視していくと金山氏は語ります。

「以前は App Engine を使っていたのですが、ローカルの開発環境と商用環境で設定差分が生じることが多く、苦労していました。今はローカルでの開発に Docker を使うようになったので、それに合わせて Cloud Run を導入しました。同じコンテナなので、商用と開発環境で環境差分が少ないのがとても助かっています。また、アプリをデプロイしてみて、クイックに動作確認を行うケースが多いのですが、Cloud Run にしてから、デプロイ速度が速くなったのも、大きなメリットと感じています。」

更には、運用観点でも Cloud Run のメリットがあると話します。

「弊社では実質エンジニアの稼働が 2.5 人分ぐらいしか確保できないので、可能なところはマネージド サービスを利用するようにしています。運用も楽ですし、セキュリティ面でも考慮すべきことが減ります。これによりコーディングに集中する時間をより確保できるようになります。人数が少ないからこそ、クラウドに上手く頼りながらエンジニアの生産性をあげることが重要だと思っています。」


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株式会社ライスカレー
2016年設立。コミュニティデータを活用したサービス提供企業。コミュニティデータを収集・分析・活用するためのクラウドツール「CCXcloud」や、コミュニティデータを活用したマーケティング関連ソリューション・ブランド、メディアに関連する各種サービスを提供している。

インタビュイー
株式会社ライスカレー
テックリード 金山健

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