顧客事例

Google Cloud と協力して市民サービス向上に取り組むシカゴ運輸局

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※この投稿は米国時間 2020 年 3 月 11 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google Cloud は、イノベーションや広範なデジタル トランスフォーメーションを可能にする効率化を組織が推進できるよう支援することを、大きな目標としています。長年のお客様であるシカゴ運輸局(CDOT : Chicago Department of Transportation)も、そうした支援のもとで、SADA と協力して dotMaps アプリケーションを開発しました。dotMaps は、Google Cloud と Google マップを連携させて使用し、複数のデータ ソースを取り込んで、CDOT の新しいウェブサイトである ChiStreetWork を支える機能を果たします。この公開ウェブサイトは、「いつどこで特別なイベントが行われるか」や「道路の改修や建設プロジェクトが日々の通勤の交通パターンにどのように影響するか」など、シカゴ市民への多種多様な情報提供に役立っています。

シカゴは米国で最も人口密度が高い地域の 1 つで、イリノイ州民のほぼ 4 分の 1 が同市に住んでいます。同市の延べ数千マイルに及ぶ舗装道路や街路では常にどこかで工事が行われており、そうした市内の交通は CDOT が管理しています。ロラパルーザ(ロック フェスティバル)や聖パトリックの日(3 月 17 日)のパレードのような毎年恒例のフェスティバル、有名なシカゴのブロック パーティなど、多くのイベントが道路の混雑に拍車をかけています。

CDOT は、市内のすべての交通データをシカゴ市民がすぐに入手できるソリューションを必要としていました。さらにこのソリューションは、市の全部署における市民向け業務の説明責任と透明性を向上させることも求められていました。こうした要望を受けて開発されたソリューションが ChiStreetWork です。この先進的なウェブサイトは、カスタマイズされた気象モデルがあられを伴う嵐や気温の大きな変化を予測するのと同じように、交通のパターンや混乱を予測します。

ChiStreetWork では、予定されている道路工事や生活基盤プロジェクトのデータに加えて各種の道路閉鎖情報も統合されているため、市民はイベントの開催日や開催場所を調べ、CDOT から得られる道路使用許可の詳細(車線の閉鎖や許可時間など)を確認することができます。また、このサイトはバスの運行ルートや、駐車への潜在的影響、変更された自転車ルート、高架橋の高さ、赤信号カメラの設置場所といった情報も提供します。

住民や訪問者は、使い慣れた Google マップのインターフェースを用いて、近所や職場といった目的のエリアを登録し、どのような公共事業やイベントの情報を(どのような頻度で)入手したいかを指定できます。これにより、近所で行われる道路関連事業などに関する新たなレベルの透明性が得られます。

ChiStreetWork を導入することで、CDOT はオフィスへの通話を減らし、リソースをより有効に活用できると同時に、より高い透明性のもとで市民に情報を提供できるようになりました。

「以前はオフィスによく電話がかかってきました。何が行われる予定なのか、市民にはわからなかったからです。誰かがブロック パーティを開こうとしていると、水管理部門の委託業者が道路を掘り返しにやって来る、といったことが起こっていました」と、CDOT の副局長を務める Michael Simon 氏は振り返ります。「ChiStreetWork はもっとユーザーフレンドリーで、すべてのイベントと事業プロジェクトを調整します。新しい購読機能により、住民は必要な情報が簡単に手に入るようになりました。われわれが提供する情報は、前例のないレベルに可視化されています。」(Simon 氏)

ChiStreetWork は、Google Cloud、Collins Engineers、SADA のコラボレーションによって刷新されました。Google Cloud の最も古くからのパートナーである SADA の専門ノウハウは、お客様のユニークなニーズに合わせてソリューションを構築してきた長年の経験に基づいています。

「私たちはさまざまなベンダーを評価し、そのうえで、Google Cloud の柔軟性、拡張性、スピードが最も気に入りました。市の仕事はときに官僚的な手続きを必要としますが、私たちは Google Cloud と連携して新しいツールとプロセスを迅速に導入し、適切な情報を市民にリアルタイムに提供できるようにしました。Google Cloud と一緒に取り組むことで、私たちは AI を含む将来のテクノロジーを視野に入れて前進できています。」(Simon 氏)

CDOT のような公共機関と協力し、業務変革によって市民サービスの向上を図る公共部門のお手伝いをすることは、私たち Google Cloud にとって刺激に満ちています。私たちは州や地方のお客様と引き続き協力しながら、私たちの技術が地域社会にプラスの影響を与え、重要な情報へのアクセスを住民に提供する方法を開拓していくことを楽しみにしています。Google Cloud における公共部門への取り組みの詳細はこちらをご覧ください。

- By Todd Schroeder, Director, Public Sector Digital Strategy, Google Cloud